昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体工事と聞くと、「ガガガッ」という大きな騒音や、建物が揺れるような振動をイメージする方が多いと思います。しかし、近年は技術の進歩によって、騒音・振動を大幅に抑えた“静かな解体”が可能になっています。特に住宅街では、トラブル防止のためにも静音化へのニーズが非常に高まっています。今回は、騒音や振動を抑えた最新の解体技術についてご紹介いたします。
Contents
- 【なぜ騒音・振動を抑える必要があるのか?】
- ・近隣トラブルを防ぐため
- ・自治体の規制が厳しくなっている
- ・現場スタッフの安全、負担軽減にもつながる
- 【最新の騒音・振動抑制技術】
- 1. 超低騒音型重機(新型油圧ショベル)
- ・エンジン音を大幅にカットしたモデルが主流に
- ・微細な操作が可能で、建物を“丁寧に壊す”ことができる
- 2. 油圧カッター(静音カッター)
- ・壁や梁を“切る”ため振動がほとんどない
- ・粉じん発生も抑えられるため、周囲への配慮がしやすい
- 3. ワイヤーソー切断工法
- ・コンクリートを“糸で切るように”切断できる工法
- ・切断方向を自由に調整できるため、狭い場所でも有効
- 4. ブレードランマー方式(静音圧砕機)
- ・コンクリートを挟んで“砕く”ため騒音がかなり少ない
- ・重機先端の交換で用途が広い
- 5. 無騒音・無振動の「膨張剤」による解体
- ・穴を開けて薬剤を入れるだけでコンクリートが自然に割れる技術
- ・重機が入れない場所に最適
- 6. 防音シート・防音パネルの進化
- ・従来よりも遮音性能の高いシートが登場している
- ・組立式の防音ボックスで作業エリアを丸ごと覆うことも可能に
- 7. 集じん機(ダストコレクター)との併用
- ・吸引しながら壊すことで粉じんが出にくい
- ・粉じんが少ない=トラブルも少ない
- 【解体現場で行われる“騒音・振動対策”の実例】
- 1. 解体手順の工夫
- ・「上から順に丁寧に壊す」が基本
- ・重機の稼働時間を調整する
- 2. 事前説明(近隣挨拶)の徹底
- ・音の種類や時間帯を分かりやすく説明する
- ・連絡先を伝えることで安心感を与える
- 3. 廃材の落下音を抑える工夫
- ・ゴムマットや緩衝材の使用
- ・トラックへの積み込みも静かに行える
- 4. 水まきによる粉じん対策
- ・粉じんを水で固めることで舞い上がりを防ぐ
- ・散水車やミスト機の活用も増えている
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【なぜ騒音・振動を抑える必要があるのか?】
・近隣トラブルを防ぐため
解体工事は数週間に及ぶことが多く、騒音や振動が続くとどうしてもストレスにつながりやすいです。
事前説明をしっかりしていても、実際の音が大きいとクレームになりやすいため、抑制技術は欠かせません。
・自治体の規制が厳しくなっている
地域によっては、一定以上の騒音を出せない時間帯が決められていることもあります。
最新技術を使うことで、規制への対応がしやすく工期の遅れも防げます。
・現場スタッフの安全、負担軽減にもつながる
大きな騒音は作業員の集中力低下にもつながります。
静音化は、周囲だけでなく現場の安全性向上にも役立ちます。
【最新の騒音・振動抑制技術】
1. 超低騒音型重機(新型油圧ショベル)
・エンジン音を大幅にカットしたモデルが主流に
最新モデルは、従来の重機よりも稼働音が半分以下になっています。
住宅街などの狭い場所でも静かに作業できるため、採用が急増しています。
・微細な操作が可能で、建物を“丁寧に壊す”ことができる
雑に壊すほど音が出ますが、新型機は細かな動きが得意です。
そのため、構造を見極めながら静かに作業することができます。
2. 油圧カッター(静音カッター)
・壁や梁を“切る”ため振動がほとんどない
ハンマーで叩くのではなく、油圧の力でゆっくり切断するため、ドスンという衝撃が起きません。
鉄筋コンクリートの建物でも、静かに解体することができます。
・粉じん発生も抑えられるため、周囲への配慮がしやすい
切断面がきれいなので、細かい破片が飛び散りにくいという特徴もあります。
騒音・振動だけでなく、埃の抑制にも役立ちます。
3. ワイヤーソー切断工法
・コンクリートを“糸で切るように”切断できる工法
ダイヤモンドワイヤーを巻きつけてぐるりと切断するため、騒音は非常に小さいです。
建物全体を揺らす必要がないため、周辺に与える影響がほとんどありません。
・切断方向を自由に調整できるため、狭い場所でも有効
隣家とほとんど距離がない現場でも、安全に解体作業を進められます。
