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2025.10.15更新

撤去作業におけるトラブル例

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体工事や撤去作業は、近隣にお住まいの方や通行人など多くの人や環境に関わるため、大小さまざまなトラブルが発生することがあります。現場での想定外の出来事は作業の進行を妨げるだけでなく、近隣住民や依頼主との信頼関係を損ねる原因にもなります。今回は、撤去作業でよくあるトラブル例を具体的に紹介し、なぜ起こるのか、どのように対応すべきかを考えていきます。

【近隣住民とのトラブル】

撤去作業で最も多いのが、近隣住民とのトラブルです。

・騒音によるクレーム
解体や撤去では必ず機械音が発生します。特に朝早い時間や休日に作業を行うと、住民から強い不満が寄せられることがあります。

・粉じんの飛散
壁やコンクリートを壊すと、粉じんが広がって洗濯物や車に付着することがあります。目に見える影響があるため、苦情に発展しやすい典型的なトラブルです。

・振動への不安
大型重機による作業は、近隣の建物に振動を与えることがあります。特に古い家屋では「家が壊れるのでは」と心配され、抗議につながるケースもあります。

・道路や通路の妨害
作業車が道をふさいでしまうと、住民や通行人の生活に支障をきたします。ベビーカーや自転車が通れず、トラブルになることも少なくありません。

【作業中の事故によるトラブル】

撤去作業は危険を伴うため、事故が起こると大きな問題に発展します。

・作業員のケガ
足場からの転落や機械の操作ミスでケガをすることがあります。安全管理が不十分だと「会社の責任」が問われることになり、信頼問題に直結します。

・通行人への被害
工事現場のすぐ近くを歩いていた人に、落下物が当たってケガをさせてしまうケースもあります。ガードや誘導が徹底されていないと訴訟に発展することもあります。

・車や建物の破損
作業中に重機が操作ミスで隣家の壁や駐車中の車を傷つけることもあります。修理や補償の問題が生じ、作業が一時中断されることもあります。

【法的なトラブル】

法律や規制に関する問題も、撤去作業ではしばしば起こります。

・許可を取らずに作業を開始
道路使用や廃棄物処理に関する申請を怠ると、行政から指導や罰則を受けることがあります。依頼主にも迷惑をかけるため、大きなトラブルになります。

・不法投棄の疑い
撤去で出た廃材を適切に処分しないと、不法投棄として大きな問題になります。悪意がなくても、委託先の業者が不適切に処理したことで責任を問われるケースもあります。

・騒音、振動の規制違反
法律で定められた基準以上の騒音や振動を出すと、行政からの指導が入ります。近隣住民からの苦情が行政に届き、現場が止まることもあります。

【作業の進行に関するトラブル】

撤去作業は予定通りに進まないことが多く、それ自体がトラブルになります。

・予想外の構造が見つかる
建物を壊してみたら図面と違っていた、想定よりも頑丈だった、ということがあります。その結果、工期が大幅に延びてしまうことがあります。

・地中埋設物の発見
地面を掘ってみると、古い基礎や配管、埋設物が出てくることがあります。処理のために追加費用が発生し、依頼主とのトラブルにつながることもあります。

・天候による遅延
雨や台風で作業が中断されると、工期が延びます。依頼主が「なぜ予定通り終わらないのか」と不満を持つ場合もあります。

【金銭に関するトラブル】

費用をめぐる問題は、依頼主と業者の間で起こりやすいです。

・追加費用の発生
作業中に予想外の状況が発生し、追加料金を請求するケースがあります。事前説明が不十分だと「後出し請求だ」と揉めることがあります。

・見積もりとの差異
最初の見積もりよりも実際の費用が高くなると、依頼主は不信感を抱きます。「説明がなかった」と感じられると大きなトラブルに発展します。

・支払いの遅延や未払い
逆に依頼主が費用を支払わないケースもあります。作業完了後にトラブルが起き、業者側が泣き寝入りする例も存在します。

【依頼主との認識違いによるトラブル】

撤去作業に関して、依頼主と業者の認識がずれていることでもトラブルが発生します。

・撤去範囲の誤解
「ここも撤去してもらえると思っていた」と依頼主が感じることがあります。契約書に明記されていないと、話し合いが難航します。

・仕上がりに対する不満
依頼主は「きれいに更地になる」と期待していたのに、実際は瓦礫や基礎が一部残っている場合があります。仕上げに対する認識の違いで揉めることが多いです。

・工期に対する誤解
依頼主が「もっと早く終わると思っていた」と感じることもあります。工事の見込みを曖昧に伝えると、信頼関係にひびが入ります。

【トラブルを防ぐための工夫】

最後に、こうしたトラブルをできるだけ防ぐための工夫についても触れておきます。

・事前説明を丁寧に行う
作業内容や想定されるリスクをしっかり説明しておくと、トラブルを大幅に減らせます。依頼主も近隣住民も「知らなかった」が一番の不満につながります。

・契約内容を明確にする
費用や作業範囲を契約書に明記し、双方で確認することが重要です。口頭だけの約束はトラブルの温床になります。

・安全管理を徹底する
作業員や通行人の安全を守ることで、大きな事故を防げます。安全面に配慮していることを見せるだけでも、住民の安心感が高まります。

・迅速な対応を心がける
トラブルが起きたときにすぐ動く姿勢は、信頼につながります。誠意ある対応があれば、相手の怒りが和らぐことも多いです。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、撤去作業におけるトラブル例について解説いたしました。撤去作業では、騒音や粉じんといった生活への影響から、事故や法律上の問題、依頼主との認識違いまで、さまざまなトラブルが起こります。しかし、多くは事前の説明や契約の明確化、安全対策の徹底によって防ぐことができます。撤去作業はただ建物を壊すだけではなく、周囲の人や環境への配慮が不可欠な仕事です。トラブルを回避し、信頼関係を築きながら作業を進めることが、業者にとっても依頼主にとっても大切なポイントとなります。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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