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2025.11.10更新

解体工事の費用が高くなる原因とは?

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物を解体する際、見積もりを取ってみて「思ったより高い!」と感じる人は少なくないでしょう。同じ広さの家でも、立地や構造、周囲の環境によって費用が大きく変わるのが解体工事の特徴です。今回は、解体費用が高くなる主な原因を分かりやすく紹介します。

Contents

【建物の構造による違い】

建物の造りによって、解体の手間や必要な重機が異なります。

・RC造(鉄筋コンクリート造)は最も高額になる

コンクリートを砕くためには大型の重機や専門技術が必要です。騒音や振動の配慮もしなければならず、作業時間も長くなります。木造住宅の2〜3倍の費用になるケースもあります。

・鉄骨造も高額になりやすい

鉄骨は切断や運搬が大変で、専用の工具や作業員が必要になります。特に錆びついた部分の撤去は時間がかかり、その分費用が上がります。

・木造は比較的安いが条件によっては高額に

木造は解体しやすい構造ですが、狭い場所に建っていると重機が入らず人力作業が必要になります。その場合はコストが一気に上がります。

【敷地の立地やアクセスの悪さ】

作業のしやすさは解体費用に直結します。

・重機やトラックが入れない場所は高くなる

狭い道路や旗竿地(奥まった土地)では、重機を使えず人力で解体・運搬することになります。作業時間が延びるうえ、スタッフの人数も増えるため費用が上がります。

・交通量が多い道路沿いも要注意

通行規制や警備員の配置が必要な場合があり、その費用が上乗せされます。特に市街地では安全対策に手間がかかります。

・傾斜地や段差のある土地もコストアップ

建物が高低差のある場所に建っていると、重機を入れるための仮設工事が必要になることもあります。搬出経路の確保が難しいほど費用は上がります。

【廃材の量と分別の手間】

解体後に出る廃材の量と種類によっても金額は変わります。

・産業廃棄物の処分費が増える

コンクリートや瓦、断熱材などは処分費用が高く、分別作業も必要です。廃材が多いほど運搬回数も増えるため、トラック代や人件費もかさみます。

・リサイクルできない素材が多いと費用アップ

建材によっては再利用が難しく、専用処理が必要になります。特に古い建物では有害物質を含む素材が使われていることもあり、処理費が高くなる傾向です。

・分別解体が義務化されている

現在は法律で、木材・金属・コンクリートなどを分けて処分することが求められています。この分別作業に手間がかかるため、昔よりも解体費は全体的に上がっています。

【アスベスト(石綿)の有無】

古い建物に多く使われていたアスベストは、解体費用を大きく左右するポイントです。

・アスベストが含まれていると調査と除去が必要

事前に専門の調査を行い、含有していれば飛散防止措置をして除去しなければなりません。この調査費や除去費は非常に高額で、数十万円から百万円を超えることもあります。

・作業人数と時間が増える

安全確保のため、完全防護の上で慎重に作業する必要があります。そのため作業効率が落ち、結果として全体の費用が上がります。

・処分費用も高額

アスベストは一般の産業廃棄物として処理できず、専門業者による処分が必要です。運搬費や処分費が通常の何倍にもなることがあります。

【解体前の準備や付帯工事】

建物本体を壊す以外にも、さまざまな作業が必要です。

・電気、ガス、水道などのライフライン撤去

解体前にはすべての設備を止めて撤去します。ガス管や電柱の撤去は各業者への依頼が必要で、手続きや費用が発生します。

・ブロック塀やカーポートの撤去も別費用になる

建物以外の構造物(庭の倉庫、フェンス、駐車場の土間コンクリートなど)も一緒に撤去する場合、追加料金がかかります。

・樹木や庭石の撤去も意外と高い

大きな木の伐採や根の掘り起こし、重い石の撤去などは人力作業が多くなります。解体工事全体の見積もりに含まれていないケースも多いので注意が必要です。

【近隣対策や安全管理の手間】

周囲の環境や安全対策も費用に影響します。

・近隣への配慮が必要なエリアではコストがかさむ

住宅が密集している地域では、粉じんや騒音対策のために防音シートや散水設備を設置します。こうした仮設設備の設置費や管理費が追加されます。

・工事中のトラブル防止に警備員を配置する場合も

歩行者の多い場所では誘導員が必要になることがあります。1日あたり数万円の人件費がかかるため、工期が長いほど費用も膨らみます。

・安全第一のための保険や管理コスト

解体工事では事故防止が最優先です。そのための保険料や安全管理費も見積もりに含まれています。安さを優先して安全面をおろそかにすると、後で大きなトラブルになることもあります。

【地中埋設物や想定外の追加工事】

実際に解体を始めてみないとわからない「想定外」の要素もあります。

・地中から廃材や基礎が出てくることがある

昔の建物では、解体時に埋めた残骸がそのまま残っていることがあります。それらを撤去するための追加工事が必要になり、費用が増加します。

・古い浄化槽や井戸の埋め戻しも必要

昔の住宅では浄化槽や井戸が残っていることが多く、これを埋め戻す作業には別途費用がかかります。見積もり時点では気づかないこともあるため、余裕を持った予算を立てておくことが大切です。

・地盤の状態によって重機が使えない場合もある

ぬかるみや傾斜地では、重機が入れず人力作業になることがあります。こうした条件の悪さも費用アップの要因です。

【解体業者の選び方や時期】

同じ工事内容でも、依頼先によって費用が変わることがあります。

・大手業者は安心感がある分コストが高い

管理体制が整っており安全性は高いですが、下請けを使うことが多く中間マージンが発生します。

・地元の解体業者は安く済むことがある

地域密着型の業者は移動コストや経費を抑えられるため、全体的に見積もりが安くなる傾向があります。ただし、許可を持った信頼できる業者を選ぶことが大前提です。

・繁忙期は価格が上がる

春から秋にかけては解体の需要が高まるため、同じ工事内容でも見積もりが高く出ることがあります。余裕を持ってスケジュールを立て、閑散期に依頼するのも一つの方法です。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体費用が高額になる原因について解説いたしました。解体工事の費用が高くなる原因は、「構造」「立地」「廃材」「安全対策」など、多くの要素が重なって生じます。見積もり金額だけで判断せず、なぜその費用がかかるのかを業者に確認することが大切です。特に、アスベストや地中埋設物など、後から追加費用が発生するリスクもあるため、事前調査をしっかり行いましょう。信頼できる業者に相談し、複数社の見積もりを比較することで、無駄な出費を防ぎ、安心して工事を進めることができるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。