昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。住宅や建物の玄関周りに設置される門扉は、防犯やプライバシーの確保、そして外観の印象を形作る大切な役割を担っています。アルミや鉄、木材など素材は多様で、片開き・両開き・スライド式など形状もさまざまです。しかし、長年使用していると劣化や破損が進み、開閉がしにくくなったり見た目が古くなったりします。外構リフォームを行う際にデザイン変更を理由として撤去を検討する方も増えています。今回は、門扉撤去を考える際に押さえておきたい基礎知識、工事の流れや費用、注意すべき点について詳しく紹介します。
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【門扉を撤去する主なタイミング】
・老朽化
門扉撤去を検討する背景として最も多いのが老朽化です。鉄製の門扉は錆が進行しやすく、可動部が固着して開閉が困難になることがあります。アルミ製は比較的耐久性に優れていますが、部品の摩耗や表面の劣化は避けられません。木製の場合は腐食や虫害のリスクが高く、定期的なメンテナンスを怠ると安全性が損なわれます。
・防犯面の不安から撤去
古い門扉は施錠機能が弱く、侵入者にとって容易に突破される可能性があります。逆に「門扉があることでかえって死角ができ、防犯上不利になる」と考える人もおり、防犯カメラやセンサーライトを導入することを前提に門扉を撤去する選択もあります。
・外構デザインの刷新
近年はオープン外構と呼ばれる開放的なスタイルが人気で、門扉を取り払うことで住宅全体に広がりを持たせるケースが増えています。駐車スペースを拡張するために、邪魔になる門扉を撤去するという実用的な理由もよく見られます。
【門扉の種類と撤去の難易度】
撤去の難易度は門扉の構造や素材によって大きく異なります。片開きや両開きタイプの門扉は、支柱を地面に埋め込んで固定してある場合が多く、その基礎を壊さなければ撤去できません。アルミやスチール製で比較的軽量なものは作業がしやすいですが、鉄製の大型門扉や装飾の多いタイプは重量があり、人力だけでは安全に外せないことがあります。
引き戸タイプのスライド門扉はレールごと設置されているため、撤去にはレール部分の解体や舗装の補修が伴います。木製門扉の場合は比較的軽いことが多いですが、腐食が進んでいると取り外す際に割れやすく、処分時にかさばるという点で手間がかかります。
【撤去作業の流れ】
実際の門扉撤去工事は、いくつかの段階を経て行われます。まず現地調査があり、門扉の材質やサイズ、基礎の構造、電気配線の有無などを確認します。インターホンや電動オートロック機能が付いている場合は配線処理も必要になるため、あらかじめ施工内容を明確にしておくことが大切です。
作業は通常、門扉本体を取り外すことから始まります。蝶番や金具を外し、扉部分を支柱から分離させます。その後、残った支柱を撤去しますが、この工程が最も手間のかかる部分です。支柱は地中に数十センチから場合によっては1メートル近く埋め込まれ、コンクリートで固められています。これを撤去するにはコンクリートをハツリ機で砕き、支柱を引き抜く必要があります。
支柱を取り除いた後は、残った穴を埋め戻したり、周囲の舗装やブロック塀を補修したりして仕上げます。スライド式の門扉ではレールや支柱に加えて地面の補修も発生するため、撤去後の見た目をどう整えるかが重要になります。
【費用の目安】
門扉撤去の費用は、門扉のサイズや素材、基礎の規模によって幅があります。アルミ製の軽量な片開き門扉であれば1万円から2万円程度で済むこともありますが、両開きの大型タイプや鉄製で重量があるものになると3万円から5万円前後かかることもあります。スライド式の場合はレールの撤去と舗装補修を含めるため、5万円から10万円以上になるケースも珍しくありません。
費用には門扉本体の解体だけでなく、コンクリートガラの処分費や運搬費も含まれます。特に重量のある鉄製門扉は処分費用が高くなることがあります。見積もりを依頼する際には、解体費と処分費が分けて記載されているかを確認し、後から追加料金が発生しないように注意しましょう。
【DIYでの撤去は可能か?】
軽量の門扉であれば、DIYでの撤去も不可能ではありません。金具を外し、支柱を地面から抜き取る作業自体はシンプルに見えます。しかし、実際には支柱が深く埋まっており、コンクリートを砕く作業が必要になる場合が多いです。ハンマードリルやグラインダーといった電動工具を扱う経験がなければ、安全に作業するのは難しいでしょう。
また、重い門扉を一人で取り外すと転倒やケガのリスクがあります。支柱を無理に引き抜くことで周囲のブロック塀や舗装を傷め、かえって修繕費が高くなることもあります。そのため、費用はかかっても業者に依頼した方が結果的に安心で、仕上がりもきれいに整うことが多いです。
【業者選びのポイント】
門扉撤去を依頼する場合は、外構工事や解体工事を得意とする業者を選ぶと安心です。複数社から見積もりを取り、工事内容や処分方法、補修まで含んだ総額を比較検討するのが理想です。現地調査の際にしっかりと基礎や配線まで確認してくれるかどうかも、信頼できる業者かどうかを見極めるポイントとなります。
また、撤去後に新しい門扉を設置する予定がある場合は、リフォームまで一括で依頼できる業者を選ぶとスムーズです。撤去と設置を同じ業者が担当することで、工期も短縮でき、費用も割安になるケースが多くあります。
【撤去後の外構計画】
門扉を撤去した後は、そのスペースをどう活用するかを考える必要があります。玄関アプローチを広く取りたい場合や駐車場の拡張を行いたい場合には、撤去後に舗装をやり直すことで外構全体の使い勝手が向上します。オープン外構にするのであれば、花壇や植栽スペースを設けてデザイン性を高める方法もあります。
一方で、新しい門扉を設置する場合は、基礎工事からやり直す必要があることもあります。撤去と設置を一連の計画として考えることで、費用や工期のロスを防ぎ、満足度の高い仕上がりにつながります。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、門扉の撤去作業の流れや費用目安などについて解説いたしました。門扉の撤去はその素材や構造によって難易度や費用が大きく変わり、DIYでの対応が難しいケースも多いのが実情です。安全性や仕上がりの美しさを考えると、外構工事に慣れた業者に依頼するのが安心でしょう。撤去後に玄関周りをどう整えるかを含めて計画を立てれば、住まい全体の印象を向上させる外構リフォームにつながります。門扉の撤去を考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。