昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体工事を検討する際に、重機を使ってスムーズに作業が行えると思っていたのに、実際には周囲の道路が狭く、重機の搬入が困難であるケースがあります。こうした立地条件では、工法の選択肢が限られ、作業に時間や費用が余計にかかることが少なくありません。今回は、重機が現場に入れない狭小道路に面した建物の解体方法や費用、注意点などについて解説いたします。
Contents
- 【重機が入れない場所で行う主な解体方法】
- ・手作業による解体(手壊し)
- メリット
- デメリット
- ・小型機械を活用した解体
- メリット
- デメリット
- 【工期の目安について】
- ・重機を使う場合
- ・手壊し、小型機械を用いる場合
- 【重機が入れない住宅の立地条件とは?】
- ・狭隘道路、細い私道
- ・高台や階段を経て到達する場所
- ・敷地と道路の高低差
- ・周囲の障害物や隣接建物
- 【解体にかかる費用とその要因】
- ・手作業の場合
- ・小型機械を使った場合
- 【費用を抑えるための工夫と提案】
- ・複数の業者から見積もりを取る
- ・事前に業者と細かく相談する
- ・家財や不用品の整理を自分で行う
- 【解体中のトラブル回避のポイント】
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【重機が入れない場所で行う主な解体方法】
・手作業による解体(手壊し)
大型重機が使えない敷地では、人力による手壊し解体が選ばれることがあります。この方法では、作業員が工具(ハンマー、バール、チェーンソー、レシプロソーなど)を使用して、壁や屋根、柱などをひとつひとつ分解し、運び出します。
メリット
振動や騒音が抑えられる
部材を丁寧に取り外すことでリサイクルや再利用が可能
デメリット
作業時間が長く、人数も必要
安全面での注意が常に求められる
・小型機械を活用した解体
手作業よりも効率を上げたい場合は、ミニショベルなどの小型重機を利用する方法もあります。通常の重機よりコンパクトで取り回しが良く、狭い現場でも活躍します。
メリット
手作業よりも作業時間を短縮できる
重機よりも柔軟な操作が可能
デメリット
騒音や振動が一定程度発生する
電力や燃料の供給にコストがかかる
【工期の目安について】
作業方法によって、工事にかかる日数も大きく変わってきます。
・重機を使う場合
約10~14日間で完了
・手壊し、小型機械を用いる場合
通常より1週間以上長く、3週間以上を要することも
特に都市部や住宅密集地では、作業時間の制約もあり、工程全体が長期化する傾向にあります。
【重機が入れない住宅の立地条件とは?】
重機の使用が制限される代表的な条件について見てみましょう。
・狭隘道路、細い私道
重機が通れるためには、最低でも2メートル以上の道幅が必要です。しかし、昔ながらの住宅地では、道路幅が1.5メートル前後しかないことも珍しくありません。そうした道では、重機の搬入は難しく、手壊し解体に頼ることになります。
・高台や階段を経て到達する場所
建物が階段の上に建っている場合や、坂道を上がった先にある場合も、重機の運搬ができません。重機は水平で安定した道を必要とするため、傾斜地や階段のある現場では使用できないのです。
・敷地と道路の高低差
公道と建物の敷地の間に段差があると、重機が敷地内に入れない場合があります。擁壁や斜面があって高低差が激しいと、クレーンを使うとしても周辺スペースが必要になり、それが確保できないと搬入不可能になります。
・周囲の障害物や隣接建物
建物の周囲に電柱、樹木、水路、または隣接する家屋などがあると、重機の操作スペースが限られます。狭小な敷地では、たとえ重機が入れたとしても安全に作業できる範囲が確保できないこともあります。
【解体にかかる費用とその要因】
重機が使えないことで、解体費用は一般的な場合よりも高くなります。以下は、主な解体方法別の概算相場です。
・手作業の場合
費用の目安:平米あたり3〜5万円程度
割増率:通常の重機解体費の1.5倍〜2倍
要因: 人件費の増加・工期の長期化
・小型機械を使った場合
費用の目安: 平米あたり2〜4万円程度
割増率: 重機解体の1.2倍〜1.5倍
要因: 小型機械の運搬や管理コスト、作業時間
建物の規模や構造、解体場所の条件によっても変動しますので、事前にしっかりと見積もりを取ることが必要です。
【費用を抑えるための工夫と提案】
・複数の業者から見積もりを取る
相見積もりを行うことで、業者間で価格やサービス内容の違いが明確になります。競争によって価格が下がることも期待でき、予算の削減につながります。
・事前に業者と細かく相談する
信頼できる解体業者と、工期や工法、処分方法などについて十分に打ち合わせを行うことが大切です。中には、再利用可能な資材を回収し、廃棄費用の削減に協力してくれる業者もいます。
・家財や不用品の整理を自分で行う
解体前に家の中の不用品を処分しておけば、廃棄物の量が減り、その分だけ処分コストも下がります。家具・家電をリサイクルショップで売る、衣類を寄付するなどもおすすめです。
【解体中のトラブル回避のポイント】
狭い道路での作業では、周辺への配慮が非常に重要になります。
・近隣住民への事前挨拶と説明
・通行人への安全対策(誘導、警告表示)
・作業時間の調整(早朝・深夜は避ける)
こうした気配りが、近隣との良好な関係を保ち、トラブル防止へとつながります。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、重機が入れないような狭い道路での解体工事について、注意すべきポイントや費用相場などについて解説いたしました。狭い道路に面した建物の解体は、通常とは異なる多くの課題を伴います。その為、通常よりも工期が長くなることや、費用がかさむことを見込んでおきましょう。費用をできるだけ抑えるためには、今回ご紹介した方法を実践してみてください。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。