昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。生活に欠かせない家電は、便利さを提供してくれる一方で、いざ不要になったときに処分方法で悩まされる存在でもあります。冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビのような大型家電は特に重量があり、一人で運び出すのは難しいです。さらに、法律や自治体のルールによって処分の仕方が決まっているため、「粗大ごみとして出してしまえばいい」と単純に片付けることはできません。多くの人が経験するのは、引っ越しや買い替えのタイミングですが、遺品整理や空き家の片付けなどでも大量の家電が一度に不要になることがあります。今回は、家電撤去の基本から、スムーズに進めるコツまでを詳しく紹介します。
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【家電リサイクル法の対象と仕組み】
まず押さえておきたいのが「家電リサイクル法」です。これは資源の有効活用や不法投棄を防ぐために制定された法律で、対象となる家電は次の4種類です。
・エアコン
・テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
・冷蔵庫、冷凍庫
・洗濯機、衣類乾燥機
これらは一般的な粗大ごみとしては処分できず、次のようなルートで撤去する必要があります。
・購入した販売店や買い替え先の店舗に回収を依頼する
・指定引取場所に自分で運ぶ
・不用品回収業者に処分をお願いする
【家電撤去にかかる費用】
家電撤去にかかる費用は「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の二つに分かれます。リサイクル料金はメーカーやサイズによって変わりますが、冷蔵庫ならおおむね5,000円前後、洗濯機やテレビも数千円が目安です。さらに、自宅まで取りに来てもらう場合は収集運搬料金がかかり、店舗によっては数千円が加算されることもあります。
自分で指定引取場所に持ち込めば運搬費用は不要ですが、冷蔵庫や洗濯機を車で運ぶのはかなり大変です。そのため、多くの人は業者や販売店の引き取りサービスを利用しています。
【自治体で処分できる家電とできない家電】
一方で、すべての家電がリサイクル法の対象になるわけではありません。対象外の製品は、自治体の粗大ごみ収集や「小型家電リサイクル制度」を利用して処分できます。
対象外となる代表的な家電には次のようなものがあります。
・電子レンジ
・炊飯器
・掃除機
・扇風機
・ドライヤー
・オーブントースター
こうした家電は、自治体の粗大ごみ受付に申し込み、指定日に回収してもらう方法が一般的です。料金は数百円から数千円と比較的安く済みます。
また、最近では「小型家電リサイクル法」に基づいて、回収ボックスが公共施設や家電量販店に設置されている地域が増えています。ここでは次のような小型機器が対象になります。
・携帯電話やスマートフォン
・タブレット端末
・デジタルカメラ
・ゲーム機
・電子辞書
・パソコン(ただしメーカー回収が基本)
処分前には個人情報を守るため、スマートフォンやパソコンのデータを消去しておくことが大切です。特にパソコンはメーカーに回収義務があるため、自治体の粗大ごみでは受け付けてもらえないことが多いので注意しましょう。
【家電を撤去するタイミング】
家電を撤去するのはどんなときかを考えると、次のような場面が挙げられます。
・買い替え時
新しい家電を購入する際、同時に古い製品を引き取ってもらうのが一番スムーズです。
・引っ越し時
新居に備え付けの家電がある場合、不要なものを整理して撤去する必要があります。
・遺品整理や空き家整理
長期間放置された家電は動かなくなっていることが多く、まとめて処分が必要です。
・故障したとき
修理よりも買い替えの方が安いケースでは撤去が避けられません。
特に遺品整理や空き家整理では、大量の家電や家具が同時に不要になることがあり、個人で片付けるのは困難です。その場合は専門の不用品回収業者に依頼するのが現実的です。
【不用品回収業者を利用するメリットと注意点】
家電撤去で頼りになるのが不用品回収業者です。依頼するメリットには次のような点があります。
・自宅まで来てくれるため、重たい家電を運び出す必要がない
・大型家電を複数まとめて処分できる
・希望の日時を指定しやすい
・家電だけでなく家具や雑貨なども同時に引き取ってもらえる
ただし、業者選びには注意が必要です。悪質な業者の中には、
・「無料回収」と宣伝しながら高額な料金を請求する
・回収した家電を不法投棄する
・見積もりと実際の請求額が大きく異なる
といったトラブルもあります。依頼するときは必ず事前に見積もりを取り、追加料金が発生する条件を確認することが大切です。また、自治体の許可を得ているか、口コミや評判をチェックすることで安心感が増します。
【まだ使える家電を活用する方法】
撤去する家電の中には、まだ十分に使えるものもあります。そうした場合、次のような活用方法があります。
・リサイクルショップに持ち込む
年式が新しく、動作に問題がないものは買取対象になることがあります。
・フリマアプリやネットオークションで売る
需要がある製品なら処分費用どころか収入につながります。
・地域や団体に寄付する
施設や海外支援団体に活用してもらえる場合があります。
「まだ使えるものを処分するのはもったいない」と感じたら、こうした方法を検討することで資源を有効に使うことができます。
【撤去前にやっておきたい準備】
スムーズに撤去を進めるには、家電ごとに準備を整えておくことが大切です。
・冷蔵庫:中身をすべて取り出し、電源を切って霜取りをしておく
・洗濯機:ホースの水を抜き、槽を乾かしておく
・エアコン:専門業者に取り外しを依頼する必要がある
・電子レンジや小型家電:コードをまとめ、自治体の分別ルールを確認する
こうした準備を怠ると、当日の作業がスムーズに進まず、追加の費用がかかる場合があります。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、家電の撤去について解説いたしました。家電の撤去は、品目によって法律やルールが異なり、処分費用も発生します。撤去の方法を選ぶときには、「費用」「手間」「安心感」のバランスを考えることが重要です。業者に依頼すれば便利ですが、信頼できるところを選ぶ必要があります。逆にまだ使える家電は、リサイクルショップやフリマアプリで活用したり、寄付したりすることで、社会に役立ててもらうこともできます。家電の買い替え時や引っ越しの時などには、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。昭島市、八王子市での解体工事は株式会社野島工務店へお任せください。