現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.10.13更新

撤去作業による粉塵について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物や設備を撤去する際に、避けて通れないのが「粉塵(ふんじん)」の発生です。目に見える大きな破片だけでなく、空気中に舞い上がる細かなホコリもあり、近隣住民や作業員にさまざまな影響を及ぼします。騒音や振動と並んでトラブルのもとになりやすいため、あらかじめ理解し、適切な対策を行うことが大切です。今回は、撤去作業に伴う粉塵の原因や影響、トラブル事例、そして施工側・住民側でできる工夫について、分かりやすく紹介していきます。

【粉塵が発生する原因】

・コンクリートや壁材の破砕作業

建物の骨組みや壁を壊す際、コンクリート片やモルタルが砕けて細かい粉となります。特にブレーカーなどで叩き壊す作業では、目に見えないほど小さな粒子まで飛び散ります。

・木材や石膏ボードの切断

内装材や仕切り壁を解体する際、木材や石膏ボードを切ったり割ったりすることで粉状のカスが発生します。軽くても空気中に長く漂い、室内外に広がりやすいのが特徴です。

・屋根材や瓦の撤去

屋根を外すときに古い瓦やスレート材が割れると、その破片から細かな粉が舞い上がります。特に劣化した屋根材はもろく、少しの力でも多量の粉塵が出る場合があります。

・搬出や積み込みの作業

ガラや廃材をトラックに積み込むときにも粉塵は出ます。特に乾燥した季節や風の強い日には、現場周辺に一気に広がることがあります。

【粉塵が周囲に与える影響】

・呼吸器への負担

粉塵を吸い込むと喉や鼻が刺激され、咳やくしゃみが出やすくなります。アレルギー体質の人やぜんそくを持っている人にとっては、大きな健康リスクにつながります。

・生活空間の汚れ

窓やベランダに粉塵が積もり、洗濯物や家具にまで入り込むことがあります。気づかないうちに室内に入り込み、掃除の負担が増えることも少なくありません。

・視界の悪化や不快感

大量に舞い上がると視界が白くかすむようになり、不快感を覚える人が増えます。においはなくても「空気が汚れている」という心理的な嫌悪感を生みます。

・植物や車への付着

近くに停めてある車が粉だらけになったり、庭の植物の葉に積もって弱ってしまうこともあります。見た目の印象を悪くするだけでなく、日常生活に支障を与える要因となります。

【よくあるトラブルの例】

・「洗濯物が汚れた」との苦情

洗濯物を外に干していた家庭からは、粉塵で汚れてしまったという声がよく上がります。小さな汚れでも生活に直結するため、不満につながりやすいです。

・「部屋の中までホコリが入った」との不満

窓を閉めていても、わずかな隙間から粉塵が侵入することがあります。住民にとっては、健康への不安や掃除の手間が増えることでストレスとなります。

・「車が真っ白になった」との指摘

屋外駐車している車に粉塵が降り積もると、見た目が悪くなるだけでなく、塗装への影響を心配する人もいます。トラブルのきっかけになりやすいケースです。

・「子どもが咳をして心配だ」という声

特に小さな子どもや高齢者は粉塵に敏感で、健康面への不安を強く感じる傾向があります。体調面に関するトラブルは深刻化しやすいため、注意が必要です。

【粉塵を抑えるための施工時の工夫】

・散水による粉塵の飛散防止

作業中に水をまくことで、粉塵が空気中に舞い上がりにくくなります。撤去作業の現場では最も一般的で効果的な方法のひとつです。

・養生シートの設置

現場の周囲をネットやシートで囲うと、粉塵が外へ出にくくなります。完全に防ぐことはできなくても、広がりを大幅に抑えることが可能です。

・低粉塵タイプの工具を使う

切断や破砕の際に粉塵が出にくいよう設計された工具を使用する方法もあります。初期コストはかかりますが、近隣トラブルを避ける効果は大きいです。

・作業時間の調整

風の強い時間帯を避けて作業することで、粉塵の飛散を減らせます。周辺環境への配慮が行き届いているかどうかで、住民の印象も変わります。

【粉塵に関する法律や基準】

・大気汚染防止法の適用

工事現場での粉塵の発生は「大気汚染防止法」により規制されています。基準を守らないと行政指導の対象となることもあります。

・自治体独自のルール

市区町村ごとに粉塵に関する細かな条例を定めている場合があります。作業時間や散水義務など、地域によって内容が異なるため注意が必要です。

・アスベスト対策の重要性

古い建物ではアスベストを含む建材が使われていることがあります。この場合は特別な処理方法が義務付けられており、通常の粉塵以上に厳しい規制があります。

【住民側ができる対策】

・窓や換気口をしっかり閉める

粉塵の侵入を最小限にするには、作業時間帯は窓を開けないようにすることが有効です。換気は現場の作業が終わってから行うと安心です。

・洗濯物は室内干しに切り替える

外干しはどうしても粉塵の影響を受けやすいので、撤去工事の期間だけでも室内干しにした方が安全です。乾燥機を活用するのも良い方法です。

・空気清浄機の活用

室内に入り込んだ細かな粉塵を除去するには、空気清浄機が役立ちます。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では効果が大きいです。

・不安なときは直接相談する

工事関係者に「粉塵が部屋に入って困っている」と伝えるだけでも、追加の散水やシートの補強をしてもらえる場合があります。我慢せず声をあげることが大切です。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、撤去作業と粉塵の関係性について解説いたしました。撤去作業に伴う粉塵は、見えにくい分だけ生活や健康にじわじわと影響を与える存在です。しかし、施工側の配慮と住民側の工夫次第で、その負担は大きく減らすことが可能です。撤去工事は一時的なものですが、その間の快適さや安心感は日々の暮らしに直結します。互いに歩み寄りながら進めていくことで、粉塵によるトラブルを最小限に抑えることができるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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