現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.07.06更新

解体工事時の養生の重要性について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体現場の前を通りかかったとき、必ず目にする「養生シート」。見慣れた風景かもしれませんが、実は解体作業において極めて重要な役割を果たしているのをご存じでしょうか。今回は、粉塵・騒音などの被害を最小限に抑える役割を持つ養生シートが、業者の技術力や誠実さを測る一つの判断材料にもなる点について、解体について詳しく知らない方でも納得できるように詳しく解説していきます。

【養生シートは“見えない守り”】

解体作業では、建築物を壊したときに大量の粉塵や破片が飛散し、近隣の家の洗濯物や車、自転車などに付着することがあります。それだけでなく、通行中の人々が埃を吸い込んで体調を崩すリスクも。これらを防ぐため、解体範囲を囲むようにシートで覆うことで、被害を最小限にまで抑えることができます。

また、騒音対策も重要です。解体作業では重機の稼働音や瓦礫の落下音がどうしても発生しますが、多くの養生シートには遮音性を備えた防音材が使用されており、騒音レベルを軽減し、近隣住民への影響を和らげます。

このように、粉塵や騒音といったトラブルに対応するだけでなく、「丁寧な施工をしている」という印象を与える働きもあるのです。

【シートの種類と用途に応じた使い分け】

・防音、遮音シート

主に住宅密集地や大きな音が出る作業現場で使われます。コンクリートを壊す際の大音量を抑える効果があり、厚みや密度が増すほど遮音性能が向上します。通常は厚さ0.5~1.0ミリほどのビニル素材で、騒音軽減に効果を発揮します。ビル解体などではさらに密度が高い防音パネルが用いられます。

・防炎、防火シート

金属切断時に飛び散る火花や高温物質から周囲を守ります。中には800℃近くまで耐える製品もあり、消防庁認定の防炎ラベル付きで、安全管理の一環として使用されます。素材にはポリエチレン、塩ビ、ポリエステルなどがあります。

・メッシュタイプの養生シート

強風地域では風を通しやすいメッシュ構造が重宝されます。風の影響で足場が倒壊するリスクを減らしつつ、粉塵や小規模な火花は防げます。ただし、製品によっては防炎性能がない場合もあるため、選ぶ際には用途や現場条件に注意しましょう。

【サイズやコストについて】

養生シートは一般的に縦1.8m×横3.6m(「一間二間」)、あるいは1.8m×5.4m(「一間三間」)が多く、1枚あたり約1,500円前後。消耗品扱いで、解体10棟をこなす現場なら月に1~2回は張り替えが必要になります。延床30坪程度の住宅では、片面あたり15~20枚使用されるのが標準です。

この消耗費用は見積価格に大きく影響します。あまりにも高い見積もりには、こうした資材消耗が激しい見積り内容(=扱いが雑、現場管理が杜撰)になっている可能性があります。

【養生シートは法律で“義務化”されているのか?】

結論から言えば、「養生シートは必ず設けなければならない」と法律で定められてはいません。冷却水の散水、吸引装置の併用などで粉塵を抑える方法をとっていれば、シート必須の規定はありません。

また、騒音に関しても「騒音規制法」で定められた環境基準以下であれば、防音シートなしでも違法とはされません。特に木造住宅の解体では騒音が基準内に収まるケースが多く、クレームがあっても法的措置は難しいのが実情です。

【良い解体業者の見分け方は“養生の質”で判断できる】

ポイント① 破れたまま放置していないか?

破れたほうき養生を使い続ける業者は、メンテナンスや安全管理に無頓着な可能性大。破れた部分から粉塵が漏れたり防音機能が落ちたりするだけでなく、瓦礫が引っかかって事故につながるリスクもあります。

ポイント② 社名入りプリントのシートなら経営安定&経験豊富の証
オリジナルの養生シートは、通常の無地よりコストがかかるため、余裕ある会社しか導入しません。現場で会社名が見えることで、「我々は責任を持って施工します」という姿勢の表れでもあります。

ポイント③ 設置方法まできちんとしているか?

シートの上下逆さ貼り、隙間だらけ、足場とのズレなどがあれば、雑な仕事が垣間見えます。逆にきれいに張られていれば、現場管理がしっかりしている証拠。足場よりシートが低い、ゆるんでいる、風で捲れている…という状態はNGです。

ポイント④ 足場の高さと固定状態

足場より高く張られていないと、そもそも粉塵や騒音を遮れません。また強風時にめくれないよう、しっかりと固定されているか確認しましょう。不安定なら、設置の質そのものが問われます。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、養生シートの役割と、その設置の仕方による優良な解体業者の見分け方などについて解説いたしました。養生シートの設置は法律上の義務ではありませんが、トラブル防止や近隣配慮には不可欠です。外からは見えづらい解体作業でも、「養生=隠れたクオリティのバロメーター」です。現場を通りかかった際、ちょっと立ち止まってシートを観察すれば、その業者が本当に信頼できるのかが見えてきます。依頼前に確認をすることで、あなたの住環境や近隣関係を守る安心な工事が期待できるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

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    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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    解体工事完工

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。