現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.10.27更新

解体工事の流れについて

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体工事は単に重機で建物を壊すだけの作業ではなく、多くの手続きや準備が必要になります。段取りを一つ間違えると、思わぬトラブルになることもあります。今回は、解体工事の一般的な流れについて順を追って解説します。初めて依頼する方にもわかりやすいようにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

1.解体工事の相談・見積もり依頼

最初に行うのが、解体業者への相談と見積もりの依頼です。工事の規模や建物の構造によって費用が大きく変わるため、複数の業者に相談するのが基本です。

・現地調査をお願いする

現地調査では、建物の構造・面積・立地条件・周辺環境などを確認します。道路の幅や電線の位置など、重機が入れるかどうかも重要なポイントです。

・見積書の内容をチェックする

見積書には、「解体費用」「廃棄物処分費」「養生費」「重機使用料」などが含まれます。項目ごとに金額が明記されているかを確認し、曖昧な見積もりは避けましょう。

・相見積もりを取る

1社だけで決めるのではなく、最低でも2〜3社から見積もりを取ることが大切です。価格だけでなく、説明の丁寧さや対応スピードなども比較材料にしましょう。

2.近隣への挨拶と説明

解体工事はどうしても「騒音」「振動」「粉じん」などが発生します。トラブルを防ぐためにも、工事前の近隣挨拶は欠かせません。

・業者と一緒に挨拶するのが理想的

施工業者と施主(依頼者)が一緒に回ると、信頼感が生まれやすいです。工期や作業時間、発生する騒音の内容などを丁寧に説明しましょう。

・事前に工期や時間帯を伝える

いつからいつまで工事を行うのか、何時に作業を始めるのかを明確に伝えることで、近隣住民の理解を得やすくなります。

・連絡先を共有しておく

トラブルが起きた場合にすぐ連絡できるよう、担当者の連絡先を伝えておくと安心です。

3. 各種手続き・届出の準備

解体工事を行うには、行政機関への届出やライフラインの停止手続きが必要です。
これを怠ると、後々トラブルや罰則の原因になることもあります。

・建設リサイクル法の届出

床面積80㎡以上の建物を解体する場合は、着工7日前までに届出が必要です。通常は業者が代行しますが、提出状況を確認しておくと安心です。

・ライフラインの停止、撤去

電気・ガス・水道・電話・インターネットなど、使用中の設備を停止します。特にガスの閉栓はガス会社の立ち会いが必要な場合があります。

・登記や書類の確認

建物滅失登記など、解体後に必要な手続きもあるため、事前に準備しておきましょう。

4. 足場の設置と養生シートの設置

・足場を組み立てる

作業員が安全に移動・作業できるよう、建物全体を囲むように足場を組みます。特に2階建て以上の建物では必須の工程です。

・養生シートを設置する

粉じんや破片が周囲に飛散しないよう、シートで建物を覆います。近隣への配慮にもなるため、丁寧な施工が求められます。

・安全確認を行う

足場の固定が甘いと事故につながるため、組み立て後の安全確認を徹底します。

5. 内部解体(内装の撤去)

重機を使う前に、まず建物内部の撤去作業を行います。これを「内装解体」または「手壊し作業」と呼びます。

・家具や設備を取り外す

キッチン・風呂・トイレ・照明器具などを手作業で撤去します。再利用可能なものはリサイクル業者に回収されることもあります。

・分別解体を意識する

木材、金属、コンクリートなどの素材を分けながら作業を進めます。建設リサイクル法に基づき、適切な分別処理が求められます。

・手作業で丁寧に

重機が入れない場所や狭い室内は、すべて人の手で行われます。この工程を丁寧に行うことで、後の作業がスムーズになります。

6. 重機による建物の解体

内部の撤去が完了したら、いよいよ建物本体の解体に入ります。ここからが、解体工事のメインとも言える工程です。

・上から順に壊していく

建物を一気に壊すのではなく、上層部から少しずつ崩していきます。倒壊や事故を防ぐための安全な手順です。

・散水を行いながら作業

粉じんが舞い上がらないよう、常に水を撒きながら作業を進めます。周辺環境への配慮も大切なポイントです。

・重機の種類を使い分ける

木造ならバックホー、鉄骨造ならブレーカー付きの重機など、構造に合わせた機械を使用します。状況によっては手作業を併用することもあります。

7. 廃棄物の分別・運搬

解体で発生した廃材は、適切に処理しなければなりません。リサイクルを前提に、素材ごとに分けて運搬します。

・現場での分別作業

木くず、金属、コンクリート、プラスチックなどを種類ごとに仕分けます。この分別が不十分だと、処分費用が高くなる場合もあります。

・マニフェスト伝票の発行

廃棄物の処理を追跡するために「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」を発行します。不法投棄防止のために重要な書類です。

・再資源化を意識する

リサイクル可能な資材は再利用され、環境負荷の軽減につながります。最近では、解体材を再利用する「サステナブル解体」も注目されています。

8. 整地・清掃

建物がなくなった後は、土地をきれいに整える作業が行われます。ここまで終えて、ようやく工事が完了です。

・残置物やガラの確認

コンクリート片や鉄くずなど、残っていないかを入念に確認します。見落としがあると次の工事に支障をきたすこともあります。

・地面を均す(整地作業)

土地を平らにして、次に建物を建てる準備を整えます。駐車場や更地として活用する場合も、この作業が重要です。

・周辺の清掃

道路や隣地に飛散したゴミやほこりを掃き清め、最後にきれいな状態で引き渡します。

9. 工事完了・報告・書類整理

最後に、工事完了の報告と書類の整理を行います。ここで初めて解体工事が「正式に完了」となります。

・写真付きの完了報告書をもらう

解体前・途中・完了後の写真をまとめた報告書を業者から受け取ります。今後の登記や証明にも使える重要な資料です。

・滅失登記の手続き

建物を解体したことを法務局に届け出る「滅失登記」を行います。これを怠ると、固定資産税の課税対象が残ったままになるので注意が必要です。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事の流れについて解説いたしました。解体工事は、ただ壊すだけの作業ではなく、見積もりから近隣対応、届出、分別処理、整地まで、すべてが計画的に行われる必要があります。特に「信頼できる業者を選ぶこと」「事前準備を丁寧に行うこと」「近隣への配慮を忘れないこと」の3つが、スムーズに解体工事を進める為のポイントとなります。解体工事は新しい土地活用への第一歩です。流れを理解しておくことで、無駄なトラブルを防ぎ、安心して次のステージへ進むことができるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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SERVICE FLOW

解体の流れ

  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

  2. 現地調査

    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。