昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。古くなった家を解体したいけれど、「費用が高くてなかなか踏み切れない」という方は多いでしょう。そんなときに活用できるのが、自治体が実施している解体工事の補助金制度です。ただし、補助金は「申請してから承認を受けるまで」に一定の手続きが必要で、流れを知らないと申請が通らないこともあります。今回は、解体工事の補助金を申請する一連の流れを、できるだけわかりやすく紹介します。
Contents
- 1. 補助金の制度を確認する
- ・自治体によって対象が異なる
- ・募集期間が決まっていることが多い
- 2. 対象となる建物かを確認する
- ・空き家であることが条件のケースが多い
- ・危険建物と判定されていると優先されることも
- 3. 補助金の申請前に見積もりを取る
- ・複数の業者に見積もりを取るのがおすすめ
- ・補助金の対象外となる費用にも注意
- 4. 必要書類を準備する
- ・申請書類一式(所定の様式)
- ・建物の登記事項証明書(登記簿謄本)
- ・解体工事の見積書と図面
- ・建物の写真(解体前の状態)
- 5. 自治体に申請書を提出する
- ・申請は工事開始前に行うことが必須
- ・提出後は審査期間がある
- 6. 交付決定通知を受け取る
- ・交付決定前に工事を始めると対象外になる
- ・決定通知書には金額と条件が記載されている
- 7. 解体工事の実施
- ・工事内容の変更は必ず報告する
- ・工事完了後に写真を撮っておく
- 8. 実績報告書の提出
- ・必要書類は工事完了後すぐに準備
- ・内容に不備があると支給が遅れる
- 9. 補助金の入金を確認する
- ・入金までに時間がかかる場合もある
- ・入金金額を必ず確認する
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
1. 補助金の制度を確認する
最初にやるべきことは、「どんな補助金があるか」を調べることです。自治体ごとに制度の内容や条件が異なるため、必ず地元の市区町村のホームページをチェックしましょう。
・自治体によって対象が異なる
例えば、「空き家対策」として実施している補助金もあれば、「防災目的」「景観整備」などを理由にしている場合もあります。自分の家がどの制度に該当するのかを確認するのが第一歩です。
同じ「解体補助金」といっても、上限額や条件が全く違う場合があります。
・募集期間が決まっていることが多い
通年で募集している自治体もありますが、「4月から予算がなくなるまで」や「年度内の申請に限る」といった制限があるケースが多いです。
申請が遅れると予算が終了してしまうこともあるので、早めの行動が大切です。
2. 対象となる建物かを確認する
次に、自分が解体したい建物が補助金の対象に含まれるかを確認します。ここで確認を怠ると、せっかく申請しても却下されてしまうことがあります。
・空き家であることが条件のケースが多い
「長期間使われていない建物」や「居住実態がない建物」が対象になっている自治体が多いです。実際には、電気・水道・ガスの使用状況などで判断されます。
居住中の家を壊して建て替える場合は対象外になるケースがほとんどです。
・危険建物と判定されていると優先されることも
老朽化が進んでいて倒壊の恐れがあると、市町村の調査で「危険空き家」として認定される場合があります。この認定を受けていると、補助金の対象になりやすくなります。
自治体によっては、事前に職員が現地確認を行うこともあります。
3. 補助金の申請前に見積もりを取る
申請の前には、必ず解体業者に見積もりを依頼しましょう。補助金の申請には「見積書」の提出が必要になるからです。
・複数の業者に見積もりを取るのがおすすめ
補助金を申請する際、相見積もりを求められる場合があります。1社だけだと費用の妥当性を判断できないため、最低でも2~3社から見積もりを取っておくと安心です。
また、業者によっては補助金の申請サポートを行っているところもあります。
・補助金の対象外となる費用にも注意
たとえば、樹木の伐採や塀の撤去、アスベスト除去などは別扱いになることがあります。見積もり段階で「どの部分が補助対象になるのか」を明確にしておくと、後でトラブルになりません。
不明点があれば、見積もりを持って市役所の担当窓口に相談すると良いでしょう。
4. 必要書類を準備する
補助金の申請には、さまざまな書類を揃える必要があります。自治体によって異なりますが、一般的には以下のような書類が必要です。
・申請書類一式(所定の様式)
役所のホームページや窓口で配布されている申請用紙を使います。記入内容に不備があると受理されないこともあるため、慎重に記入しましょう。
