昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物の解体を検討する際に最初に行うのが「見積もりの依頼」です。しかし、見積書を見ても「専門用語が多くてよく分からない」「どこを比べればいいのか迷う」という方も多いのではないでしょうか。今回は、解体工事の見積もり書の見方や、トラブルを防ぐための注意点について解説いたします。
Contents
- 【解体工事見積書の主な構成】
- ・「解体工事費」
- ・「付帯工事費」
- ・「廃棄物処理費」
- ・「重機・運搬費」
- ・「養生費・安全対策費」
- ・「諸経費」
- 【見積書を見るときのポイント】
- ・総額だけで判断しないこと。
- ・単価を確認すること。
- ・工事範囲が明確に記載されているか確認する。
- ・廃棄物の処分方法が書かれているか見る。
- ・工期や支払条件も確認する。
- 【特に注意するべきポイント】
- ・「追加費用」が発生する可能性を確認しておく。
- ・アスベスト調査が含まれているか。
- ・見積もりの単位や計算方法をよく見る。
- ・「一式」表記が多すぎる業者には注意。
- ・見積書に社名、住所、担当者名が記載されているか確認。
- 【見積もりを比較する際のコツ】
- ・最低でも2~3社の見積もりを取る。
- ・ただし、単純な「安さ比べ」は危険。
- ・説明の丁寧さも比較ポイント。
- ・見積書のレイアウトが分かりやすいかもチェック。
- 【よくあるトラブル事例】
- ・見積もりにはなかった費用を請求された。
- ・廃棄物を不法投棄され、施主が責任を問われた。
- ・近隣への配慮が不足し、苦情が入った。
- 【信頼できる業者を見分けるポイント】
- ・現地調査にしっかり時間をかける業者
- ・見積もり書の説明を丁寧にしてくれる業者
- ・契約前に書面で詳細を提示する業者
- ・口コミや実績も参考にする
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【解体工事見積書の主な構成】
・「解体工事費」
建物そのものを壊すための費用です。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など構造によって金額が大きく変わります。
・「付帯工事費」
建物以外の撤去作業にかかる費用で、ブロック塀やフェンス、樹木、物置などが含まれます。見落としやすい部分ですが、意外と高額になることもあります。
・「廃棄物処理費」
壊した建材を処分する費用です。廃棄物の種類によってリサイクル法のルールが異なり、適正な処理が必要です。
・「重機・運搬費」
解体に使う重機やトラックを現場まで運ぶ費用です。現場が狭い場合やアクセスが悪い場合は、費用が上がることもあります。
・「養生費・安全対策費」
解体時の騒音や粉じん、落下物から近隣を守るための仮囲いやシート、足場などの設置費用です。これを怠ると近隣トラブルの原因になるので、重要な項目です。
・「諸経費」
人件費、保険料、交通費など、直接作業以外に必要な費用をまとめた項目です。おおよそ全体の5~10%程度を占めます。
【見積書を見るときのポイント】
・総額だけで判断しないこと。
見積もり書には多くの項目があります。金額の安さだけで選ぶと、後から「それは別料金になります」と追加請求されるケースもあります。
・単価を確認すること。
「1㎡あたり○○円」や「1立方メートルあたり○○円」といった単価表記を見て、相場と比べて妥当かをチェックしましょう。
・工事範囲が明確に記載されているか確認する。
「建物本体のみ」「庭の樹木は含まない」など、どこまでが見積もりの対象かが曖昧だと、後々トラブルのもとになります。
・廃棄物の処分方法が書かれているか見る。
「適正処理」「マニフェスト交付」などの文言があるかチェックしましょう。違法な処分をしている業者を避けるためにも大切です。
・工期や支払条件も確認する。
「いつまでに終わるのか」「支払いはいつ行うのか」も重要です。支払い時期が前倒しすぎる場合は要注意です。
【特に注意するべきポイント】
・「追加費用」が発生する可能性を確認しておく。
見積もり時に確認できなかった地下構造物やアスベストが見つかると、追加料金が発生する場合があります。あらかじめ「追加がある場合の基準」を明確にしておきましょう。
・アスベスト調査が含まれているか。
2022年以降、一定規模以上の解体工事ではアスベスト事前調査が義務化されています。調査費用が別途請求される場合もあるため、事前に確認が必要です。
・見積もりの単位や計算方法をよく見る。
同じ金額でも「㎡単価」と「坪単価」で計算していると、実際の総額が大きく異なることがあります。
・「一式」表記が多すぎる業者には注意。
「○○作業 一式」とだけ書かれている場合、内訳が分からず、どこにどれだけ費用がかかっているか不明です。細かく説明してもらいましょう。
・見積書に社名、住所、担当者名が記載されているか確認。
正式な書類であれば、会社情報が明記されています。これがない場合、後々の連絡が取れないリスクもあります。
【見積もりを比較する際のコツ】
・最低でも2~3社の見積もりを取る。
業者によって得意分野や重視する点が違います。相見積もりを取ることで、相場を把握しやすくなります。
・ただし、単純な「安さ比べ」は危険。
極端に安い業者は、処分費を削って不法投棄したり、手抜き工事を行う可能性があります。
・説明の丁寧さも比較ポイント。
質問に対して分かりやすく説明してくれる業者は、信頼性が高いといえます。逆に「それは大丈夫です」と曖昧に返す業者は注意が必要です。
・見積書のレイアウトが分かりやすいかもチェック。
細かく項目が整理され、誰が見ても理解できるような書式を使っている業者は、対応が誠実なことが多いです。
【よくあるトラブル事例】
・見積もりにはなかった費用を請求された。
例として「地中から基礎が出てきた」「予想以上に廃材が多かった」などがあります。事前に「追加が出た場合は見積書を再提示する」など取り決めておくと安心です。
・廃棄物を不法投棄され、施主が責任を問われた。
契約上、廃棄物の最終責任は発注者(依頼者)にもあります。マニフェスト(産業廃棄物管理票)の提出を求めることが大切です。
・近隣への配慮が不足し、苦情が入った。
見積もりに「養生費」「近隣対応費」などが含まれていない場合、トラブルに発展することがあります。見積段階で「近隣対応」についても話し合いましょう。
【信頼できる業者を見分けるポイント】
・現地調査にしっかり時間をかける業者
現場を見ずに即見積もりを出す業者は危険です。現地を細かくチェックしてくれる業者ほど、後のトラブルが少なくなります。
・見積もり書の説明を丁寧にしてくれる業者
費用の根拠や工事内容を丁寧に教えてくれる会社は誠実です。不明点をそのままにせず質問しましょう。
・契約前に書面で詳細を提示する業者
口頭説明だけでは不十分です。契約内容や金額、支払い条件を明文化してくれる業者を選びましょう。
・口コミや実績も参考にする
ネットの評判や、過去の施工事例をチェックして、信頼性の高い業者を選びましょう。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事の見積もりの見方や注意点について解説いたしました。解体工事の見積もりは、単に金額を確認するだけのものではありません。見積書には、工事内容・範囲・費用の根拠・安全対策など、工事全体の信頼性が詰まっています。見積もりを見る際は、「どこにいくらかかるのか」「どこまで含まれているのか」を明確に理解することが大切です。
複数社の見積もりを比較し、金額だけでなく「説明の丁寧さ」や「誠実さ」も重視しましょう。見積書を正しく読み解く力をつけておくことで、余計なトラブルを防ぎ、安心して工事を任せることができるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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