昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体工事は単に重機で建物を壊すだけの作業ではなく、多くの手続きや準備が必要になります。段取りを一つ間違えると、思わぬトラブルになることもあります。今回は、解体工事の一般的な流れについて順を追って解説します。初めて依頼する方にもわかりやすいようにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
- 1.解体工事の相談・見積もり依頼
- ・現地調査をお願いする
- ・見積書の内容をチェックする
- ・相見積もりを取る
- 2.近隣への挨拶と説明
- ・業者と一緒に挨拶するのが理想的
- ・事前に工期や時間帯を伝える
- ・連絡先を共有しておく
- 3. 各種手続き・届出の準備
- ・建設リサイクル法の届出
- ・ライフラインの停止、撤去
- ・登記や書類の確認
- 4. 足場の設置と養生シートの設置
- ・足場を組み立てる
- ・養生シートを設置する
- ・安全確認を行う
- 5. 内部解体(内装の撤去)
- ・家具や設備を取り外す
- ・分別解体を意識する
- ・手作業で丁寧に
- 6. 重機による建物の解体
- ・上から順に壊していく
- ・散水を行いながら作業
- ・重機の種類を使い分ける
- 7. 廃棄物の分別・運搬
- ・現場での分別作業
- ・マニフェスト伝票の発行
- ・再資源化を意識する
- 8. 整地・清掃
- ・残置物やガラの確認
- ・地面を均す(整地作業)
- ・周辺の清掃
- 9. 工事完了・報告・書類整理
- ・写真付きの完了報告書をもらう
- ・滅失登記の手続き
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
1.解体工事の相談・見積もり依頼
最初に行うのが、解体業者への相談と見積もりの依頼です。工事の規模や建物の構造によって費用が大きく変わるため、複数の業者に相談するのが基本です。
・現地調査をお願いする
現地調査では、建物の構造・面積・立地条件・周辺環境などを確認します。道路の幅や電線の位置など、重機が入れるかどうかも重要なポイントです。
・見積書の内容をチェックする
見積書には、「解体費用」「廃棄物処分費」「養生費」「重機使用料」などが含まれます。項目ごとに金額が明記されているかを確認し、曖昧な見積もりは避けましょう。
・相見積もりを取る
1社だけで決めるのではなく、最低でも2〜3社から見積もりを取ることが大切です。価格だけでなく、説明の丁寧さや対応スピードなども比較材料にしましょう。
2.近隣への挨拶と説明
解体工事はどうしても「騒音」「振動」「粉じん」などが発生します。トラブルを防ぐためにも、工事前の近隣挨拶は欠かせません。
・業者と一緒に挨拶するのが理想的
施工業者と施主(依頼者)が一緒に回ると、信頼感が生まれやすいです。工期や作業時間、発生する騒音の内容などを丁寧に説明しましょう。
・事前に工期や時間帯を伝える
いつからいつまで工事を行うのか、何時に作業を始めるのかを明確に伝えることで、近隣住民の理解を得やすくなります。
・連絡先を共有しておく
トラブルが起きた場合にすぐ連絡できるよう、担当者の連絡先を伝えておくと安心です。
3. 各種手続き・届出の準備
解体工事を行うには、行政機関への届出やライフラインの停止手続きが必要です。
これを怠ると、後々トラブルや罰則の原因になることもあります。
・建設リサイクル法の届出
床面積80㎡以上の建物を解体する場合は、着工7日前までに届出が必要です。通常は業者が代行しますが、提出状況を確認しておくと安心です。
・ライフラインの停止、撤去
電気・ガス・水道・電話・インターネットなど、使用中の設備を停止します。特にガスの閉栓はガス会社の立ち会いが必要な場合があります。
・登記や書類の確認
建物滅失登記など、解体後に必要な手続きもあるため、事前に準備しておきましょう。
4. 足場の設置と養生シートの設置
・足場を組み立てる
作業員が安全に移動・作業できるよう、建物全体を囲むように足場を組みます。特に2階建て以上の建物では必須の工程です。
・養生シートを設置する
