現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.09.30更新

解体作業とスクラップについて

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物や設備の老朽化、土地活用のための取り壊しなど、解体作業は日常的に行われています。解体工事では、建物を取り壊す作業はもちろんのこと、廃材として発生した資材をどう分別し、どのように再利用できるかがとても重要です。特に金属類のスクラップは再び資源として活用できるため、処分方法や取り扱いによっては大きな価値を生み出します。今回は、解体作業の流れやスクラップの扱いについて、わかりやすく整理していきます。

【解体作業が必要になる場面】

解体作業が行われる場面には、さまざまな状況があります。代表的なケースを挙げてみましょう。

・古い住宅やビルを建て替えるとき
・使われなくなった工場や倉庫を撤去するとき
・災害で壊れた建物を片付けるとき
・土地を売却、活用するために更地にする場合
・不要になった設備やプラントを取り壊すとき

【解体作業の基本的な流れ】

1.事前調査

・建物の構造や使われている資材を確認
・アスベストや有害物質の有無を調べる
・近隣環境への影響を想定

2.届出や許可申請

・延べ床面積が一定以上なら自治体に届け出が必要
・廃棄物処理やリサイクルの計画も提出する

3.周辺環境への配慮

・防音シートや防塵ネットを設置
・水をまいて粉じんの飛散を防ぐ
・作業時間を調整し、近隣トラブルを避ける

4.解体作業本体

・重機で建物を壊す
・内装材、木材、鉄骨、コンクリートなどを分別
・安全第一で作業を進める

5.廃材の分別と搬出

・木材、コンクリート、金属などを仕分け
・リサイクル可能な資材を回収
・廃棄物処理場へ運搬

6.整地

・建物を取り壊したあとの土地を平らにする
・新しい利用に向けて地盤を整える

【解体で出るスクラップの種類】

解体現場からはさまざまな廃材が出ます。その中で資源として再利用できる「スクラップ」は大きな割合を占めます。主な種類を挙げると次の通りです。

・鉄スクラップ

 鉄骨造の建物や鉄筋コンクリートに使われている鉄。再び製鋼原料として使える。

・非鉄金属スクラップ

 銅、アルミ、ステンレスなど。電線や配管、サッシなどから多く出る。

・木材

 チップや燃料として再利用される場合がある。

・コンクリート

 砕いて再生砕石として道路工事などに利用。

・プラスチック類

 分別後にリサイクルされるものもある。

【スクラップを分別するメリット】

・リサイクル資源として再利用できる
・廃棄処理費用を減らせる
・高価な金属は売却でき、解体費用の一部を回収できる
・環境への負担を軽減できる
・法律で義務づけられている廃棄物処理のルールを守れる

特に鉄や銅などの金属は需要が高いため、スクラップ業者に売却することで現金化できます。解体業者によってはスクラップの買取額を見積もりに反映してくれるところもあり、結果的に費用が安く済むこともあります。

【スクラップの取り扱いと売却】

スクラップを扱うときにはいくつかのポイントがあります。

・分別がきちんとされていること

鉄とアルミを混ぜてしまうと価値が下がります。

・状態によって価格が変わる

 サビが多い、汚れがひどいと減額されやすいです。

・相場は日々変動する

 鉄や銅の価格は国際的な需要で変わるため、売却のタイミングが重要。

・持ち込みか回収か

 少量なら自分でスクラップ業者に持ち込む、大量なら業者に引き取りを依頼する。

・業者選び

 買取実績がある信頼できる業者を選ぶと安心。

【解体とスクラップの現代的な意義】

以前は「解体=ゴミが大量に出る作業」というイメージが強かったですが、今は「解体=資源を回収して再利用する作業」とも言えます。SDGsや循環型社会の考え方が広がる中で、解体現場での分別とリサイクルはますます重視されています。

例えば、

・鉄や銅の再利用で新しい製品をつくる
・木材をチップ化して燃料に使う
・コンクリートを再利用して道路や基礎工事に活かす

といった取り組みは、資源の有効活用だけでなく環境負荷を減らす意味でも大きな効果があります。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体作業に伴って発生するスクラップについて解説いたしました。解体作業に伴い発生する廃材を適切に処分することは、未来へと繋がる大切な行程です。事前の調査や近隣への配慮、安全対策を徹底した上で作業を進め、そこで出てくる廃材をきちんと分別することで、スクラップとして再び利用することができます。鉄や非鉄金属は売却して費用の一部を回収でき、コンクリートや木材も再利用されるなど、解体は「大量のゴミを生む作業」ではなく「資源を循環させる入口」といえるでしょう。

これから解体を検討する人は、単に「壊して片付ける」ではなく、「どう資源を生かし、どう環境にやさしい処理をするか」という視点を持つことが大切です。そうすることで、費用を抑えつつ、社会全体の資源循環にも貢献できるはずです。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

人気記事RANKING

最新記事RECENT BLOG

SERVICE FLOW

解体の流れ

  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

  2. 現地調査

    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

SERVICE AREA

なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

施工エリア
昭島市・八王子市
施工エリアマップ

多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。