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2025.06.30更新

個人でコンクリートガラを処分する方法

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。DIYや小規模な解体作業を行った際に頭を悩ませるのが、「コンクリートガラの処分」です。家庭ゴミとしては取り扱えず、気軽に捨てることができないため、どうすればよいのか困ってしまう方も多いでしょう。今回は、コンクリートガラを個人で処分する具体的な方法や費用の目安、注意点などをわかりやすく紹介します。

【コンクリートガラとは】

まず、「コンクリートガラ」とは、解体工事やDIYなどで生じるコンクリートの破片やブロックなどのことを指します。見た目はただのがれきに見えるかもしれませんが、法的には「産業廃棄物」に分類されるため、一般ゴミとは扱いが異なります。

つまり、自宅のコンクリート塀を自分で取り壊した場合でも、その破片は「家庭ごみ」ではなく「産業廃棄物」と見なされます。そのため、地域の清掃センターやゴミ回収車に出しても、回収してもらえないケースがほとんどです。

【「コンクリートくず」との違い】

「コンクリートガラ」と混同されやすいものに、「コンクリートくず」があります。どちらもコンクリート由来の廃棄物ですが、発生経緯によって分類が異なります。

コンクリートガラ:建物の解体などで出たコンクリート片(分類:がれき類)

コンクリートくず:コンクリート製品の製造過程などで発生したくず(分類:ガラスくず、コンクリートくずおよび陶磁器くず)

この違いによって、処分場での取り扱いや費用にも差が出るため、しっかり区別しておく必要があります。

【処分費用の相場】

個人で処理場に持ち込む際の、コンクリート関連の廃棄物処分費用は以下の通りです。

コンクリートガラ(無筋):1トンあたり3,000〜4,000円
コンクリートくず(含ガラス・陶器など):1トンあたり15,000〜20,000円

また、大量に廃棄する場合や、破砕・袋詰めなどの工程が加わると、別途費用が発生することもあります。

【コンクリートガラを個人で処分する方法】

1. 自宅で再利用する(小規模の場合)

もし発生したコンクリートガラが少量であれば、敷地内での再利用がおすすめです。たとえば以下のような活用法があります。

・砕石代わりとして敷地のぬかるみ防止
・ガーデニングや花壇の仕切りに利用
・家庭菜園の通路整備用に敷く

この方法の最大のメリットは「費用がかからない」ことです。しかし、均一なサイズに砕いたり、整えたりする作業が必要になるため、労力と時間がかかる点は覚えておきましょう。

2. 産業廃棄物処理施設へ直接持ち込む

お近くに産業廃棄物処理場がある場合は、自分で持ち込むことも可能です。費用を安く抑えたい方にはおすすめの方法といえるでしょう。

ただし、
・処理場がコンクリートガラに対応しているか事前に確認が必要
・軽トラなど運搬手段が必要
・重いものを自分で積み下ろす体力が必要
といったハードルがあるため、力に自信がない方や年配の方には難しいかもしれません。

3. 産業廃棄物回収業者に依頼する

手間をかけずに安全に処理したい方は、専門の回収業者へ依頼するのが最も確実です。

この方法では、
・破砕や袋詰め、運搬などすべて業者が対応
・自宅から処分場への搬出もおまかせ
・重機を使った対応も可能
といった利点があります。また、処理場への直接搬入よりも安くなるケースもあるため、費用面でも選択肢として検討する価値があります。

【処分時の注意点】

・不法投棄は絶対にNG

山林や空き地、他人の土地などに勝手に捨てる行為は「不法投棄」に該当し、発覚した場合は5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられます。たとえ善意のつもりでも、以下のような行動は違反となります。

「土地の造成」と称してコンクリートガラを埋める
・「資材置き場」に見せかけて長期間放置する
・空き地に誰にも見られずこっそり捨てる

【処分場ごとに対応品目が異なる】

産業廃棄物処理場といっても、すべての施設がコンクリートガラを受け入れているわけではありません。事前に電話やホームページなどで確認しておきましょう。また、大量の廃棄を行う場合も、事前に連絡しておくとスムーズに対応してもらえます。

【回収業者を利用する場合は見積もりを忘れずに】

業者によって料金体系はさまざまで、中には悪質な請求をする業者も存在します。トラブルを防ぐためにも、

・事前の見積書を必ず確認する
・作業内容や料金内訳を丁寧に説明してくれる業者を選ぶ
・口コミや実績を確認する

といった対応が必要です。安心して任せられる業者を見つけることが、スムーズな処分の鍵となります。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、コンクリートガラを自分で処分する方法について解説いたしました。コンクリートガラは、建物の解体やDIYなどで発生する「がれき」の一種であり、産業廃棄物に該当するため、一般ゴミとして捨てることができません。個人で処分する場合は、処理場への持ち込みや産業廃棄物業者へ依頼するといった方法があります。いずれの方法でも、不法投棄をしない、事前の確認を怠らない、業者選びに注意するといった点が重要です。適切な方法で安全に処分し、環境保全や近隣トラブルの防止にもつなげていきましょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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