昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。庭や敷地に植えられている樹木は、住まいに緑を添え、四季折々の表情を楽しませてくれる存在です。しかし、成長しすぎて日当たりや風通しを妨げたり、隣地にはみ出してトラブルの原因になったりすることもあります。老朽化した木は倒木の危険性もあり、台風や大雨の際には大きなリスクとなります。そのため、樹木を撤去するという選択肢が必要になる場合があります。今回は、樹木撤去の必要性から方法、費用の相場、業者に依頼する際の注意点までを幅広く解説していきます。
Contents
【樹木を撤去する必要性とは】
・安全性の問題から
成長した樹木は枝が電線に接触して停電を引き起こす可能性があり、強風時には倒木や落枝による事故も起こりえます。特に幹が腐食している場合や根が弱っている場合は、いつ倒れてもおかしくありません。
・生活環境への影響から
庭木が大きくなりすぎると日当たりが悪化し、庭や家の湿気が増してカビの原因となることもあります。また、落ち葉の掃除が大変になったり、毛虫や害虫の発生源になったりすることも少なくありません。
・隣地トラブルの原因となるため
隣家に枝が伸びたり落ち葉が入り込んだりすると、近隣住民との関係悪化につながるケースもあります。特に都市部では敷地が狭く、境界線付近の樹木がトラブルの火種になることが多いです。
【樹木撤去の主な方法】
樹木を撤去する方法には、大きく分けて「伐採」と「抜根」の2種類があります。
・伐採
幹を切り倒し、地上部分を取り除く作業です。比較的短時間で行えるため費用も安めですが、切り株や根が残ります。根が残ると再び芽吹くことがあり、完全に処理するには追加の対応が必要です。
・抜根
地中に張った根を掘り起こして完全に撤去する方法です。庭を更地にして建築や駐車場整備を行う場合には必須です。ただし、重機を使用することもあり、伐採に比べて時間も費用もかかります。
状況によってどちらの方法を選ぶべきかが変わります。例えば庭の一部を整備するだけなら伐採で十分ですが、将来的に建物を建てたい場合や植栽をやり直したい場合は抜根が適しています。
【自分で撤去する場合と業者に依頼する場合の比較】
樹木撤去はDIYで挑戦することも可能ですが、安全面と効率を考えると業者に依頼するケースが多いです。
・自分で撤去する場合
小さな木や若木であれば、のこぎりやチェーンソーを用いて伐採し、根を掘り起こすことも不可能ではありません。ただし、チェーンソーの取り扱いには危険が伴い、重量のある幹や根を処分するのも大変です。処分場への運搬も必要になるため、思った以上に労力がかかります。
・業者に依頼する場合
専門業者に依頼すれば、伐採から抜根、廃材処分まで一括して行ってもらえます。特に大きな木や道路・隣地に近い木の撤去は専門技術が求められるため、業者に依頼するのが安全です。重機を使えば効率よく根まで取り除けるため、時間も短縮されます。
【樹木撤去の費用相場】
撤去費用は木の大きさや本数、作業環境によって大きく変わります。一般的な目安は以下の通りです。
・低木(高さ3m未満)…5,000円〜15,000円程度
・中木(高さ3〜5m程度)…15,000円〜30,000円程度
・高木(高さ5m以上)…30,000円〜100,000円以上
これに加えて、抜根作業や廃材処分費用が発生します。根が深く張っている場合や重機を搬入する必要がある場合には追加費用がかかることもあります。また、作業場所が狭い住宅地や道路に面している場合には、安全対策費用が加算されることもあります。
複数の業者に見積もりを依頼し、費用内訳を比較することが失敗を防ぐポイントです。
【樹木撤去に伴う処分方法】
伐採した木や根は、通常「可燃ごみ」として処理することはできません。多くの場合は産業廃棄物として処理されるため、専門の処分場へ運搬する必要があります。
業者に依頼すれば処分まで含めて対応してくれることがほとんどですが、自分で撤去した場合は処分場に持ち込むか、自治体のルールに従って粗大ごみとして出す必要があります。
また、チップ化して再利用する方法もあります。最近では伐採木を粉砕してウッドチップに加工し、敷地内の防草材や園芸資材として活用するケースも増えています。
【業者選びの注意点】
・実績のある業者を選ぶ
ホームページや口コミで施工事例を確認し、樹木撤去に慣れているかを判断することが重要です。
・見積もりを明確に出しているか
「伐採費用」「抜根費用」「処分費用」「重機費用」などの内訳がはっきりしているか確認しましょう。格安をうたう業者の中には、後から追加料金を請求するケースもあるため注意が必要です。
・損害保険加入の有無
万が一隣家の塀や建物に傷をつけた場合に補償できる業者であれば、トラブルを最小限に収めることができます。
【樹木撤去後の土地活用】
樹木を撤去した後は、空いたスペースをどのように活用するかを考えるのも楽しみのひとつです。
例えば、駐車スペースや物置の設置、ガーデニングスペースとしての再利用など、選択肢は多岐にわたります。特に抜根をして更地にしておけば、将来的な土地活用の幅が大きく広がります。
また、再び植栽を考える場合は、前回のトラブルを踏まえた種類を選ぶことが大切です。落ち葉が少ない常緑樹や成長が穏やかな樹種を選ぶと、手入れの負担を減らせます。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、樹木の撤去を考えるタイミングや撤去の流れ、費用相場などについて解説いたしました。樹木の撤去は、見た目を整えるだけでなく、住環境や安全を守るうえで重要な作業です。伐採と抜根のどちらを選ぶかは目的や状況によって異なり、費用も木の大きさや環境によって大きく変わります。自分で作業することも可能ですが、大きな木や住宅密集地では業者に依頼するのが安全で確実です。業者選びでは実績や見積もり内容をしっかり確認し、トラブルを防ぐことが重要です。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。