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2025.04.24更新

コンクリート解体について①

昭島市・八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。コンクリートの劣化が気になっている方、駐車場のリフォームに伴いコンクリート撤去をご検討中の方はいらっしゃいますか。今回は、「土間コンクリート」などの屋外に使われるコンクリートの解体費用や手順、工法の種類、見積もりの考え方までわかりやすく解説します。解体作業は大がかりに感じるかもしれませんが、適切な知識を身に付け、信頼できる業者を選ぶことができれば、スムーズかつコストを抑えて進めることが可能です。

コンクリートってそもそも何?モルタルやセメントとの違い

まずは、よく混同されがちな建築素材について整理しましょう。現場でよく使われるこれらの材料は、それぞれ性質や用途が異なります。

・コンクリート

セメント、水、砂、砂利を混ぜて作る複合素材。強度が非常に高く、建物の基礎、駐車場、構造体などに用いられます。鉄筋と組み合わせることで耐久性が増すため、多くの建築物に使用される基本素材です。

・モルタル

セメントと水、そして砂(細骨材)だけを使ったもの。砂利(粗骨材)は含まれず、柔らかく加工しやすいため、タイルの接着や外壁の仕上げ材として活用されます。

・セメント

あくまで“素材の元”にあたるもので、単体では使用しません。モルタルやコンクリートを構成するための接着・固化の役割を果たします。

・アスファルト

道路に多く使われる黒い舗装材。液状のアスファルトに骨材(砂や砂利)を混ぜて作ります。施工後の硬化が早く、交通量の多い場所に適していますが、耐久性はコンクリートに比べてやや劣ります。

コンクリートの解体工法

現地の状況や解体対象の規模によって、最適な解体方法は異なります。ここでは、代表的な4つの工法をご紹介します。

① クラッシャー工法

専用のカッターで切断しながら壊していく方法で、比較的騒音が少なく、小規模な塀や壁の解体に向いています。周囲に住宅が密集している都市部などでは、この工法が選ばれることが多いです。

② ウォールソー工法

レールに沿って機械を移動させながら、精密に切断していく工法です。厚みのある構造物でも美しく正確に切断できる点が特徴。技術力を要するため、熟練した作業員が必要となります。

③ ウォータージェット工法

超高圧の水でコンクリートを破壊する技術で、振動や粉塵が極めて少ないのがメリット。住宅地や環境への配慮が必要な場所で用いられ、環境に優しい手法として注目されています。

④ 圧砕(圧搾)工法

重機の先端につけた圧砕機でコンクリートを砕いていくスタイル。粉塵は出やすいですが、作業効率が高く、比較的大きな面積にも対応できます。適切な防塵対策が必要です。

解体場所ごとの費用相場

・土間コンクリート撤去

2,000~6,000円/㎡
鉄筋入りや厚みがある場合は、上限に近づく傾向があります。

・駐車場の解体

一般的な車1台分(約20〜30㎡)で20〜30万円前後
屋根やカーポートがあると、追加費用が発生することもあります。

・庭やアプローチのコンクリート撤去

費用:2,000~6,000円/㎡
雑草対策の土間やDIYで敷かれた簡易コンクリートも同様の価格帯となる傾向があります。また、地中に配管がある場合、追加の費用がかかることがあるため注意が必要です。

・コンクリートブロック塀(CB塀)の撤去

5,000〜10,000円/1mが相場
高さや補強状況によって金額は大きく変動します。古いブロックは崩れやすいため、安全対策も必要です。

・門柱、門扉の解体

門柱:8万〜11万円前後
門扉:3万〜5万円程度
合計でおおよそ11万〜16万円を想定しておきましょう。

・基礎部分のコンクリート撤去

1,500〜6,000円/㎡
深さや鉄筋量が費用に直結します。小規模でも構造によっては高額になる場合も。

見積もりで確認すべきポイント

・見積書に「処分費」や「重機使用料」が含まれているか

解体工事では、壊したコンクリートのがれきの処分費や、作業に必要な重機(パワーショベル・カッター等)の使用料が発生します。これらの費用が見積書に明記されていない場合、あとから「別途費用」として追加請求されることがあるので、注意しましょう。

・㎡単価での計算か、一式総額か

見積書の算出方法には大きく分けて「㎡単価方式」と「一式総額方式」の2種類があります。㎡単価方式は、面積ごとに単価が設定されているため、価格の内訳が明確で他社の見積もりと比較検討しやすいですが、作業条件によって単価が上がる場合もあります。一式総額方式は「すべて含めて◯円」という形式で、一見わかりやすい印象を受けますが、内訳が不透明なこともあり、後から追加費用が出やすいため、注意が必要です。

・養生シート設置や粉塵・騒音対策の費用が含まれているか

解体工事では、騒音や粉塵が近隣トラブルの原因になることもあります。そのため、多くの業者は養生シートの設置、防音パネルの設置、散水による粉塵抑制などの対策を行います。
しかし、これらの対応費用が見積書に含まれていない業者も存在し、後からオプション扱いで請求されるケースもあるので注意が必要です。

・追加費用の発生条件があるかどうか

見積もりに記載されている金額は「予定通りの作業ができた場合」の金額です。しかし実際の現場では、地中に障害物が埋まっていた、想定より厚みがあった、鉄筋が多く入っていたなど、予期せぬ事態で追加費用がかかることがあります。業者より見積りを提示された際に、どういった場合に追加費用が発生するのか確認をしておきましょう。

コンクリート解体はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ

今回は、コンクリート解体の際に使用される工法や、費用相場などについて解説いたしました。コンクリートの解体費用は、単に「㎡数」で判断できるものではなく、鉄筋の有無・厚み・立地条件・重機の搬入可否・処分費など、多くの要素が絡んできます。まずはご自宅のどの部分をどの程度解体したいのかを明確にし、複数の業者に見積もりを依頼してみましょう。昭島市・八王子市周辺で解体工事をご検討中の方は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。