昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。RC造(鉄筋コンクリート造)の建物は、丈夫で耐久性が高い一方で、解体工事となると非常に手間と費用がかかります。どんな工事が行われるのか、何に気をつければいいのかを知っておくことで、トラブルを防ぎ、スムーズに解体を進めることができます。今回は、RC造の建物を解体する際のポイントについて解説いたします。
Contents
- 【RC造の建物とは】
- 【RC造解体工事の特徴】
- ・解体には強力な重機が必要
- ・振動や騒音が大きくなりやすい
- ・粉じん(ほこり)対策が必須
- ・作業期間が長く、費用も高め
- 【解体工事前の準備】
- ・現地調査をしっかり行う
- ・アスベスト(石綿)調査を必ず実施する
- ・近隣への挨拶と説明を行う
- ・ライフラインの停止を確認する
- 【RC造の解体方法】
- ・重機による解体(圧砕工法)
- ・手壊し解体
- ・ブレーカー工法
- ・ワイヤーソー工法やウォールソー工法
- 【解体時の注意点】
- ・安全対策を徹底すること
- ・養生と防音、防塵対策を忘れない
- ・廃棄物の処理を適正に行う
- ・基礎部分の撤去を忘れない
- 【RC造の解体費用の目安】
- ・費用相場:1坪あたり7万円~10万円程度
- ・地下構造がある場合は要注意
- ・立地条件で金額が変動する
- ・処分費用が高くなりやすい
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【RC造の建物とは】
RC造(鉄筋コンクリート造)は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造です。鉄筋が建物の強度を支え、コンクリートが外からの衝撃を吸収します。そのため、地震や火災に強く、長持ちする建物です。
一方で、壊すのが非常に大変な構造でもあります。コンクリートと鉄筋ががっちり結合しているため、単純に壊すだけでも大きな重機が必要になり、作業も長期間にわたります。
【RC造解体工事の特徴】
・解体には強力な重機が必要
木造や鉄骨造では使わないような大型の油圧ショベルやブレーカーを使用します。そのため、狭い敷地や住宅密集地では工法を工夫しなければなりません。
・振動や騒音が大きくなりやすい
コンクリートを砕く際の音はかなり大きく、近隣への影響も避けられません。事前の説明や防音対策が重要になります。
・粉じん(ほこり)対策が必須
解体中は大量のコンクリート粉が発生します。散水しながら作業を行い、空気中に舞わないようにすることが大切です。
・作業期間が長く、費用も高め
RC造は強固な分、解体にも時間がかかります。一般的な木造の2倍以上の期間が必要になることもあります。
【解体工事前の準備】
・現地調査をしっかり行う
RC造の建物は構造が複雑なため、正確な見積もりを出すには現地調査が不可欠です。業者が実際に建物の構造や周囲の環境を確認してから見積もりを出すようにしましょう。
・アスベスト(石綿)調査を必ず実施する
古いRC造の建物には、断熱材や吹き付け材などにアスベストが使われていることがあります。2022年以降は事前調査が義務化されており、報告を怠ると罰則が科される場合もあります。
・近隣への挨拶と説明を行う
RC造の解体は騒音・振動が大きいため、事前に近隣住民へ説明しておくことが大切です。業者に同行してもらうのが理想です。
・ライフラインの停止を確認する
電気・ガス・水道などは必ず停止してから作業を行います。特にガス管が残っていると非常に危険なので、ガス会社に撤去を依頼しておきましょう。
【RC造の解体方法】
・重機による解体(圧砕工法)
もっとも一般的な方法で、油圧ショベルに圧砕機を取り付け、コンクリートを砕きながら解体していきます。効率がよく、コストも比較的安く抑えられます。
・手壊し解体
住宅密集地や狭い道路に面している場合は、重機が入れないため手作業で壊すこともあります。作業効率は下がりますが、安全面や近隣への配慮を優先する際に選ばれます。
・ブレーカー工法
コンクリートをハンマーのような器具で叩き壊す方法です。非常に強力ですが、騒音と振動が大きいため、都市部では避けられることもあります。
・ワイヤーソー工法やウォールソー工法
ダイヤモンドカッターでコンクリートを切断する工法です。騒音や振動が少なく、高層ビルや病院などの部分解体に用いられます。
【解体時の注意点】
・安全対策を徹底すること
RC造の解体では、大きなコンクリート片や鉄筋が落下する危険があります。足場や養生シートの設置、安全ヘルメット・防塵マスクの着用など、基本的な安全対策を怠らないことが重要です。
・養生と防音、防塵対策を忘れない
周囲への影響を最小限にするため、解体現場をシートで覆い、散水装置を設置して粉じんを抑えます。こうした対策が見積もりに含まれているかも確認しましょう。
・廃棄物の処理を適正に行う
RC造の解体では、大量のコンクリートが廃棄されます。建設リサイクル法に従って分別・処理することが義務づけられています。処理先のマニフェスト(管理票)を発行してもらいましょう。
・基礎部分の撤去を忘れない
地中に埋まったコンクリート基礎が残っていると、将来の土地利用に支障が出ます。解体範囲に「基礎撤去」が含まれているかを事前に確認してください。
【RC造の解体費用の目安】
・費用相場:1坪あたり7万円~10万円程度
木造よりも大幅に高く、40坪の住宅で280万~400万円ほどかかります。建物の高さや立地によってはさらに高くなることもあります。
・地下構造がある場合は要注意
地下室や駐車場がある建物は、地上部分の解体よりも手間がかかります。掘削作業や残土処理が必要なため、費用が倍近くになることもあります。
・立地条件で金額が変動する
道路が狭く、重機が入れない場合は手作業が中心になり、工期が長くなります。その分、費用が上がります。
・処分費用が高くなりやすい
RC造の廃材は重く、再利用にもコストがかかります。業者によってはリサイクル費用を上乗せしている場合もあるので、見積書の「廃棄物処理費」の内訳をよく確認しましょう。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、RC造建物を解体する際のポイントについて解説いたしました。RC造の建物は、他の構造に比べて解体にかかる時間も費用も多くなります。しかし、事前の準備と信頼できる業者選びをしっかり行えば、スムーズに進めることが可能でしょう。アスベスト調査や近隣対応、廃棄物の処理など、見落としがちなポイントも多いため、ひとつひとつ丁寧に確認することが大切です。見積もりをしっかり読み込み、追加費用や工期のリスクを把握したうえで契約するようにしましょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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