粉じんや破片が周囲に飛散しないよう、シートで建物を覆います。近隣への配慮にもなるため、丁寧な施工が求められます。
・安全確認を行う
足場の固定が甘いと事故につながるため、組み立て後の安全確認を徹底します。
5. 内部解体(内装の撤去)
重機を使う前に、まず建物内部の撤去作業を行います。これを「内装解体」または「手壊し作業」と呼びます。
・家具や設備を取り外す
キッチン・風呂・トイレ・照明器具などを手作業で撤去します。再利用可能なものはリサイクル業者に回収されることもあります。
・分別解体を意識する
木材、金属、コンクリートなどの素材を分けながら作業を進めます。建設リサイクル法に基づき、適切な分別処理が求められます。
・手作業で丁寧に
重機が入れない場所や狭い室内は、すべて人の手で行われます。この工程を丁寧に行うことで、後の作業がスムーズになります。
6. 重機による建物の解体
内部の撤去が完了したら、いよいよ建物本体の解体に入ります。ここからが、解体工事のメインとも言える工程です。
・上から順に壊していく
建物を一気に壊すのではなく、上層部から少しずつ崩していきます。倒壊や事故を防ぐための安全な手順です。
・散水を行いながら作業
粉じんが舞い上がらないよう、常に水を撒きながら作業を進めます。周辺環境への配慮も大切なポイントです。
・重機の種類を使い分ける
木造ならバックホー、鉄骨造ならブレーカー付きの重機など、構造に合わせた機械を使用します。状況によっては手作業を併用することもあります。
7. 廃棄物の分別・運搬
解体で発生した廃材は、適切に処理しなければなりません。リサイクルを前提に、素材ごとに分けて運搬します。
・現場での分別作業
木くず、金属、コンクリート、プラスチックなどを種類ごとに仕分けます。この分別が不十分だと、処分費用が高くなる場合もあります。
・マニフェスト伝票の発行
廃棄物の処理を追跡するために「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」を発行します。不法投棄防止のために重要な書類です。
・再資源化を意識する
リサイクル可能な資材は再利用され、環境負荷の軽減につながります。最近では、解体材を再利用する「サステナブル解体」も注目されています。
8. 整地・清掃
建物がなくなった後は、土地をきれいに整える作業が行われます。ここまで終えて、ようやく工事が完了です。
・残置物やガラの確認
コンクリート片や鉄くずなど、残っていないかを入念に確認します。見落としがあると次の工事に支障をきたすこともあります。
・地面を均す(整地作業)
土地を平らにして、次に建物を建てる準備を整えます。駐車場や更地として活用する場合も、この作業が重要です。
・周辺の清掃
道路や隣地に飛散したゴミやほこりを掃き清め、最後にきれいな状態で引き渡します。
9. 工事完了・報告・書類整理
最後に、工事完了の報告と書類の整理を行います。ここで初めて解体工事が「正式に完了」となります。
・写真付きの完了報告書をもらう
解体前・途中・完了後の写真をまとめた報告書を業者から受け取ります。今後の登記や証明にも使える重要な資料です。
・滅失登記の手続き
建物を解体したことを法務局に届け出る「滅失登記」を行います。これを怠ると、固定資産税の課税対象が残ったままになるので注意が必要です。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事の流れについて解説いたしました。解体工事は、ただ壊すだけの作業ではなく、見積もりから近隣対応、届出、分別処理、整地まで、すべてが計画的に行われる必要があります。特に「信頼できる業者を選ぶこと」「事前準備を丁寧に行うこと」「近隣への配慮を忘れないこと」の3つが、スムーズに解体工事を進める為のポイントとなります。解体工事は新しい土地活用への第一歩です。流れを理解しておくことで、無駄なトラブルを防ぎ、安心して次のステージへ進むことができるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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