昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。庭に植えられた木々は、四季折々の表情を見せて私たちの暮らしを豊かにしてくれます。新緑の美しさや紅葉の彩り、夏の日差しを和らげる木陰など、庭木にはさまざまな魅力があります。しかし、年月の経過とともに大きく育ちすぎてしまったり、病気や害虫に侵されたりすることで、管理が難しくなることも少なくありません。その結果、倒木の危険性や近隣への影響を考えて、撤去を検討するケースが増えています。今回は、庭木の撤去について詳しく解説していきます。
Contents
【庭木を撤去するおもな理由】
・成長しすぎてしまった
最初は小さな苗木でも、十数年経つと予想以上に大きくなり、枝が隣家に伸びて迷惑をかけたり、落ち葉が大量に発生して掃除の負担を増やしたりします。さらに、根が広がることで地中の配管やブロック塀を押し上げ、住宅や外構に被害を及ぼすこともあります。
・安全性の問題から
老木や病気にかかった木は強度が弱まり、台風や強風の際に倒木するリスクが高まります。もし倒れた木が人や建物に被害を与えれば、大きな事故や損害賠償問題に発展しかねません。
・景観や生活スタイルの変化から
庭をもっと広く使いたい、駐車場や物置を設置したいといった生活の変化に合わせて庭木を撤去するケースは少なくありません。近年では、メンテナンスフリーの庭づくりを目指して、思い切って樹木を撤去する家庭が増えています。
【庭木撤去の流れ】
庭木を撤去する際の基本的な流れは、以下のように進みます。
1. 現状確認
どの木を撤去するのか、高さや太さはどれくらいか、根の張り方や周囲の環境を確認します。住宅や塀に近い場所にある場合、作業の難易度が上がり、費用にも影響するため事前調査は欠かせません。
2. 枝葉の処理
いきなり幹を切るのではなく、まずは枝を小さく分けて切り落とすことで、作業スペースを確保しつつ安全に進めることができます。枝葉は軽トラック数台分にもなることがあり、処分方法を事前に考えておく必要があります。
3. 幹の伐採
直径が大きい木はチェーンソーを使い、少しずつ切り倒していきます。このとき周囲に建物や電線がある場合は、倒す方向をコントロールする技術が必要となります。安全確保のためにロープで誘導することもあります。
4. 根の掘り起こし
根は地中に深く広がっており、スコップやつるはしだけでは完全に撤去するのが困難なことも多いです。根が残っていると再び芽が出てきたり、地盤整備の妨げになったりするため、可能な限り取り除くことが望まれます。
作業後は残土や撤去物の処理を行い、整地して完了となります。
【DIYで撤去する場合の注意点】
小さな庭木であれば、自分で撤去することも可能です。しかし、大きな木を素人が伐採するのは非常に危険です。チェーンソーの取り扱いに慣れていないと大きな事故につながる可能性がありますし、切り倒す方向を誤れば隣家や自宅を破損する恐れもあります。
また、伐採した木材や枝葉の処分も大きな問題です。家庭ごみとしては出せない場合が多く、自治体のルールに従って処分する必要があります。軽トラックを借りてクリーンセンターに搬入することもできますが、大量の木材を一度に処理するのは大変な作業です。
体力的な負担も無視できません。根の掘り起こしには大きな労力が必要で、途中で作業を断念する人も少なくありません。そのため、中〜大規模の庭木撤去は、専門業者に依頼した方が安心です。
【業者に依頼するメリット】
庭木撤去を業者に依頼する最大のメリットは、安全かつ迅速に作業が進む点です。プロの業者は伐採技術を持ち、重機や専用工具を駆使して短時間で作業を終わらせることができます。周囲の環境に配慮した伐採方法を取ってくれるため、隣家や道路に影響を及ぼす心配も少なくなります。
また、伐採した木や根の処分まで一括して依頼できるのも利点です。量が多い場合でも産業廃棄物として適切に処理してもらえるため、依頼者は面倒な手続きをしなくて済みます。さらに、撤去後に整地や外構工事を依頼できる業者も多く、庭全体のリフォームを見据えた相談ができるのも魅力です。
【庭木撤去の費用相場】
庭木撤去の費用は、木の大きさや種類、場所の条件によって大きく変わります。一般的な目安としては、小さな庭木で数千円から、大きな木であれば1本あたり数万円かかるのが一般的です。根まで完全に掘り起こす場合や、重機を使用する場合にはさらに費用が上がります。
たとえば、高さ3メートル程度の庭木なら1〜2万円程度、高さ5メートルを超える大木の場合は5万円以上になることも珍しくありません。これに加えて処分費や運搬費がかかるため、全体では数万円から十数万円程度の出費を見込む必要があります。
複数の木を一度に撤去する場合は、まとめて依頼することで割引が適用される場合もあります。複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較することが重要です。
【撤去後の庭の活用方法】
庭木を撤去した後のスペースは、新たな活用の可能性を広げます。
もっとも多いのは「駐車場や駐輪スペース」として利用するケースです。特に都市部では駐車スペースの確保が重要で、庭木を撤去することで暮らしの利便性が大きく向上します。
また、「新たな植栽やガーデニングスペース」にするのも魅力的です。大木を撤去して日当たりが良くなることで、花壇や家庭菜園を楽しめるようになることもあります。
さらに、「メンテナンスフリーの庭」へリフォームする選択肢もあります。人工芝や砂利を敷いて草木の手入れを減らせば、手間をかけずに快適な外空間を維持できます。
【撤去時の注意点】
庭木を撤去する際には、隣地への配慮が欠かせません。枝や根が隣家に侵入している場合、撤去に際してトラブルになることもあるため、事前に説明をしておくと安心です。また、道路に面している場合は、作業中に通行人や車に影響が出ないよう安全対策を徹底する必要があります。
加えて、景観条例や保護樹木制度に指定されている場合、勝手に伐採できないケースもあります。自治体に確認し、必要な許可を得てから作業に取りかかりましょう。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、庭木を撤去するタイミングや作業の流れ、自力で撤去する場合と業者に依頼する場合の比較などについて解説いたしました。庭木の撤去は、見た目を整えるだけでなく、安全性や生活の利便性を高めるための重要な工事です。小さな木であれば自分で対応することも可能ですが、大きな木や根の掘り起こしを伴う場合は専門業者に依頼するのが安心です。費用は決して安くはありませんが、今後の維持管理の手間やリスクを考えれば、十分に価値のある投資といえます。撤去後の庭をどのように活用するかを見据えて計画を立てることで、より快適で安心できる住まいを実現できるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。