特に「建物所在地」や「所有者名義」は登記簿と一致しているか確認が必要です。
・建物の登記事項証明書(登記簿謄本)
所有者を確認するために必要です。最近ではオンラインで取得できる自治体もあります。
名義が複数人の場合は、全員の同意書が求められることがあります。
・解体工事の見積書と図面
どの範囲を解体するのか、どれくらいの費用がかかるのかを証明する資料として提出します。
業者が発行した正式な見積書であることが条件です。
・建物の写真(解体前の状態)
現状を確認するために、外観や劣化の様子が分かる写真が必要です。
補助金が交付された後は「解体後の写真」も提出を求められるので、記録として残しておきましょう。
5. 自治体に申請書を提出する
書類が揃ったら、いよいよ申請です。窓口に直接持参する方法が一般的ですが、郵送やオンライン申請に対応している自治体もあります。
・申請は工事開始前に行うことが必須
補助金は「事前申請制」がほとんどです。工事を始めてから申請しても認められない場合が多いので注意してください。
工事を急いでいる場合でも、まずは役所の担当者に相談してから進めましょう。
・提出後は審査期間がある
提出した書類は、内容確認や現地調査などを経て審査されます。審査には1〜2か月ほどかかることもあるので、余裕をもって申請することが大切です。
書類に不備があると差し戻しになることもあります。
6. 交付決定通知を受け取る
審査に通ると、自治体から「補助金交付決定通知書」が届きます。これをもって、正式に工事を始めることができます。
・交付決定前に工事を始めると対象外になる
通知書を受け取る前に工事を始めてしまうと、補助金が支給されなくなるケースが多いです。
このタイミングを間違える人が意外と多いので、注意が必要です。
・決定通知書には金額と条件が記載されている
補助金の上限額や交付条件、工期の期限などが明記されています。
内容をしっかり確認して、業者にも共有しておきましょう。
7. 解体工事の実施
交付決定後は、いよいよ解体工事のスタートです。工事が完了するまでにも、いくつか気を付けたいポイントがあります。
・工事内容の変更は必ず報告する
途中で見積もりよりも大幅に工事内容を変える場合は、再申請や変更届が必要になることがあります。
補助対象の範囲が変わる可能性もあるため、勝手に変更しないようにしましょう。
・工事完了後に写真を撮っておく
補助金の最終報告には「完了後の写真提出」が必須です。現地の様子が分かるように複数枚撮影しておきましょう。
業者に撮影をお願いしても構いません。
8. 実績報告書の提出
工事が終わったら、「実績報告書」を自治体に提出します。これをもとに、実際の補助金額が確定します。
・必要書類は工事完了後すぐに準備
実績報告書には、解体後の写真や領収書、請負契約書などを添付します。
提出期限が短い自治体もあるため、早めにまとめておくとスムーズです。
・内容に不備があると支給が遅れる
金額の記載ミスや領収書の不備があると、再提出を求められる場合があります。
提出前に、担当者にチェックしてもらうと安心です。
9. 補助金の入金を確認する
実績報告書が受理され、審査に問題がなければ、補助金が指定口座に振り込まれます。これで手続きは完了です。
・入金までに時間がかかる場合もある
自治体によっては、報告書の受理から入金まで1〜2か月ほどかかることもあります。
入金時期が知りたい場合は、担当課に問い合わせてみましょう。
・入金金額を必ず確認する
補助対象外費用が除外されている場合、申請時より少ない金額で支給されることがあります。
振込額が通知書の内容と一致しているか確認しておくことが大切です。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事の補助金の申請手続きの流れについて解説いたしました。解体工事の補助金申請は、やることが多くて一見難しそうに感じるかもしれません。しかし、手順を押さえて一つひとつ進めれば、特別な知識がなくても申請は十分可能です。大切なのは、「工事前に申請を完了させること」と「必要書類をしっかり揃えること」です。また、申請時点から業者や自治体と連携して進めることで、トラブルや手戻りを防ぐことができます。補助金をうまく活用すれば、数十万円の費用を節約できる場合もある為、解体工事を始める前にはまず使えそうな補助金があるか調べているのがおすすめです。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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