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2025.03.13更新

木造解体の手順について②

昭島市で解体業を営んでいる、株式会社野島工務店です。近年は相続などで空き家を保有している家庭が増えており、昭島市でも空き家の解体を検討している方が多いかと思います。前回は、木造住宅の解体工事を行う際の事前作業について解説いたしました。今回は、実際に解体作業を行う際の流れについて説明していきます。昭島市で解体工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【木造家屋解体工事の進め方(7ステップ)】

昭島市で木造家屋の解体工事を始めるにあたり、工事前の準備が整ったら、いよいよ施工に取り掛かります。着工から完了までは通常10日から2週間程度を要し、工事の流れは主に7つのステップに分けて進行します。以下では、昭島市における木造家屋解体工事の具体的な手順を詳しくご紹介します。

▼木造家屋解体工事の手順(7ステップ)
足場の設置と養生
家屋内の残置物撤去
内装材および設備の取り外し
屋根材の撤去
重機による家屋本体の解体
地中埋設物やがれきの除去
整地と清掃

それでは各ステップについて詳しく見ていきましょう。

STEP 1:足場設置と養生

まずは足場の設置を行います。解体作業が安全かつスムーズに行われるよう、建物の周囲に仮設の足場を組みます。高所作業の安全を確保するために必要な手順であり、作業の効率を高める役割も果たします。

次に、養生シートを設置します。建物全体を養生シートで覆い、解体中に発生する粉塵や騒音が周囲へ拡散しないようにします。昭島市のような住宅の多い地域は特に、騒音や振動を抑える効果が高いシートを使用することが重要です。

STEP 2:家屋内の残置物撤去

足場と養生が完了したら、次に家屋内に残っている家具や荷物といった残置物を撤去します。残置物の撤去は建設リサイクル法に基づいて行わなければならず、手作業で搬出作業を行うため、残置物の量が多いほど工期が長引く点に注意が必要です。昭島市のリサイクル施設に持ち込んだり、フリマアプリなどを活用したりすることで、事前に残置物を処理しておくと、余計な費用がかからずに済むのでおすすめです。

STEP 3:内装材および設備の撤去

次に行われるのは、家屋内の内装材や設備の取り外しです。壁や天井のパネル、床材、ドア、窓、照明、配管や給排水設備が対象となります。まず手作業で内装材を外してから、本格的な解体作業へと進みます。こうした手順を踏むことで、建物全体を重機で壊す前にリサイクル可能な資材を分別します。

STEP 4:屋根材の撤去

瓦屋根が採用されている家屋では、瓦を一枚一枚手作業で取り外していきます。瓦を含む屋根材の撤去には通常1~2日かかり、昭島市内の住宅で広い屋根を持つ建物の場合はさらに時間を要することもあります。

STEP 5:家屋本体の解体

瓦や内装材が完全に撤去されたら、いよいよ家屋の本体を重機で解体します。家屋の基本構造(壁、柱、基礎など)を重機で取り壊していきますが、昭島市の住宅地においては重機の使用にあたっても周辺環境への配慮が重要です。工期の目安は約3日から1週間ですが、昭島市の狭小地や重機が入りにくい場所の場合は手作業も交えた解体作業が必要となり、期間が延びることもあります。

STEP 6:地中埋設物やがれきの撤去

建物の上部構造がすべて取り除かれた後、地中に残されている埋設物や工事中に発生したがれきの撤去作業に移ります。地中埋設物とは、地中に埋められた古い配管や浄化槽、水道管、電線などを指します。こうした地中埋設物をそのままにすると、地盤が不安定になる可能性があり、新たな建築物への影響や水漏れなどのリスクが高まるため、確実に撤去しておくことが大切です。また、コンクリートがれきなども手作業で拾い上げ、産業廃棄物として適正に処理されます。

解体業者の中には悪徳なものもあり、廃棄物の不法投棄をしているケースもあるようです。万が一施主側に責任が及んでしまうことのないように、マニフェスト(産業廃棄物の処理状況を証明する書類)を提示してもらい、適切な処理が行われているかを確認しましょう。

STEP 7:整地・清掃

最後に、整地と清掃を行います。解体後の土地の活用方法に応じて整地方法が異なりますが、住宅用地に適した『荒仕上げ』と呼ばれる方法が多く用いられています。荒仕上げでは、地面を平坦にし、不均等な場所や段差を整えます。解体後の土地を売却する場合、整地や清掃を丁寧に行っておくことで、土地の印象を良くし、購入希望者が現れやすくなる効果も期待できます。

【自分での木造解体は可能?】

小規模な木造家屋であれば、「費用を節約するために自分で解体できるか」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。結論から言うと、個人で解体をすることは問題ありません。ただし、解体工事を業として行う場合は解体業の登録が必要となります。

・自力で解体するための条件

木造家屋を自分で解体するにはいくつかの条件が必要です。重機を操作するための資格があること、重機を借りるための手配ができること、不用品の一時保管場所を確保できることなどが主な条件です。また、昭島市への道路使用許可申請や、建設リサイクル法に基づく適切な廃棄物処理が求められるので、そうしたことに関する知識を身に付けておく必要があります。

また、自分で解体する場合、通常解体業者が行うアスベストの処理や騒音、粉塵の管理、近隣住民とのトラブルへの対処も全て自己責任で行わなければなりません。こうしたリスクを考慮し、安全かつ効率的に進めたい場合には、昭島市での実績ある解体業者へ依頼するのが安心です。

【昭島市の解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事を実際に行う際の流れについて解説いたしました。昭島市の解体業者へ工事を依頼する際は、こうした工事の流れを確認しておき、全体の工期としてどれくらいの日数を要するのか把握しておくと良いでしょう。また、悪天候や不測の事態により工期が延びてしまう可能性も考慮しておく必要があります。当社は昭島市を中心に解体工事を請負っていますので、昭島市内の解体業者をお探しの際はぜひご相談ください。

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SERVICE FLOW

解体の流れ

  1. お問い合わせ

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    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

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    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。