現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.08.16更新

解体工事前の近隣挨拶に手土産は必要か

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物の解体工事を行うにあたって、最も避けたいのが近隣トラブルです。できるだけスムーズに作業を進めたいというのは誰もが思うことですが、工事中に発生する騒音・粉塵・振動などによって、近隣住民との関係が悪化してしまうケースは珍しくありません。なかには、苦情がエスカレートして裁判沙汰になるような例もあるほどです。工事は発注者の都合で始めるものであり、近隣に住む人々にとっては“突然の迷惑”と感じられることもあります。そのため、着工前には誠意を持って挨拶をし、理解と協力を得ることが非常に重要です。

今回は、解体工事の近隣挨拶における範囲・時期・マナー、手土産の選び方などについて詳しくご紹介します。

【解体工事が近隣に与える影響とは?】

まず、なぜ近隣挨拶が必要なのかを知るために、解体工事が周囲に与える主な影響について見ておきましょう。

・騒音、振動の発生

解体時に使用する重機や工具の音はかなり大きく、地面や建物にも振動が伝わります。特に基礎部分の掘り起こし作業では、地中の影響で近隣にも振動が及ぶことがあります。工事時間を調整したり、防音対策を講じることである程度の軽減は可能ですが、完全に音を消すことはできません。

・粉塵、ゴミの飛散

建物を解体する際には、内部に蓄積された埃や解体時に出る木屑、コンクリート片などが空気中に舞い上がります。風の強い日には、近隣の洗濯物や車に付着する可能性も。これを防ぐためには、飛散防止シートの設置や、散水による粉塵抑制が重要です。

・害虫の移動

解体前の建物にゴキブリなどの害虫が潜んでいることもあり、それらが工事中に逃げ出して隣家に侵入してしまうケースもあります。事前に燻煙処理や害虫駆除剤の使用を行い、周囲への影響を最小限にとどめる努力が必要です。

【近隣挨拶の必要性とその効果】

これらの影響を“多少は仕方ない”と感じてもらうには、あらかじめ事情を説明し、理解を求めるしかありません。近隣挨拶を通じて事前に伝えておくことで、住民も自衛策を講じることができ、トラブルの発生を抑えることができます。

また、しっかりと挨拶をしておくことで、将来的なご近所付き合いにも好影響を与えます。良好な関係を築くことは、工事だけでなく、その後の暮らしにも大切です。

・挨拶は誰が行くべきか

「挨拶は業者がやってくれる」と思いがちですが、それだけでは不十分な場合があります。施主自らが挨拶に伺うことが、相手の信頼を得るうえで非常に有効です。時間の都合が合えば、工事業者と一緒に近隣を回るのが理想です。業者は工事内容についての専門的な説明ができ、施主は「自分の責任で行う工事です」との誠意を見せることができます。

どうしても都合がつかない場合は、別々に挨拶をしても問題ありません。その際には「後ほど業者からも説明に伺います」と一言添えると丁寧です。

挨拶に行くべきタイミング

挨拶は早すぎても遅すぎても良くありません。一般的には、工事開始の10日前から1週間前が適切です。あまり直前になると、準備や心構えができないまま工事が始まってしまい、住民の不満につながることもあります。

・挨拶の範囲

最低限、隣接する両隣・向かいの家・裏手の家には挨拶を行いましょう。それに加えて、工事の騒音や粉塵が届くと予測できる範囲の家にも伺うことが望ましいです。

【業者による挨拶の内容と施主が用意するもの】

解体工事を請け負う業者も、近隣挨拶の際に以下のようなものを持参します。

・工事スケジュールや工程表
・工事内容の簡易説明書
・粗品(タオル・洗剤など)

施主が同席する場合でも、同様に手土産を持参すると丁寧です。業者と手土産の内容がかぶらないよう、事前に相談しておくとベターです。

【手土産に適したもの】

高価すぎず、日常的に使える消耗品が人気です。たとえば以下のようなものが無難でしょう。

・フェイスタオル
・台所用洗剤
・箱入りのお菓子(小ぶりなもの)

できるだけ「もらって困らないもの」「扱いに困らないサイズ感」を意識すると好印象を得られます。

【のし紙のマナー】

手土産には「ご挨拶」と記載された外のしをつけるのが一般的です。内のしはお祝い事などに使われるため、解体工事の挨拶には適していません。ただし、地域によって習慣が異なることもあるので、可能であれば事前に確認しておくと安心です。

【工事完了後の再挨拶も忘れずに】

工事が終わった後に、感謝の気持ちを伝えるための再度の挨拶も非常に大切です。特にそのままその場所に居住する場合は、今後の近所付き合いを円滑にするうえでも大きな意味を持ちます。「工事中はお世話になりました。何か不具合はございませんでしたか?」と声をかけておくことで、万が一の見落としや損傷トラブルを未然に防ぐこともできます。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事前に近隣挨拶を行う重要性について、またそのタイミング、適した手土産などについて解説いたしました。解体工事は音や振動、埃などで周囲に影響を及ぼしやすく、近隣住民からの苦情やトラブルに発展することもあります。これを回避するには、工事前の丁寧な近隣挨拶がカギを握っています。施主自身が責任を持って挨拶に伺うことで、誠意と信頼を得ることができます。適切なタイミング、マナーを守って行動することで、スムーズな工事の実現と、良好な近隣関係の構築に繋がるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

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