昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物を取り壊すという作業は、人生の中でもそう何度も経験することではありません。そのため、「何から手をつければよいのか」「後から困ることにならないか」と不安を抱くのは当然のことです。今回は、解体工事をスムーズに進めるために、事前に行うべき準備内容を7つのポイントに分けて詳しく解説します。解体工事をご検討中の方は、ぜひチェックリストとして活用してみてください。
Contents
- 1. 近隣住民への事前のあいさつと配慮
- 2. 法的な届出や許可などの行政手続き
- ・建築リサイクル法に基づく届出
- ・道路使用許可の申請
- ・契約書や施工計画書の用意
- 3. 電気・ガス・水道などライフラインの停止手配
- ・電気、ガス、水道の停止連絡と契約解除
- ・メーター類の撤去依頼
- ・通信回線の契約解除
- 4. 信頼できる解体業者の選定と契約内容の確認
- ・複数業者から見積もりを取得
- ・資格や実績の確認
- ・契約書の内容を精査
- 5. 家財や不用品の整理・処分
- ・家財の搬出
- ・不要品の処分
- ・貴重品の管理
- 6. アスベストやその他有害物質の事前調査
- ・調査の依頼
- ・適切な処理の実施
- 7. 工事の詳細な計画とスケジュールの確認
- ・解体範囲の明確化
- ・工程表の確認
- ・防音、防塵の対応策の共有
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
1. 近隣住民への事前のあいさつと配慮
解体工事は、騒音や振動、粉じんが発生するため、周囲に住む方々への影響が避けられません。これらの迷惑を最小限にとどめるためには、工事前のあいさつと丁寧な説明が非常に重要です。
目安としては、工事開始の1〜2週間前までにあいさつ回りを行い、工事の開始日・完了予定日、施工内容、実施する対策(防音シートの設置、散水など)を説明しましょう。特に、隣接する住宅や高齢者・小さなお子様がいる世帯には、より丁寧な対応を心掛けましょう。こうした配慮が、後々のクレームや苦情の予防にも繋がります。
2. 法的な届出や許可などの行政手続き
解体工事には、建築関連法規に基づいたさまざまな手続きや許認可が必要です。主なものとして以下のようなものがあります。
・建築リサイクル法に基づく届出
延床面積が80㎡を超える建物を解体する場合、自治体に事前に届出を出すことが法律で義務付けられています。
・道路使用許可の申請
作業に伴い公道に足場を設ける、重機を出し入れする場合などは、最寄りの警察署に対し道路使用許可を申請する必要があります。
・契約書や施工計画書の用意
業者との契約内容は明確に書面化し、工事の内容・金額・日程・廃棄物処理の方法などがしっかり記載されているかを確認しましょう。
これらの手続きを怠った場合、工事中に行政指導が入る可能性もあるため、業者任せにせず、施主側も理解しておくことが重要です。
3. 電気・ガス・水道などライフラインの停止手配
建物を安全に解体するためには、内部のライフラインの停止・撤去が欠かせません。以下のような準備をしておきましょう。
・電気、ガス、水道の停止連絡と契約解除
各事業者に連絡し、工事日程にあわせて契約の解除や供給停止手続きを行います。
・メーター類の撤去依頼
ガスや電気のメーターは危険を伴うため、各供給会社または専門の作業員による取り外しが必要です。
・通信回線の契約解除
インターネットや固定電話などの回線についても、撤去スケジュールを調整し、事前に契約を終了させておきます。
これらの対応を遅らせると、工事当日に作業がストップする原因となるため、余裕を持って準備しましょう。
4. 信頼できる解体業者の選定と契約内容の確認
解体工事の成否は、業者選びに大きく左右されます。悪質な業者を選んでしまうと、見積もりにない追加請求や手抜き施工といった問題が起きる可能性があります。信頼できる業者を選ぶためのポイントは、以下のとおりです。
・複数業者から見積もりを取得
費用だけでなく、対応の丁寧さ、工事内容の説明の明確さなども比較検討しましょう。
・資格や実績の確認
「解体工事施工技士」などの有資格者が在籍しているか、過去の施工例を確認するのもポイントです。
・契約書の内容を精査
範囲、金額、スケジュール、廃棄物の処理方法などが具体的に記載されているかをしっかり確認しましょう。
5. 家財や不用品の整理・処分
解体前に建物内の家財や私物はすべて片付けておく必要があります。
・家財の搬出
思い出の品や再利用したい家具などは、解体が始まる前に倉庫や新居へ移しておきましょう。
・不要品の処分
大型ごみや家電製品は、地域のルールに従って処分するほか、リサイクル業者や不用品回収サービスを活用するのも一つの手です。
・貴重品の管理
貴重品や重要書類が建物内に残っていないか、最終的な確認を怠らないようにしましょう。
不用品が放置されたままでは、工事の妨げになるだけでなく、解体業者から追加費用を請求されることもあるため注意が必要です。
6. アスベストやその他有害物質の事前調査
古い住宅や建物の中には、アスベスト(石綿)を使用しているケースがあります。これは、人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、解体前にしっかり調査しておく必要があります。
・調査の依頼
専門の調査会社に依頼し、使用箇所の有無や種類を判定してもらいましょう。
・適切な処理の実施
アスベストが発見された場合は、専門の処理業者によって法令に則った適正な方法で除去・処分を行う必要があります。
アスベスト処理を怠ると、法律違反となるだけでなく、近隣住民や作業員の健康被害を引き起こすリスクがあるため、事前の対応が非常に重要です。
7. 工事の詳細な計画とスケジュールの確認
最終的に、工事の具体的な内容や進行計画を業者とすり合わせておきましょう。
・解体範囲の明確化
どの部分を取り壊すのか、残す部分はあるのかなどを明確に伝え、書面に残しておくと安心です。
・工程表の確認
全体の工期、日毎の作業内容、騒音の発生が予想されるタイミングなどを把握しておくと、近隣への配慮もスムーズです。
・防音、防塵の対応策の共有
施工中に使われる防音シートや散水機の設置時期なども確認しておきましょう。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事に向けたチェックリストと、その内容について詳しく解説いたしました。解体工事は、ただ古い建物を取り壊すだけの作業ではありません。準備を怠ると、近隣とのトラブル、思わぬ出費、スケジュールの遅延といった多くの問題を引き起こします。しかし、今回ご紹介した7つの準備項目を順にチェックし、きちんと対策を講じていれば、安心して工事に臨むことができます。これから解体工事を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。