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2025.05.11更新

遺品整理の進め方や注意点について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。大切なご両親を見送った後、住み慣れた実家を取り壊すという場面に直面することは、誰にでも起こり得ます。そんな時、建物を解体する前に避けては通れないのが「遺品整理」です。

遺品を整理せずに解体工事を依頼してしまうと、業者が持ち物をそのまま廃棄してしまうリスクがあります。想い出が詰まった品々を適切に扱うためにも、遺品整理は慎重に行う必要があります。今回は、遺品整理の適切なタイミングや流れ、注意点について詳しくご紹介します。

【実家に物があふれ始めたと感じたら、早めに対策を】

久しぶりに実家に帰省してみると、以前は整っていた部屋がモノで溢れていて驚くことがあります。高齢者の一人暮らしでは、モノを捨てずに溜め込みがちになり、気づけば物が所狭しと並んでいるというケースも少なくありません。

生前整理として元気なうちに一緒に片付けを始めることも重要ですが、もし整理ができなかった場合、遺品整理が遺された家族の大きな負担となることもあるため、早めの準備がおすすめです。

【遺品整理はいつから始めるべき?】

遺品整理をいつ行うかは非常に難しい問題です。すぐに手をつけると冷静な判断ができない可能性もありますし、逆に時間が経つと気力が失せてしまうこともあるでしょう。

一般的に選ばれているタイミングとしては以下のようなケースがあります。

1. 葬儀後すぐに

故人が賃貸住宅に住んでいた場合、早期に整理を進めることで無駄な家賃を発生させずに済みます。また、葬儀後は親族が集まっているため、遺品の分配や処分について相談しやすい点もメリットです。

2. 手続きが一段落してから

死亡届の提出やライフラインの停止、保険や年金の手続きなど、葬儀後はさまざまな業務に追われます。これらが一通り終わって心の整理がついた後に、遺品整理を始める人も多いです。

3. 四十九日や一周忌を区切りに

法要のタイミングにあわせて親族が再び集まるため、遺品の取り扱いについて話し合いがしやすくなります。精神的にも一区切りつく時期なので、遺品整理には適したタイミングと言えるでしょう。

【遺品整理で注意すべきポイント】

遺品整理を行う際には、以下の点に注意する必要があります。

・重要書類は真っ先に探す

手続きに必要な書類(預金通帳、保険証券、年金関連資料、不動産書類など)は、見つけ次第すぐに保管しておきましょう。期限付きの手続きもあるため、後回しにするとトラブルにつながる恐れがあります。

・賃貸住宅の場合は早急に対応を

賃貸物件に住んでいた場合、原状回復(入居時の状態に戻す義務)を求められることがほとんどです。遺品の片付けだけでなく、清掃や家電・家具の撤去も視野に入れて早めに行動しましょう。

・相続放棄を検討しているなら慎重に

相続放棄は「相続を知った日から3ヶ月以内」に家庭裁判所へ申請が必要です。また、遺品を整理してしまうと「相続を承認した」とみなされることがあるため、故人に借金などがある可能性がある場合は注意が必要です。

・遺族間の合意を取ること

遺品整理を一人で勝手に進めると、後々「大切なものを勝手に処分した」「高価な品を持ち出したのでは」といった誤解やトラブルが生じやすくなります。遺族同士で話し合い、方針や日程を共有することが大切です。

【遺品整理の大まかな流れ】

では、実際に遺品整理を行う際はどのような手順で進めればよいのでしょうか。基本的な流れを紹介します。

1.故人の遺志を確認

まずは遺言書の有無を確認しましょう。公正証書遺言を除き、封印された遺言書は家庭裁判所で「検認」が必要です。また、エンディングノートやメモ帳、日記などに本人の希望が書かれていることもありますので、可能であれば探してみましょう。

2.相続するか放棄するか決める

前述の通り、相続には期限があります。マイナスの財産(借金やローン)も含まれているかどうかを見極めた上で、相続するのか放棄するのかを判断しましょう。

3.遺品の分類作業

遺品は以下の3つに分類すると整理がスムーズです。

・重要品(すぐ探すもの):通帳、保険証券、印鑑、契約書、現金など

・形見として残すもの:アクセサリー、時計、写真、趣味の道具など

・処分対象:壊れている物、不要な家電や家具など

「売るもの」と「捨てるもの」にもさらに分けると効率的です。

【困った品の処分方法】

・思い出の品

思い出が詰まった品は捨てづらいもの。写真や手紙、日記などは、写真データにして保存するなどして残す方法も検討できます。

・処分に困る大物家具・家電

大型の遺品は自治体のルールに沿って粗大ゴミとして処分する必要があります。回収業者に依頼するか、遺品整理業者を利用することも検討するとよいでしょう。

・リサイクルや買取に出す

比較的新しい電化製品、未使用の雑貨、ブランド品などは買取業者やフリマアプリを通して処分するのも一つの手段です。無理に捨てる必要はありません。

【心を整えて、焦らず丁寧に遺品整理を】

今回は、誰もが直面する可能性のある遺品整理について、その流れや注意点などについて解説いたしました。遺品整理は、亡くなった方への思いを胸に進める、感情的にも負担の大きい作業です。無理をせず、気持ちの整理がついたタイミングで始めることが大切です。また、遺族の間でしっかり話し合い、トラブルを未然に防ぐことも忘れずに。故人の遺志を尊重しつつ、残された品々に感謝の気持ちを込めて、ひとつずつ向き合っていきましょう。

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  5. 建設リサイクル法の届出

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。