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2025.10.04更新

足場の撤去について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建設現場や改修工事の際に欠かせない存在が「足場」です。高所での作業を安全に行うためにはしっかりとした足場が必要であり、職人たちの作業効率を大きく左右します。しかし工事が完了すれば、役目を終えた足場は撤去しなければなりません。足場撤去は単なる後片付けのように思われがちですが、実際には高所作業や重量物の取り扱いを伴う危険な工程であり、専門的な知識と経験を要する重要な作業です。今回は、足場撤去が行われるタイミングや、その具体的な流れや注意点、費用、そして撤去を怠った場合に生じる問題について詳しく解説していきます。

【足場撤去が必要となる背景】

足場は仮設物であり、あくまで工事のために一時的に組まれるものです。建物が完成した後も足場を残しておく意味はなく、むしろ周辺環境にとっては危険や迷惑の原因になります。たとえば、強風で足場が揺れたり倒れたりすれば重大な事故につながりますし、不審者の侵入経路となる恐れもあります。また、足場があるままでは建物の引き渡しや利用ができません。こうした理由から、工事終了後には速やかな撤去が求められるのです。

【足場撤去の難しさ】

足場の撤去が難しいのは、その規模と設置環境にあります。足場は建物の外周を覆うように組まれており、高さも数メートルから数十メートルに及びます。組み立ての際には下から上に順に積み上げていきますが、撤去の際は逆に上から順に取り外さなければなりません。つまり高所作業を伴うため、常に墜落の危険と隣り合わせです。

さらに、足場材は鉄パイプやクランプ、踏板など重量のある部材で構成されており、一つひとつを慎重に取り扱わなければなりません。作業員同士の連携が取れていないと、部材が落下して地上の人間を直撃する危険があります。こうした事故を防ぐために、足場撤去は組み立て以上に安全管理が求められるのです。

【撤去の一般的な流れ】

足場撤去は、次のような工程で進められます。

1. 安全確認

周囲の道路や敷地に人や車が通行していないかを確認し、必要に応じて立ち入り禁止区域を設定します。近隣住民への案内や注意喚起もこの段階で行われます。

2. 部材の取り外し

高所から順に部材を取り外していきます。最上段の手すりや踏板から外し、支柱、水平材、クランプと順番に解体していきます。部材はロープで慎重に降ろしたり、専用の搬送用リフトを使ったりして安全に地上へ運びます。

地上に下ろされた部材は種類ごとに整理され、再利用可能なものは清掃・整備を施した上で保管されます。劣化や破損があるものは処分される場合もあります。

3. 現場の清掃

最後に、足場の基礎部分や仮設材をすべて撤去し、現場を清掃して完了です。撤去後の状態を施主や現場監督と確認し、問題がなければ建物の引き渡しへと進みます。

【安全面への配慮】

足場撤去において最も重要なのは安全管理です。作業員はフルハーネス型の安全帯を着用し、常に命綱を確保した状態で作業します。部材を取り外す際には声を掛け合い、合図を徹底することで事故を防ぎます。

また、地上には監視員を配置し、部材の落下がないか、周囲に人が立ち入っていないかを確認します。部材の受け渡しや積み込みの際にも手順を統一し、慌ただしい作業の中でも冷静に進めることが求められます。

安全対策は作業員だけでなく、近隣住民にとっても大切です。足場の撤去作業は大きな音を伴うことが多いため、事前に作業時間を知らせておくことでトラブルを防ぐことができます。

【費用の目安】

足場撤去にかかる費用は、足場の規模や種類によって異なります。一般的な住宅であれば、設置費用と撤去費用を合わせて計算するケースが多く、足場の総費用の中に含まれているのが通常です。相場としては、1平方メートルあたり600円から1000円程度といわれ、その中に撤去費用も含まれます。

ただし、大規模なビルや特殊な構造物の場合は撤去作業も複雑になり、費用が上がることがあります。夜間作業や交通規制を伴う場合には追加費用がかかるケースもあるため、事前の見積もり確認が欠かせません。

【自力での撤去は可能か】

小規模な簡易足場であれば、DIYで組み立てて撤去することも不可能ではありません。しかし建物全体を覆うような本格的な足場の場合、専門の資格や経験がなければ極めて危険です。解体中にバランスを崩せば転落事故につながり、重い部材を誤って落とせば周囲の人や物に被害を与えかねません。そのため、足場の撤去は必ず専門業者に依頼しましょう。

【撤去を怠った場合のリスク】

・安全面のリスク

強風や地震の際に足場が倒壊すれば重大な事故につながります。また、不法侵入や子どもの遊び場となり、思わぬ怪我やトラブルを招く可能性もあります。

・景観上の問題

足場が残っていると工事が中断したままの印象を与え、周囲の環境や地域のイメージを損ないます。さらに、法律上も足場は仮設物として扱われるため、長期放置は建築基準法や労働安全衛生法の観点から問題となる場合があります。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、足場の撤去について解説いたしました。足場の撤去は高所作業や重量物の取り扱いを伴うため、組み立て以上に慎重な手順と安全管理が必要とされます。撤去を怠れば事故やトラブルを引き起こし、周辺環境にも悪影響を及ぼすため、必ず専門業者に依頼して適切に行うことが大切です。建物が完成し、足場が撤去されることでようやく全体の姿が現れます。その時まで決して気を抜かずに、安全面などに配慮しながら撤去作業を行ってください。昭島市、八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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