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2025.11.07更新

プレハブの解体費用と手順について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。プレハブ建物は、倉庫や作業小屋、仮設住宅、事務所など、さまざまな用途で使われています。軽量で建てやすい反面、老朽化すると安全性が下がるため、一定期間が経てば解体が必要になることもあります。今回は、プレハブの解体費用と解体の手順について解説いたします。業者選びや見積もりのチェックにも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。

【プレハブ解体の特徴】

・構造がシンプルで解体しやすい

プレハブは鉄骨や軽量鉄骨、木材、パネルなどの部材を組み合わせて作られています。ボルトやビスで固定されている部分が多く、重機を使わなくても解体できるケースもあります。構造が単純なため、木造やRC造に比べて工期も短いのが特徴です。

・再利用できる部材が多い

プレハブは、解体後に部材を再利用できることがあります。特に、仮設事務所やイベント会場などで使われていたタイプは、他の現場に転用できることも。リサイクル可能な部分が多いぶん、処分費用を抑えられる場合もあります。

・設置場所によって作業難易度が変わる

狭い敷地や傾斜地、住宅街などに建っている場合、作業車の出入りが難しくなります。そのため、作業の手間が増えて費用が上がるケースがあります。逆に、空き地や工場敷地内など広い場所にある場合は、作業効率が良く、費用も安く済みやすいです。

【プレハブ解体の費用相場】

・一般的なプレハブ小屋の解体費用

1坪あたりの費用はおおよそ「8,000円〜20,000円」が目安です。プレハブの大きさや構造、基礎の有無によって金額が変わります。たとえば、10坪(約33㎡)の小屋なら、8万〜20万円ほどが一般的な相場です。

・軽量鉄骨プレハブの場合

骨組みが鉄製のため、木製よりも強度が高く、その分だけ解体の手間もかかります。重機を使う必要が出ることもあり、1坪あたり15,000円〜25,000円ほどが目安です。鉄骨部分の撤去や鉄くず処分費が含まれるため、やや高めになります。

・木製プレハブの場合

木造プレハブは比較的安価に解体できます。1坪あたりの費用はおよそ10,000円前後で、軽い素材のため手作業でも解体可能です。古くて腐食が進んでいる場合でも、処分コストが鉄製ほど高くならないのがメリットです。

・基礎コンクリートの撤去費

プレハブを設置するとき、地面にコンクリート基礎を打っている場合があります。この基礎部分を撤去するには追加費用がかかり、1㎡あたり2,000円〜5,000円ほどが目安です。解体後に更地化する予定なら、見積もり時に「基礎撤去込み」で依頼しましょう。

・運搬、処分費も要チェック

プレハブの部材は大きく、運び出しや分別処理が必要です。特に鉄骨やパネル材などの廃棄物は、リサイクル法に基づいて分別する義務があります。運搬費や処分費が別途請求されることもあるので、見積もり書でしっかり確認しましょう。

【プレハブ解体の手順】

1. 現地調査を行う

まず業者が現場を確認します。建物の大きさ、構造、設置環境、周囲の道路状況などを細かくチェックします。これによって、必要な重機や人員、トラックの台数などが決まります。

2. 見積もりを作成する

現地調査の内容をもとに、費用を算出します。内訳には「解体工事費」「基礎撤去費」「廃材処分費」「運搬費」などが含まれます。複数業者に見積もりを取って、料金と内容を比較するのが大切です。

3. 電気・ガス・水道などの停止手続き

プレハブに電気や水道が引き込まれている場合は、事前に停止または撤去の手続きを行います。特にガス管や電線が残っていると危険なので、専門業者による確認が必要です。

4. 内部の片付け・撤去

解体前に、プレハブ内部の荷物や備品をすべて撤去します。棚や机、電化製品などが残っていると、追加の撤去費用が発生することがあります。自分で片付けられる部分は事前に整理しておくと、費用を抑えられます。

5. 外部設備の取り外し

照明器具、エアコン、配管、看板などの外部設備を取り外します。特にエアコンの室外機や電線などは専門的な知識が必要なので、無理に外さず業者に任せましょう。

6. プレハブ本体の解体

ボルトやパネルを順番に外していき、骨組みを分解していきます。軽量な構造のため、クレーンや重機を使わずに解体できることもあります。ただし、2階建てや大型のものは、安全のため重機を使うこともあります。

7. 基礎の撤去(必要な場合)

地面にコンクリート基礎がある場合は、ハツリ機などを使って撤去します。この作業は騒音や振動が出やすいため、近隣への配慮も必要です。

8. 廃材の分別・処分

解体で出た木材、鉄、パネル、断熱材などは、法律に基づいて分別処理されます。鉄材は再利用されることが多く、廃棄物の一部はリサイクル業者に引き取られます。

9. 整地・清掃

すべての撤去が終わったら、土地を平らに整え、周囲を清掃します。これで更地として新しい用途に使える状態になります。整地まで含めて依頼する場合は、見積もり時に「整地費用込み」であるか確認しましょう。

【プレハブ解体の注意点】

・アスベストが使われていないか確認する

古いプレハブには、屋根材や断熱材にアスベスト(石綿)が含まれている場合があります。もし使用されていると、特別な処理が必要で、費用も大きく上がります。工事前に業者に「アスベスト調査」を依頼しておくと安心です。

・近隣への配慮を忘れない

解体時の騒音や振動、ホコリなどが原因でトラブルになることがあります。工事前には近隣住民へ挨拶をしておくとスムーズです。業者によっては、近隣への説明や挨拶を代行してくれるところもあります。

・撤去範囲を明確にしておく

フェンスや倉庫、物置などが敷地内に複数ある場合、「どこまで解体するか」を明確にしておきましょう。後から「この部分は含まれていない」とトラブルになることもあるので、見積書に記載してもらうのが大切です。

・廃材処分の方法を確認する

廃棄物の処理方法は業者によって異なります。すべて処分まで依頼できる場合と、分別した後に自分で処分するケースもあります。環境への配慮や法令遵守の観点から、産業廃棄物収集運搬の許可を持つ業者を選ぶようにしましょう。

・相見積もりで適正価格を把握する

1社だけの見積もりでは、費用の妥当性が分かりません。最低でも2〜3社に見積もりを依頼し、内容と金額を比較するのがベストです。安すぎる業者には、処分を不法投棄しているリスクもあるため注意が必要です。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、プレハブの解体にかかる費用や手順について解説いたしました。プレハブの解体は、構造がシンプルな分だけ手間が少なく、比較的短期間で完了します。しかし、設置状況や基礎の有無、素材によって費用は大きく変わります。見積もりの際は「何が含まれているか」を細かく確認し、アスベストの有無や廃材処理方法もチェックすることが大切です。信頼できる業者に依頼すれば、費用を抑えながら安全にスムーズな解体が実現できるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  5. 建設リサイクル法の届出

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    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。