マンションやビルの一部だけを解体する“部分解体”にも向いています。
4. ブレードランマー方式(静音圧砕機)
・コンクリートを挟んで“砕く”ため騒音がかなり少ない
叩くのではなく、じわじわと力をかけて破砕するため、衝撃音が発生しません。
金属音が出にくい点も近隣から評価されています。
・重機先端の交換で用途が広い
壁・床・梁など、部位に合わせてツールを変えることで効率よく静かに作業できます。
最近では、軽量タイプで小さな現場向けのものも増えています。
5. 無騒音・無振動の「膨張剤」による解体
・穴を開けて薬剤を入れるだけでコンクリートが自然に割れる技術
薬剤が膨張して割るため、音も振動もほとんどありません。
特に夜間作業や騒音規制の強い地域で活躍します。
・重機が入れない場所に最適
手作業で対応できるため、室内解体や狭小地などの“静かに壊したい現場”でよく使われます。
ピンポイントで壊せるので、周囲の構造物を傷つけにくい点もメリットです。
6. 防音シート・防音パネルの進化
・従来よりも遮音性能の高いシートが登場している
厚みを持たせたシートや特殊繊維を用いたパネルにより、音の漏れを大きく抑えられます。
外から見ても景観に配慮した落ち着いた色味のものが増えています。
・組立式の防音ボックスで作業エリアを丸ごと覆うことも可能に
特に騒音が出るポイントや、重機自体を囲う“防音ハウス工法”が増えています。
工事現場とは思えないほど静かになると評判です。
7. 集じん機(ダストコレクター)との併用
・吸引しながら壊すことで粉じんが出にくい
吸い込みながら作業をするため、空気中に舞うホコリが大幅に減ります。
騒音抑制と同時に、近隣の洗濯物や店舗への影響も軽減できます。
・粉じんが少ない=トラブルも少ない
騒音よりも粉じんに注意する住民も多いため、最新の集じん機は静音化の大きな味方になります。
室内解体ではほぼ必須の設備です。
【解体現場で行われる“騒音・振動対策”の実例】
1. 解体手順の工夫
・「上から順に丁寧に壊す」が基本
雑に壊すほど大きな音が出ますが、最新の現場では手順を綿密に組み立て、静かに進めます。
屋根→壁→内部構造の順で崩し、衝撃を最小限に抑えるのが定番です。
・重機の稼働時間を調整する
午前10時〜午後4時など、騒音に配慮した時間帯を設定する企業も増えています。
住民への負担を減らし、クレーム発生率を抑えられます。
2. 事前説明(近隣挨拶)の徹底
・音の種類や時間帯を分かりやすく説明する
「今日は屋根の撤去なので多少音が出ます」など事前に伝えるだけで印象が全く変わります。
誠実な対応はトラブル防止の大きなポイントです。
・連絡先を伝えることで安心感を与える
困ったときにすぐ連絡できる窓口があると、住民側の不安が大幅に軽減します。
結果としてクレームも減るため、双方にメリットがあります。
3. 廃材の落下音を抑える工夫
・ゴムマットや緩衝材の使用
廃材を地面に直接落とすと大きな音がするため、落下エリアに緩衝材を敷く工夫が一般的です。
木材やコンクリート片の落下音が大幅に軽減されます。
・トラックへの積み込みも静かに行える
金属同士がぶつかる音を抑えるため、クッション材を間に敷くケースもあります。
積み込み作業に対する住民のストレスが少なくなります。
4. 水まきによる粉じん対策
・粉じんを水で固めることで舞い上がりを防ぐ
特に木造住宅では、こまめな散水が不可欠です。
これにより騒音だけでなく、視界の悪化や健康面への不安も軽減できます。
・散水車やミスト機の活用も増えている
広範囲に細かい霧を撒けるため、効率よく粉じん対策ができます。
最新ミストは粒が細かく、地面がベタベタしない点も評価されています。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、騒音や振動を抑えるための最新の解体技術について解説いたしました。解体工事はどうしても騒音や振動を伴うイメージがありますが、最新の技術を使えばその多くを抑えることができます。油圧カッターやワイヤーソー、膨張剤を利用した静音工法など、従来よりもはるかに静かな作業が可能になりました。また、技術だけでなく、解体の順序、事前説明、緩衝材や防音シートなどの工夫も、静かで安全な解体には欠かせません。近隣の理解を得ながら進めることが、スムーズでトラブルのない工事につながります。工事そのものだけではなく、近隣住民の方々に対しても気を配ることができる解体業者こそ、真に信頼できる業者と言えるのではないでしょうか。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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