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2025.09.20更新

和室の解体について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。日本の住まいの象徴ともいえる「和室」。畳や障子、襖、床の間など独特の意匠を持ち、落ち着いた雰囲気を演出してきました。しかし、生活様式の変化や住宅事情の移り変わりに伴い、和室を解体して洋室へとリフォームする家庭が増えています。今回は、和室の解体に関する基本的な知識から、具体的な作業内容、費用の目安、注意点までを詳しく解説していきます。

【和室を解体する理由とは?】

和室は日本の住宅に長らく不可欠な空間でしたが、近年では利用されないことも多くなっています。畳の上での生活に慣れていない世代が増え、フローリングや洋風のインテリアの需要が高まっていることが一因です。また、畳や障子はメンテナンスの手間がかかり、ダニやカビが発生しやすいといったデメリットもあります。

例えば、小さな子どもやペットがいる家庭では、畳に汚れや傷がつきやすく、清掃や張り替えの手間が負担になるケースがあります。高齢化が進む家庭では、段差や畳の柔らかさが歩行の妨げになることもあります。こうした事情から、「和室を洋室に変える」「不要な和室を解体してLDKを拡張する」といったリフォームが増えているのです。

【和室解体の範囲と内容】

和室の解体と一口に言っても、その範囲は家庭ごとに異なります。代表的なものを挙げると、以下のような工事内容があります。

・畳の撤去

 和室の象徴ともいえる畳を取り外し、床下の構造を整える作業です。畳の処分には産業廃棄物としての処理費用がかかります。

・壁材の解体

 和室の壁は、砂壁や聚楽壁、繊維壁など特殊な素材が使われていることが多く、洋室にリフォームする際には下地から解体・補修が必要です。

・天井の撤去

 和室特有の竿縁天井や網代天井を撤去して、新たにクロス貼りやフラット天井に仕上げるケースが多いです。

・建具や付属物の撤去

 障子、襖、床の間、仏間、押入れなど、和室ならではの造作を取り除きます。これにより、空間をフラットにし、洋室との統一感を出せます。

・床の造作変更

 畳を撤去した後は下地調整を行い、フローリングやクッションフロアなどを施工します。断熱材を入れ直す場合もあります。

【解体の具体的な手順】

和室解体は、順序を守って進めることで効率的かつ安全に行うことができます。一般的な流れとしては次の通りです。

1.養生作業

 ほこりや廃材が周囲に飛び散らないよう、養生シートで部屋を覆います。

2.畳の撤去

 まずは畳を一枚ずつ取り外し、搬出します。湿気や汚れの蓄積で重量が増している場合があるため、複数人で作業することが多いです。

3.建具や造作の取り外し

 障子や襖、押入れの戸などを外し、必要に応じて枠や框も撤去します。床の間や仏間を解体する際には、壁と一体化しているため慎重さが求められます。

4.天井、壁の解体

 天井材を外し、下地や梁を確認します。壁材は粉塵が多く出るため、防塵マスクやゴーグルが必須です。

5.床下地の調整

 畳を撤去した後の床は凹凸があるため、根太や合板を敷き直して平滑に仕上げます。

6.廃材処理

 畳、木材、石膏ボードなどは産業廃棄物として分別し、専門業者が処分します。

【和室解体にかかる費用の目安】

費用は工事の規模や住宅の状態によって異なりますが、一般的には6畳一間で 10万円~30万円程度 が目安とされています。畳の撤去・処分費が1枚あたり3,000円~5,000円ほど、壁や天井の解体には数万円規模の費用がかかります。また、解体後にフローリングやクロス施工を行う場合は、追加で10万円以上かかることも少なくありません。

さらに、床下の腐食が見つかったり、壁内に断熱材や電気配線のやり直しが必要になったりすると、追加工事費が発生します。そのため、事前に現地調査を行い、見積もりを複数社から取ることが大切です。

【DIYでの和室解体は可能か?】

「費用を抑えたいから自分で解体したい」と考える人もいます。畳や建具の取り外し程度であればDIYでも可能ですが、壁や天井の解体は粉塵や危険を伴い、廃材処理の問題もあります。特にアスベストが含まれている可能性のある古い建材を扱う場合は、専門業者でなければ安全に処理できません。結果として業者に依頼したほうが、結果的に安心かつ効率的な選択となるケースが多いのです。

【解体時の注意点】

和室を解体する際には、以下の点に注意が必要です。

・建物の構造を損なわないようにする

 壁や柱を撤去する場合、耐震性に影響を与える可能性があります。必ず専門家に確認してもらいましょう。

・粉塵、騒音対策

 工事中はほこりや騒音が発生するため、近隣住民への配慮が欠かせません。事前に挨拶をしておくとトラブルを防げます。

・廃材処理のルールを守る

 畳や壁材は家庭ごみとして処分できません。産廃業者に依頼し、法令に従って処理する必要があります。

【和室解体後の活用方法】

和室を解体した後は、多くの家庭でフローリングの洋室に変更しますが、それだけではありません。例えば、LDKの一部として開放感を出したり、収納スペースを拡張したりと、ライフスタイルに合わせた多様なアレンジが可能です。また、防音材や断熱材を入れ直すことで快適性を高める工夫もできます。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、和室の解体について解説いたしました。昔ながらの和室を大切にすることももちろん良いですが、和室の解体を行うことで現代の生活様式に合った住まいへと変えることにつながります。費用や手間はかかりますが、丁寧に計画を立てて進めれば、より暮らしやすい生活を得ることができるでしょう。和室が持つ伝統的な魅力を尊重しつつ、現代的な住まいに合った新しい空間づくりを実現することが、満足度の高いリフォームへの第一歩となるはずです。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  1. お問い合わせ

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

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    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

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    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。