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2025.09.25更新

看板の撤去について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。街を歩いていると、大小さまざまな看板が目に入ります。店舗の存在を知らせるものや、企業のイメージを印象づけるもの、イベントやキャンペーンを告知するものなど、その役割は多岐にわたります。しかし、時間の経過とともに店舗が閉店したり、契約が終了したり、あるいは老朽化が進んだりすることで、看板は不要となり撤去の必要性が生じます。今回は、看板撤去に至る背景から、具体的な手続き、費用、注意点、そして専門業者への依頼の重要性までを詳しく解説していきます。

【看板撤去が必要となる背景】

看板が設置される理由はシンプルで、視認性を高め人の目を引き付けるためです。ところが一度役目を終えると、途端に「不要な存在」となります。例えば店舗が閉店した場合、古い看板が残っていると新しい店舗のイメージに悪影響を及ぼします。また、すでに存在しない会社名やサービス内容が表示され続けることで、通行人や顧客に誤解を与える可能性もあります。

さらに重要なのは安全面です。風雨や紫外線によって劣化した看板は、ネジの緩みや支柱の腐食などから落下の危険性が高まります。実際に強風で看板が外れて事故につながるケースも報告されており、所有者には安全管理責任が問われます。つまり「見た目が古いから撤去する」といった理由にとどまらず、「事故を防ぐため」「法令を守るため」といった社会的責任も撤去を求める大きな理由となるのです。

【看板撤去に関する法的側面】

看板の設置や撤去には、都市計画や景観条例、屋外広告物法などの規制が関係してきます。特に大型の看板は都道府県や市区町村が定める「屋外広告物条例」の対象となり、設置時には許可申請が必要です。同様に撤去の際にも、看板の種類や規模によっては行政への届出が求められる場合があります。

例えばビルの屋上看板や電飾付きの広告塔などは、単に取り外せば良いというものではなく、安全基準に従って作業を行わなければなりません。違法な撤去作業を行うと罰則が科されることもあるため、事前に地域の条例を確認することが大切です。また、道路に突き出した袖看板の場合、撤去作業が公道にかかる場合があり、その場合は道路使用許可が必要となるケースもあります。このように看板撤去は、見た目以上に法的な手続きが複雑に絡んでいるのです。

【看板撤去の流れ】

実際に看板を撤去する場合の一般的な流れとしては以下のとおりです。

1.現地調査

現地調査では、看板の設置場所や大きさ、素材、固定方法などを確認し、撤去に必要な機材や人員を見積もります。例えば高所にある看板なら足場や高所作業車が必要ですし、電飾看板であれば電気工事士による配線の処理も必要です。

2.近隣への告知

作業計画が固まったら、近隣への告知を行い、騒音や交通の妨げが最小限になるよう日程を調整します。

3.撤去作業

撤去作業自体は、看板を分解して運び出す工程が中心となりますが、劣化している看板は強度が弱く、思わぬ方向に崩れる危険があります。そのため経験豊富な作業員による慎重な対応が求められます。

4.撤去した看板の処分

撤去した看板は産業廃棄物として処分されます。鉄骨や木材、プラスチックなど素材ごとに分別し、適正にリサイクルまたは廃棄することが義務付けられています。

【費用の目安】

・撤去にかかる費用

看板撤去にかかる費用は、看板の種類や設置環境によって大きく異なります。小さな壁面看板であれば数万円程度で済むこともありますが、屋上看板や大型の自立看板になると数十万円から百万円を超えるケースも珍しくありません。

・撤去費用に影響する要素

費用に影響する要素は、看板の大きさ、設置場所の高さ、周辺環境(交通量の多い道路沿いかどうか)、必要な重機や人員、そして処分する廃材の量などです。また、電気工事や足場設置が必要になると、追加で費用が発生します。

業者へ見積もりを取る際には、撤去作業費と廃棄処分費の両方が含まれているかを確認することが重要です。安価に見える見積もりでも、処分費が別途請求される場合があるため注意が必要です。

【撤去を怠った場合のリスク】

・安全面のリスク

老朽化した看板が強風で落下すれば、人や車に被害を及ぼす可能性があり、その場合、所有者は損害賠償責任を負うことになります。

・法的リスク

屋外広告物条例に違反する状態で放置すれば、行政から是正勧告や命令を受け、従わなければ過料が科されることもあります。

・社会的信用の低下

特に企業の場合、古びた看板を放置することで「管理が行き届いていない」という印象を与え、ブランドイメージの毀損につながります。

【専門業者に依頼するメリット】

看板撤去には高所作業や電気工事、重機の操作など専門的な知識と技術を必要とします。素人が無理に取り外そうとすると、事故や怪我につながる危険が大きく、結果的に余計な費用がかかることにもなりかねません。専門業者に依頼すれば、安全かつ効率的に作業を進めることができ、必要な行政手続きや廃棄物処理も一括で任せられます。また、複数の業者に見積もりを依頼することで、費用の相場を把握し、適切な業者を選ぶことができます。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、看板の撤去について解説いたしました。看板の撤去には専門的な技術と所定の手続きが必要であり、撤去にかかる費用も看板の種類や設置環境によって大きく変わります。撤去を面倒に思い放置したままにすれば、事故や法的トラブルにつながる可能性が高くなるため、早めの対応を心掛けましょう。看板は設置されるときには華やかに注目を集めますが、その役目を終えた後の「静かな撤去」こそが、都市の安全と景観を守るために欠かせない作業なのです。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  4. ご契約

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  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。