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2025.11.12更新

解体工事で使える補助金や助成金について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。家の建て替えや空き家の処分などで「解体工事」を検討している方にとって、最も気になるのはやはり費用ではないでしょうか。解体工事は規模にもよりますが、数十万円から数百万円かかることもあり、決して安くはありません。そんなときにぜひ活用したいのが、補助金や助成金制度です。今回は、解体工事に使える主な補助金・助成金の種類や、申請のポイント、注意点などをわかりやすく紹介します。

【なぜ補助金・助成金があるの?】

まずは、なぜ自治体が解体費用の一部を負担してくれるのか、その背景を理解しておきましょう。

・老朽化した空き家は地域の安全に関わるため

放置された空き家は、倒壊の危険や火災、害虫の発生など、地域住民にとって大きなリスクになります。行政としても防災・防犯の観点から早めの対応を促したいという狙いがあります。そのため、「危険な空き家を減らすための支援」として補助金が設けられているのです。

・景観や土地の有効利用のため

老朽化した建物を取り壊して更地にすることで、土地の再活用が進み、街全体の景観も向上します。行政としても、地域の活性化につながるため、積極的に解体支援を行う傾向があります。

【主な補助金・助成金の種類】

補助金にはいくつかの種類があります。ここでは、代表的な制度を紹介します。

・老朽危険空き家除却補助金

最も多いのがこのタイプで、倒壊の恐れがある老朽家屋を解体する際に使える制度です。対象となる建物は、自治体が「特定空き家」や「危険空き家」と認定したものが中心ですが、場合によっては自己申告からの申請も可能です。

・住宅リフォーム・建て替え促進に伴う解体補助

新築や建て替えを前提に、古い住宅を解体する場合に使える補助金もあります。「新しい家を建てて地域に住み続ける人を増やしたい」という目的があり、子育て世代向けに優遇措置を設けている自治体もあります。

・災害危険区域や防災目的の除却補助金

地震や土砂災害のリスクが高い地域では、防災目的で解体工事を支援している自治体もあります。特に耐震性の低い建物や、避難経路を塞ぐ危険がある空き家が対象となることが多いです。

・アスベスト除去費用の助成

昭和期に建てられた住宅の中には、アスベスト(石綿)を使用しているものも少なくありません。健康被害防止の観点から、アスベストの事前調査や除去費用の一部を助成してくれる自治体も増えています。

【補助金の支給対象となる建物の条件】

すべての解体工事が補助対象になるわけではありません。主な条件を確認しておきましょう。

・空き家として一定期間放置されていること

「1年以上誰も住んでいない」「電気・水道の使用がない」といった条件が設けられている場合が多いです。まだ人が住んでいる家や、倉庫として使っている場合は対象外になることもあります。

・建物の所有者が明確であること

続登記が済んでいないと、申請手続きができないケースがほとんどです。補助金を受ける前に、まずは所有者の名義をはっきりさせておきましょう。

・倒壊や劣化の危険性が高いこと

自治体が実施する現地調査で「危険」と判断された場合に補助対象となります。見た目ではまだ大丈夫そうでも、構造部分に腐食や傾きが見られると対象になることもあります。

【申請できる人の条件】

建物の条件に加えて、申請者にもいくつかの条件があります。

・原則として建物の所有者本人

補助金の申請は、登記上の所有者が行うのが基本です。ただし、相続人や管理者が代理申請できる場合もあります。

・税金を滞納していないこと

市町村税や固定資産税の滞納があると、補助金が受けられないことがあります。申請前に未納がないか確認しておくと安心です。

・他の補助金との併用不可の場合もある

複数の補助制度を同時に受けることができないケースもあるので、どの制度を利用するか慎重に選ぶ必要があります。

【補助金額の目安】

自治体によって金額は大きく異なりますが、だいたいの目安は次のとおりです。

・10万円〜100万円前後が多い

一般的な木造住宅の解体では、上限30万〜50万円の補助が多く見られます。
老朽危険家屋の場合は100万円前後まで支給されるケースもあります。

・助成率で決まる場合もある

「解体費用の3分の1」「最大50%」といった助成率で設定されていることもあります。
つまり、実際の解体費用が高いほど支給額も増える仕組みです。

【申請の流れ】

① 自治体に相談する

まずは市区町村の建築課や空き家対策課に相談しましょう。
対象になるかどうか、必要書類などを丁寧に教えてもらえます。

② 現地調査・書類提出

担当者が現地を確認し、建物の状態を判断します。
同時に申請書や見積書、写真、登記事項証明書などを提出します。

③ 交付決定通知を受ける

審査を経て、補助対象として認められると「交付決定通知書」が届きます。
この通知を受ける前に工事を始めると補助金がもらえなくなるため、要注意です。

④ 解体工事を実施する

決定後、認定された業者に依頼して工事を行います。
工事中の変更がある場合は、事前に届け出が必要な場合もあります。

⑤ 実績報告・補助金の受け取り

工事完了後、写真や領収書を添付して報告書を提出します。
確認が取れ次第、補助金が支給されます。

【申請時に注意すべきポイント】

補助金はありがたい制度ですが、気をつけないと受け取れなくなることもあります。

・工事前に申請しないと無効になることが多い

補助金は「申請前に着工してはいけない」というルールがほとんどです。
急いで工事を始める前に、必ず申請時期を確認しましょう。

・書類不備や写真不足で再提出になることも

申請書類は細かく求められるため、提出前に自治体担当者にチェックしてもらうのが安心です。
写真は解体前・解体中・解体後の3段階を撮影しておくとスムーズです。

・申請期間が短い自治体もある

年度ごとに予算が決まっているため、申請受付期間が限られている場合があります。
「先着順で締め切り」というケースも多いので、早めの行動が大切です。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事で使える補助金や助成金について解説いたしました。今回ご紹介したような補助金や助成金をうまく活用すれば、数十万円単位の節約につながります。ただし、自治体によって制度の内容や条件は大きく違うため、事前の確認が欠かせません。また、申請のタイミングを間違えると補助が受けられなくなるケースも多いので、焦らず慎重に進めましょう。不明点がある場合は、早めに市区町村の窓口や、補助金に詳しい解体業者へ相談するのがおすすめです。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

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  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

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    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

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    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

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    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

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    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。