昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。玄関周りの顔ともいえる門柱は、ポストやインターホン、表札などをまとめて設置できる便利な外構設備です。住まいの印象を決める大切な要素である一方で、老朽化やデザインの変更、新しい外構プランへのリフォームをきっかけに「撤去したい」と考えるケースも少なくありません。しかし、門柱は外壁や基礎と一体化している場合が多いため、簡単には取り外せないのが実情です。今回は、門柱撤去を検討する際に知っておきたい基礎知識から、実際の工事の流れ、費用、注意すべきポイントまで詳しく解説します。
Contents
【門柱の撤去を検討するタイミングとは】
・老朽化
長年雨風にさらされてきた門柱は、モルタルのひび割れや鉄部の錆が目立ち、見た目の印象を損ねるだけでなく安全性にも不安が生じます。強い風や地震によって倒壊の恐れがある場合は、早急な撤去や交換が必要となるでしょう。
・生活スタイル
宅配ボックスの普及や防犯意識の高まりにより、従来型のポストやインターホン付き門柱では不便を感じる方も増えています。新しい機能を備えた外構に切り替えるために、既存の門柱を撤去することが選択肢に上がります。
・外構デザインを刷新
近年はシンプルで開放感のあるエクステリアが人気を集めており、大きく存在感を放つ従来型の門柱を撤去して、よりすっきりとした玄関周りに整えるリフォームが行われています。
【門柱の種類と撤去の難易度】
門柱とひと口に言っても、構造や材質によって撤去のしやすさは大きく変わります。ブロックやレンガを積み上げて作られたものは重量があり、基礎もしっかりしているため解体作業が必要です。コンクリート製や石材を使ったものはさらに頑丈で、重機を使用しなければ撤去できないこともあります。
一方で、アルミ製の軽量門柱やユニットタイプは比較的容易に取り外しが可能です。ボルトやアンカーで固定されているだけであれば、作業はスムーズに進みます。しかし、電気配線やポストの取り外しが伴う場合は、やはり専門業者による対応が安心です。
【撤去作業の流れ】
1. 現地調査
設置されている場所や基礎の深さ、配線の有無などを確認し、最適な工法を検討することから始まります。調査によっては、撤去だけでなく周囲の舗装やフェンスの補修まで必要になることもあるため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。
2.部品の取り外し
最初にポストや表札、インターホンなど門柱に付属している部品を取り外します。これらは再利用することもできるため、廃棄するのか新しい門柱に取り付けるのかを事前に決めておくとスムーズです。
3.本体の解体
ブロックやレンガを積んだタイプは、上部から少しずつ崩していく方法が取られます。粉塵が舞いやすいため散水しながら作業が行われるのが一般的です。コンクリート製の場合はハンマードリルやカッターを使って切断し、破片を少しずつ撤去します。基礎部分は深く地中に埋まっていることが多く、完全に取り除くには掘削が必要になる場合があります。
4. 整地作業
最後に残った跡地を整え、必要であればモルタルやアスファルトで補修し、外構全体の見栄えを整えて作業完了となります。
【費用の目安】
門柱撤去の費用は、構造や材質、撤去範囲によって大きく異なります。アルミ製の軽量門柱であれば1万円前後で済むこともありますが、ブロックやコンクリート製で基礎が深い場合には5万円から10万円以上かかるケースも珍しくありません。特に重機を使う必要がある場合や、撤去後に外構の補修工事を行う場合は、さらに費用がかさみます。
費用の中には、解体作業だけでなく廃材処分費も含まれています。コンクリートやレンガは産業廃棄物として処理されるため、処分費が一定額発生する点にも留意が必要です。見積もりを依頼する際には、解体費用と処分費が明確に分かれているかどうかを確認しておくと安心です。
【自分で撤去できるか?】
DIYで門柱を撤去したいと考える方もいるかもしれません。確かにアルミ製の軽量タイプや簡易的なユニット式であれば、工具を使って個人で取り外すことも不可能ではありません。しかし、ブロックやコンクリートを積んだ門柱は重量があるため危険を伴います。誤って倒してしまうと周囲のフェンスや車、さらには人に被害が及ぶ恐れがあるため、安易に挑戦するのはおすすめできません。
また、インターホンの電気配線が含まれる場合、素人が手を出すと漏電や感電の危険性があるほか、電気工事士の資格が必要となるケースもあります。そのため、多くの場合は専門業者に依頼した方が結果的に安全で、時間もコストも抑えられる可能性が高いといえるでしょう。
【業者選びのポイント】
門柱撤去を依頼する際には、外構工事や解体工事を専門に扱う業者に相談するのが一般的です。複数社に見積もりを取り、工事内容や処分方法、補修まで含めた総額を比較することが大切です。金額だけでなく、現地調査の丁寧さや説明のわかりやすさも判断材料となります。
また、撤去だけでなく新しい門柱や外構リフォームを検討している場合は、デザイン提案までできるエクステリア業者に依頼するとスムーズです。工事の流れを一括で任せられるため、費用面でもお得になることがあります。
【撤去後に考えておきたいこと】
門柱を撤去した後は、その跡地をどう活用するかも検討しなければなりません。すっきりとした玄関周りにしたい場合は舗装をやり直してシンプルに仕上げる方法があります。新しい門柱や宅配ボックスを設置する場合は、配線や基礎工事を含めて計画を立てることが大切です。
また、門柱は表札やインターホン、ポストといった生活に欠かせない機能を担っていることが多いため、撤去に伴ってそれらの設置場所をどうするかを事前に決めておく必要があります。単に撤去するだけでは、郵便物を受け取れなかったり、来客がインターホンを押せなくなったりして生活に支障が出てしまうため注意が必要です。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、門柱の撤去門柱の撤去について、撤去を考えるタイミングや撤去費用の目安、撤去作業の流れなどについて解説いたしました。門柱の撤去作業は見た目以上に大掛かりな工事となることが多く、材質や構造によって難易度も費用も大きく変わります。DIYで可能な場合もありますが、多くは専門業者に依頼するのが安全で確実です。住まいの印象を大きく左右する門柱だからこそ、撤去する際には撤去後のイメージを考えながら、慎重に検討するようにしましょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。