昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。家の解体工事をスムーズに進めるには、事前の準備から施工、そして解体後の処理まで、一連の流れをしっかり把握しておくことが重要です。解体工事は一度きりの大きな工事になることが多いため、初めての方は手順や必要な手続きに戸惑うことも少なくありません。そこで今回は、家の解体工事の全体的な流れを「契約前」「契約後~着工前」「工事中」「工事後」の4つの段階に分けてわかりやすく解説します。これから家の解体を検討している方はぜひ参考にしてください。
Contents
- 【家の解体工事で施主が行うこと】
- ・近隣住民への挨拶回り
- ・補助金やローン申請
- ・ライフラインの停止および撤去手続き
- ・お祓いなどの宗教的儀式の手配
- ・建物滅失登記の申請
- 【業者に任せた方がよいこと】
- ・道路使用許可や解体工事の届け出申請
- ・解体で出た廃棄物の処理・不用品の処分
- 【家の解体工事の手順(契約前)】
- 1. 解体業者への問い合わせ
- 2. 現地調査の立ち会い
- 3. 見積もりの比較検討
- 4. 解体業者との契約
- 【家の解体工事の手順(契約後~着工前)】
- 1. 必要書類の提出
- 2. 近隣住民への挨拶回り
- 3. 家の掃除と片付け
- 4. 補助金やローンの申請
- 5. ライフラインの停止と撤去
- 6. お祓いの準備
- 【家の解体工事の手順(工事中)】
- 【家の解体工事の手順(工事後)】
- 1. 建物滅失登記の申請
- 2. 整地の確認
- 3. 近隣への報告
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【家の解体工事で施主が行うこと】
家屋の解体に際しては、施主が直接行うことと、専門業者に任せることが明確に分かれています。
まず、施主が自身で準備・対応すべき主な項目は以下の通りです。
・近隣住民への挨拶回り
工事による騒音や振動などでトラブルを避けるために、事前に挨拶をして理解を得ておくことは非常に重要です。
・補助金やローン申請
解体工事に使える補助金制度やローンがある場合は、着工前に申請を行います。
・ライフラインの停止および撤去手続き
電気、ガス、電話などのライフラインを事前に停止し撤去する手続きは施主が責任を持って行う必要があります。
・お祓いなどの宗教的儀式の手配
古くからの家屋の場合、解体前にお祓いをしたいという場合は、施主側で準備します。なお、当社ではご相談いただければ手配をすることが可能です。
・建物滅失登記の申請
解体が完了した後には、法務局で建物の滅失登記を行いましょう。
【業者に任せた方がよいこと】
一方、業者に依頼すれば負担が軽減できるのは以下のような内容です。
・道路使用許可や解体工事の届け出申請
道路を使う工事の場合、警察署への申請など専門的な手続きが必要ですが、業者に任せることが一般的です。
・解体で出た廃棄物の処理・不用品の処分
工事で発生する木材やコンクリート、金属などの廃棄物の処分は専門業者に任せるのが安心です。
なお、遺品整理や特別に大きな家具の処分は、基本的には解体前に施主が整理しておくのが望ましいですが、木製の大型家具などは解体業者に依頼するケースも多いです。思い出のある柱や建具を残したい場合は、契約前に業者と相談しておきましょう。
【家の解体工事の手順(契約前)】
解体工事の依頼をする前にも、施主が準備しておくべき段階があります。
この「契約前」に行うべき主な手順は次の4つです。
1. 解体業者への問い合わせ
まずは複数の解体業者に問い合わせを行いましょう。一社に絞らず複数に連絡し、見積もり内容や対応の良し悪しを比較することが大切です。
2. 現地調査の立ち会い
正確な見積もりを出すため、解体業者が現地調査を行います。施主はできる限り立ち会い、解体の際に残したい部分や処理してほしい設備の希望を伝えるのがおすすめです。また、業者の対応や人柄もこの時に直接確かめることができます。
3. 見積もりの比較検討
