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2025.07.01更新

解体工事で発生するゴミの処分方法と注意点

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。住宅の解体作業を行うと、屋内に置かれていた家具・家電、小物類に加え、解体された建材の破片など、多種多様な廃棄物が発生します。これらのゴミは、「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2つに分類され、それぞれで適切な処分方法が異なります。特に一般廃棄物については、自分自身で処理できる場合もありますが、種類ごとにルールが定められているため、事前の確認が重要です。今回は、解体工事時に出るゴミの種類別処理方法や注意すべき点を分かりやすく解説し、円滑に片付けを進めるためのヒントを紹介します。

【解体工事で出るゴミの種類と分類】

住宅の取り壊しに伴い発生する廃棄物は、基本的に「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に区分されます。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

・一般廃棄物とは

一般廃棄物とは、家庭から日常的に出るゴミのことを指します。例えば、可燃ごみ・不燃ごみ・缶・ペットボトルなどが該当し、通常は自治体が定める収集日に所定の場所に出すことで処分が可能です。ただし、自治体によって分別ルールが異なるため、住んでいる地域の指示に従う必要があります。

このような家庭ゴミの収集は、市区町村から許可を受けた事業者によって行われており、無許可の業者に委託するのは法律上問題となるケースもあります。

・産業廃棄物とは

一方、解体工事のような事業活動によって排出されるゴミは、産業廃棄物に該当します。こちらは、建設業者などの工事請負業者が責任を持って処理するもので、施主が自ら処理を行う必要は基本的にありません。

なお、産業廃棄物の処理を行う業者には、都道府県知事の発行する「産業廃棄物処理業」の許可が必要です。適切な業者に任せることで、法令を守った安全な処理が実現されます。

【処分方法の選択肢とポイント】

解体作業で出たゴミの処分には、自分で処理する方法と業者へ委託する方法があります。状況に応じて、コストと手間を天秤にかけて判断することが求められます。

・自分で処理する場合

一般家庭から出る廃棄物であれば、自分で分別してゴミ出しをすることが可能です。特に可燃ゴミや資源ゴミなどは、自治体の回収日に合わせて出すことで無料で処分できます。ただし、粗大ゴミや家電製品は有料になる場合もあるため、事前に自治体の公式サイトや窓口で確認しておくと安心です。

・業者に依頼する場合

処分する物の量が多い、または分別が難しい場合には、専門の業者に任せることも検討しましょう。できれば複数業者から相見積もりを取り、処分費用が妥当かどうかを比較すると良いでしょう。

【ゴミの種類ごとの処分方法】

解体工事で出る主なゴミについて、処分方法を種類別にまとめてみましょう。

・紙類、布類

雑誌や衣類などは、資源ごみや可燃ごみとして処分可能です。業者に頼むと高くつく傾向があるため、自力での処理が望ましいでしょう。

・カーペット

粗大ゴミとして出すことができます。リサイクルショップへの持ち込みも一つの選択肢です。

・陶器製品

割れた食器などは、不燃ゴミとして処分できます。状態が良ければ、リユースを検討するのもおすすめです。

・調味料、食品

液体類は業者でも処分しにくく、コストがかさむ原因になるため、できるだけ自分で使い切って処分しましょう。

・金属類、木材

業者に引き取ってもらうことで、無料または安価で処分できる可能性があります。

・カーテン

基本的には自分で処分することをおすすめしますが、解体当日まで使用する場合は、業者に相談すると対応してもらえることもあります。

【特定製品の処分に関する注意点】

・家電リサイクル対象製品

以下の4つは、法律により特定の処分方法が義務づけられているため、注意が必要です。

エアコン
テレビ
冷蔵庫・冷凍庫
洗濯機・乾燥機

これらは「家電リサイクル法」に基づき、購入店舗や指定の引き取り拠点に持ち込む必要があります。解体業者に依頼しても対応不可な場合が多いため、処分計画を早めに立てておきましょう。

・パソコン類

パソコンは「資源有効利用促進法」の対象となっており、メーカーによる回収や認定業者によるリサイクル対応が求められます。個人情報を守るため、廃棄前にデータの初期化や記録媒体の物理破壊も行ってください。

【処分時に気をつけたいこと】

1. 不法投棄は厳禁

ゴミを適切に処理せず、山林や空き地に投棄する行為は法律違反です。罰則が科せられる可能性もあるため、絶対に避けなければなりません。

2. 処分依頼は早めに

繁忙期や自治体の処理スケジュールによっては、回収まで時間がかかることもあります。工期に余裕を持たせ、早めに依頼することでトラブル回避へと繋がります。

3. リサイクル家電の処分には費用がかかる

対象製品の処分にはリサイクル料金や運搬費がかかるため、事前に見積もりを取り、信頼できる業者を選定しましょう。無料処分をうたう業者は違法な手段を使用している可能性があります。

4. 業者の許可を確認する

処分を依頼する業者が、産業廃棄物処理業・一般廃棄物処理業の許可を有しているか必ず確認しましょう。不適切な業者に依頼した場合、施主側も罰則を受けるリスクがあるため、依頼する業者は慎重に検討しましょう。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事の際に発生するゴミの処分方法について解説いたしました。解体工事に伴って発生するゴミは、その性質や種類によって処分方法が異なります。自分で処理できるものは可能な範囲で対応し、難しいものや大量のゴミについては、適切な許可を持つ専門業者に委託するのが得策です。環境保全とコスト削減の観点からも、正しい知識を持って廃棄物を処理することが求められます。解体工事でのゴミの処分方法に困っている方は、今回の記事を参考にしてみてください。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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