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2025.12.09更新

スケルトン解体とは?

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。テナントの原状回復やリノベーションでよく使われる「スケルトン解体」。聞き慣れない言葉ですが、建物を“骨組みだけの状態”に戻すことを指します。壁や天井、床などをすべて取り払い、まっさらな状態にするため、自由度の高い改修や再利用が可能になります。今回は、スケルトン解体の意味、メリット、注意点、費用相場などについて解説いたします。

Contents

【スケルトン解体とは?】

・建物の構造部分だけを残す解体工事

スケルトン解体では、天井や間仕切り壁、床材、設備などをすべて撤去します。
建物の柱や梁、外壁などの“構造体”だけを残すため、内部は大きなワンフロアのようになります。

・店舗、オフィス、賃貸物件でよく行われる

居抜きで渡すのではなく、次の入居者が自由に内装をつくれるようにゼロ状態に戻すためです。
テナントの契約条件として「スケルトン返し」が指定されていることもよくあります。

【スケルトン解体と内装解体の違い】

・内装解体は“部分的な解体”

壁紙の張り替えやキッチン交換など、必要な箇所だけを解体する工事を内装解体と呼びます。
建物の構造には手をつけず、あくまで内装のリフォームを目的に行うのが特徴です。

・スケルトン解体は“全撤去”に近い作業

壁・床・天井はもちろん、電気配線や給排水管まで取り除くことが多いです。
建物の骨組みまで見える状態になるため、大掛かりな工事になります。

・費用も工期もスケルトン解体のほうが大きい

作業範囲が広い分、人件費・処分費ともに大きくなります。
比較的小規模なリフォームと比べると、工事規模に大きな差があります。

【スケルトン解体が選ばれる理由】

・自由なレイアウトでリフォームできるため

一度中を空にすることで、好きな間取りをつくることができます。
飲食店や美容室など、設備配置が重要な業種にとって大きなメリットです。

・原状回復として義務付けられている場合があるため

テナント契約では「入る前の状態に戻す」ことが求められます。
入居時がスケルトンなら、退去時もスケルトンに戻す必要があります。

・老朽化した部分を一気にリセットできるため

水まわりの劣化や配線の老朽化など、見えない部分まで改善できます。
結果的に、新しい内装の寿命を長くする効果があります。

・次の借り手(買い手)が見つかりやすくなるため

内装が残っていると好みが合わず敬遠されることがありますが、スケルトンなら幅広い用途に対応できます。
テナント募集のスピードアップにもつながります。

【スケルトン解体の作業内容】

・間仕切り壁の撤去

部屋を区切っている壁をすべて取り払い、広い空間に戻します。
軽量鉄骨の壁や木造の壁など、構造に応じて専門的な技術が必要です。

・天井材、照明器具の撤去

天井のボードや照明、ダクトなどを外して、上部をむき出しにします。
電気設備の撤去には有資格者が必要な場合もあります。

・床材の撤去

フローリング、タイルカーペット、コンクリート上の塗床など、すべて撤去します。
床下に配線や配管がある場合は、それらも同時に取り除きます。

・設備機器、配管、配線の処理

ガス管、給排水管、電気配線などを安全に撤去します。
誤った撤去は事故の原因になるため、事前の調査が重要です。

・廃材の分別と処分

木材、金属、コンクリート、プラスチックなど、素材ごとに分別して処理します。
解体後のゴミ処理は法律で厳しく管理されており、適切な処理が求められます。

【スケルトン解体の費用相場】

・店舗、事務所の場合の相場

10〜20万円/坪が一般的な目安とされています。
飲食店のように設備が多い場合は20万円を超えることもあります。

・住宅の場合の相場

広さや構造によって幅はありますが、1㎡あたり1〜2万円程度が相場です。
配管や設備が多いマンションの一室などは高くなる傾向があります。

・費用が変動しやすいポイント

設備の量、天井の高さ、配管の複雑さ、立地条件などで金額が大きく変わります。
特に、搬出経路が狭い建物は人力作業が増えるため高くなりがちです。

【スケルトン解体で気をつけたいこと】

・必ず“事前調査”をしてもらうこと

アスベストの有無、電気・ガス・水道の配管状況など、事前確認が欠かせません。
調査を省くと、追加費用が発生したり、工事が止まったりすることがあります。

・見積書は複数社で比較すること

工事内容の範囲や撤去物の量で費用が大きく変わるため、1社だけだと正しい判断ができません。
「どこまで解体を含むか」を明確に書かれているかも必ずチェックしましょう。

・近隣への配慮が必要になること

解体作業は騒音や振動が出やすく、マンションや商業施設では注意が必要です。
事前に挨拶回りや管理会社との打ち合わせを行うとトラブルを避けられます。

・退去時の条件をよく確認すること

テナント契約書に「スケルトン返し」と書かれていても、“どこまで戻すか”が曖昧なことがあります。
曖昧なまま工事すると、後からやり直しを求められることもあるため注意が必要です。

【スケルトン解体に向いているケース】

・大規模なリノベーションを行う場合

仕上げ材だけでなく内部の設備まで刷新したいときに向いています。
とくに配管や断熱材を交換する場合はスケルトンが最適です。

・原状回復が必要なテナントの退去時

飲食店、美容室、クリニックなど設備が多い業種では、スケルトン返しが求められることが多いです。
次の利用者に迷惑をかけないためにも、正確な解体が大切です。

・建物の老朽化が進んでいる場合

設備が古いまま上から新しい内装を重ねると不具合が起こりやすくなります。
中身を一度リセットしておくことで、安心して長く使える空間になります。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、スケルトン解体について解説いたしました。スケルトン解体は作業範囲が広く、費用も大きくなる工事ですが、その分自由なレイアウトが可能になり、建物の再利用価値を高められるのが大きなメリットです。スケルトン解体を検討する際は、事前調査・見積比較・契約内容の確認をしっかり行い、信頼できる業者に依頼することが成功のポイントとなるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  5. 建設リサイクル法の届出

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    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。