調査後に提示される複数の見積もりを比較します。単に合計金額だけでなく、坪単価や内訳を詳しくチェックし、工事範囲が同じかも確認してください。現地調査なしで口頭のみの見積もりを提示する業者は避けるのが賢明です。後で追加費用が発生するリスクがあります。
4. 解体業者との契約
納得のいく業者が見つかったら契約を結びます。契約後は本契約書の案内があるので、指示に従いましょう。契約しなかった業者には、必ず断りの連絡を入れるマナーも忘れずに。
【家の解体工事の手順(契約後~着工前)】
契約が済んだら、解体工事開始までに必要な手続きを進めていきます。以下の6つのポイントを参考にしてください。
1. 必要書類の提出
一定規模以上の建物を解体する場合、「解体工事届出」を所轄の行政機関に提出しなければなりません。道路上で工事を行う場合は「道路使用許可」の申請も必要です。2022年4月以降はアスベストの調査報告も義務付けられています。これらの手続きは業者に代行してもらうことも可能ですが、施主自身の確認も重要です。
2. 近隣住民への挨拶回り
工事の騒音や振動、粉じんなどによる近隣トラブルを防ぐため、着工前に施主自身も挨拶回りを行うのが望ましいです。業者だけに任せず自らも対応すると、近隣からの信頼感が増します。
3. 家の掃除と片付け
解体開始までに家財道具や不用品の片付けをしておきましょう。業者に全て任せると追加費用や工期の延長につながることがあります。特に家具や電化製品の処分は、契約時に業者と相談してサービスの有無を確認してください。
4. 補助金やローンの申請
空き家や実家の解体など、補助金やローンの利用を検討している場合は、着工前に申請手続きを済ませましょう。地方自治体の助成制度を活用できる場合も多いため、分からない場合は業者に相談してみるとスムーズです。
5. ライフラインの停止と撤去
電気・ガス・電話・インターネット回線の停止と撤去は施主が必ず行う必要があります。特にガスは安全のため早めに手続きを行いましょう。水道は解体工事で水を使うことが多いため、停止は不要です。
6. お祓いの準備
伝統的な習慣を重んじる方は、解体前に「解体清祓」と呼ばれるお祓いを行います。神主の手配は施主がするのが基本ですが、業者が手配をサポートしてくれる場合もあるため事前に確認しましょう。
【家の解体工事の手順(工事中)】
解体工事の間は施主が直接関わることはほとんどありませんが、工事の流れを知っておくと安心です。主な工程は以下の通りです。
・足場設置と養生の組み立て
・アスベストの除去作業(必要時)
・建物の本格的な解体(木造なら手壊し、重機での破砕)
・産業廃棄物の仕分け・搬出・処分
・整地・地ならし作業
・完了検査および施主への引き渡し
工事期間中は近隣への配慮を怠らないよう業者が騒音対策や防塵対策を行いますが、施主も様子を見に行き、気になる点はすぐに業者に伝えましょう。
【家の解体工事の手順(工事後)】
解体が終わった後もやることがあります。以下を参考にしてください。
1. 建物滅失登記の申請
解体完了後、登記所で「建物滅失登記」を行うことで法的に建物がなくなったことを証明します。申請は施主が行うか司法書士に依頼しましょう。
2. 整地の確認
解体後の土地の状態を確認し、問題があれば業者に対応を依頼します。更地の状態で引き渡すのが一般的ですが、次の建築計画に応じて整地の範囲を相談する場合もあります。
3. 近隣への報告
解体工事が無事終了したことを近隣に報告し、挨拶回りをして感謝の気持ちを伝えるとトラブル防止につながります。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事の手順について、いくつかの段階の分けて詳しく解説いたしました。家の解体工事には多くのステップがあり、施主と業者が役割を分担して進めることが円滑な工事の実現へと繋がります。契約前の情報収集、契約後の手続き、工事中の見守り、工事後の処理まで一連の流れを理解し、計画的に進めることで安心して解体を終えられるでしょう。家の解体は人生で何度もない大きなイベントだからこそ、焦らずに一つずつ確実に進めていくことが大切です。何か不明点があれば、信頼できる解体業者に相談してくださいね。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。