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2025.11.25更新

老朽化住宅の危険性と対処法

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。年数が経った住宅は、見た目にはまだ大丈夫そうでも、内部では劣化が進んでいることがあります。特に空き家や築40年以上の木造住宅は、想像以上にリスクを抱えているケースも少なくありません。今回は、老朽化住宅の危険性と、具体的な対処法を分かりやすくまとめて紹介します。

【老朽化住宅の主な危険性】

・建物の倒壊リスク

木材が腐食したり、基礎がひび割れたりすると、建物全体の強度が大きく落ちます。
地震や強風などの自然災害が発生した際、部分的な崩落や全壊につながるおそれがあります。

・屋根や外壁の崩落

屋根瓦や外壁材が劣化して剥がれ落ちると、通行人や隣家への被害が発生する危険があります。
特に古いトタン屋根やモルタル壁は、錆びやひび割れから崩壊するケースが多いです。

・シロアリ、害虫被害

長年メンテナンスしていない住宅は、湿気がこもりやすくシロアリの温床になります。
目に見えない床下や柱が食われると、建物の強度が一気に低下します。

・雨漏りによる内部腐食

屋根や外壁の小さな隙間から雨水が入り込むと、木材が腐り、カビやシミの原因になります。
放置すると天井の崩落や電気配線のショートなど、二次的な被害にもつながります。

・火災の危険性

古い配線やブレーカーは、現在の安全基準を満たしていない場合があります。
経年劣化で被覆が剥がれ、ショートや発火を起こすケースも珍しくありません。

・不法侵入や放火のリスク

空き家のまま放置すると、知らない人が勝手に出入りしたり、放火の標的になることもあります。
特に夜間は人目が少ないため、犯罪の温床になりやすいです。

・近隣トラブルの発生

壁の崩落や雑草の繁茂など、周囲に悪影響を及ぼすと、近隣住民から苦情を受けることもあります。
長期間放置すると「特定空家等」として行政から指導・勧告を受ける場合もあります。

【老朽化のサインを見逃さないポイント】

・外壁や基礎のひび割れ

幅1mm以上のひび割れがある場合は、構造的なダメージを疑った方がいいです。
ひび割れ部分から雨水が侵入すると、内部の鉄筋や木材を劣化させます。

・屋根のたわみや瓦のズレ

屋根の形が波打って見える、瓦がずれている場合は要注意です。
雨漏りの前兆であることが多く、早めの修理が必要です。

・床の沈みや傾き

歩いたときに床が沈む感覚があるなら、床下の束柱や土台が傷んでいるかもしれません。
放置すると建物全体が傾き、ドアや窓の開閉にも支障が出ます。

・カビ臭や湿気のこもり

どんなに掃除してもカビ臭い場合は、壁や床下に湿気が溜まっている可能性があります。
結露や断熱不足が原因のことも多く、健康被害にもつながります。

・配線やコンセントの異常

コンセントが熱を持つ、ブレーカーが頻繁に落ちるなどの症状があれば要点検です。
電気系統の不具合は火災の原因になるため、専門業者に相談しましょう。

【老朽化住宅の主な対処法】

・定期的な点検とメンテナンス

少なくとも年に1回は、屋根・外壁・基礎の状態をチェックするのがおすすめです。
小さな修理を早めに行うことで、大規模な改修を避けることができます。

・専門家による住宅診断(インスペクション)

建築士や専門業者によるインスペクションを受けると、老朽化の程度が客観的に分かります。
修繕が必要な箇所を明確にできるため、無駄な工事を防ぐことができます。

・劣化部分の補修、改修

外壁の塗り替えや屋根の葺き替え、床下の防湿処理などを行うと、建物寿命を延ばせます。
特に水回りや屋根は劣化が早いため、重点的な補修が効果的です。

・シロアリ、防湿対策

床下の通気を良くする、定期的に防蟻処理を行うことで、被害を予防できます。
湿気が原因でカビや腐食が進むことも多いため、換気対策も重要です。

・空き家の場合は管理を徹底

定期的に換気や清掃を行うことで、建物の劣化を遅らせることができます。
遠方に住んでいて管理が難しい場合は、専門の空き家管理サービスを利用するのも有効です。

・解体という選択肢

修繕費が建て替え費用に近い場合や、安全性が確保できないほど劣化している場合は、解体を検討しましょう。
解体後に更地にすることで、固定資産税の軽減や土地活用の選択肢が広がります。

・行政の補助金を活用

自治体によっては、「老朽危険家屋除却補助金」などの制度があります。
解体費用の一部を助成してもらえる場合があるため、事前に市区町村へ確認しましょう。

・相続前に意向確認をしておく

親の家などを相続する予定がある場合は、生前のうちに話し合いを進めておくとスムーズです。
相続後に放置すると、管理責任や税金の問題が発生しやすくなります。

【老朽化住宅を放置するリスクと法的な影響】

・特定空家に指定される可能性

外壁や屋根の崩落、雑草の繁茂などが見られると、行政から「特定空家等」に指定される場合があります。
指導や勧告を無視すると、最終的には行政代執行によって解体され、費用が所有者に請求されます。

・固定資産税の増加

空き家を放置して「特定空家等」に指定されると、土地の固定資産税の優遇措置が外されます。
結果的に、税金負担が最大6倍になることもあります。

・事故発生時の賠償責任

老朽化した住宅の一部が崩れて人や車に被害を与えた場合、所有者が損害賠償責任を負うことになります。
「使っていないから関係ない」では済まないのが実情です。

【老朽化住宅への最適な対応を選ぶコツ】

・建物の状態を正確に把握する

まずは現状を正しく知ることが何より大切です。
劣化の程度を見極めたうえで、修繕・改修・解体などの方向性を決めましょう。

・費用と将来計画のバランスを考える

修繕をしても将来的に使う予定がない場合は、無理に改修するより解体の方が合理的です。
逆に、住み続けるなら安全性を優先して、必要な修繕をしっかり行うことが大切です。

・専門家に相談する

建築士、解体業者、不動産業者など、プロの意見を聞くと正確な判断ができます。
複数の業者に見積もりを取って比較することで、適正な費用で対処できます。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、老朽化住宅を放置するリスクと対処法について解説いたしました。老朽化住宅を放置することは、建物だけでなく人の安全や地域環境にも悪影響を及ぼします。少しのひび割れや雨漏りも、放っておくと大きなトラブルにつながります。早めの点検と対策が何より大切です。使う予定がない家は、適切に管理するか、解体・売却といった方法を検討しましょう。安全で安心な住環境を守るためには、「気づいた時に動く」ことが一番の防災対策です。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。