昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。日本の家庭には、リラックスできる入浴の時間を楽しむために「浴槽」が設置されているケースが多く見られます。中にはシャワーのみで済ませる方もいらっしゃいますが、湯船に浸かる文化は今でも根強く残っています。しかし、引っ越しやリフォームなどの理由から浴槽を取り外す必要に迫られることも少なくありません。今回は、意外と知られていない浴槽の処分方法について詳しく解説していきます。
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【浴槽を処分するための5つの選択肢】
処分を考えたとき、どのような手段があるのかを知っておくことはとても大切です。ここでは代表的な5つの方法を紹介します。
1. リフォーム業者やガス関連業者に引き取りを依頼する
浴槽は配管設備(給湯・給水管など)と接続されており、素人では取り外しが難しい構造になっています。配管の取り外し作業には専門的な資格が必要なため、ガス会社やリフォーム専門業者などの有資格者に任せることが最も安全です。
取り外しと同時に、浴槽の回収・処分を行ってくれるケースも多く、安心して任せられる方法といえるでしょう。なお、作業内容によっては処分費用とは別に作業料がかかることもあるため、事前に見積もりを取って確認しておくと良いでしょう。
2. 自治体のルールに基づき「粗大ごみ」として処分する
通常、浴槽は「産業廃棄物」に分類されるため、自治体では粗大ごみとして受け付けていない場合が多いです。ただし、取り外された状態であり、材質や大きさによっては自治体で引き取ってくれるケースも存在します。まずは、お住まいの地域のごみ処理ルールを確認し、対象になっているかを確認してみてください。
3. 建材買取業者に売却する
比較的新しく、状態の良い浴槽であれば、建築資材や住宅設備を専門に扱う買取業者に引き取ってもらえる可能性があります。この方法なら、処分費用がかからないどころか、多少の収入になることもあるでしょう。
浴槽は衛生面や状態の良さが重視されるため、すべての製品が買取対象となるわけではありませんが、パーツのみの買取やリユース利用を目的とした引き取りを行っている業者もあります。また、買取業者によって対応可能な範囲や価格は異なるため、複数社から相見積もりを取って比較検討することが重要です。
4. 知人に譲渡する・地域掲示板を活用する
使用感がある浴槽であっても「まだ使えるし処分するのはもったいない」と感じる方も多いのではないでしょうか。そのような場合には、知人や近隣住民に譲る方法や、ジモティーなどの地域コミュニティ掲示板などを利用して譲渡先を探すという手もあります。
取引に応じてくれる相手がいれば、廃棄物として処理する必要がなくなり、環境にも優しい方法といえます。ただし、譲渡先とのやりとりや搬出方法などに関してはトラブルとなりがちなので、事前に明確に決めておきましょう。
5. 不用品回収業者に処分を依頼する
「自分で取り外しできない」「とにかく手間をかけたくない」という方におすすめなのが、不用品回収業者の活用です。浴槽の取り外しから運搬・処分まで、すべてを一括で引き受けてくれる点が大きなメリットです。
なかには、同時に家電や家具などの他の不用品もまとめて回収・買取してくれるサービスを提供している業者もあり、全体のコストを抑えることも可能です。
ただし、すべての業者が信頼できるわけではなく、不法投棄や高額請求を行う悪質業者も存在します。信頼できる業者を選ぶためにも、必ず複数社の見積もりを取り、実績・口コミ・許認可の有無などを確認しましょう。
【処分時に注意しておきたいポイント】
浴槽を処分する際には、いくつかの重要な注意点があります。
・資格のない人が取り外し作業をするのはNG
給湯器との接続がある浴槽は、取り外す際にガス管の処理が必要になる場合があります。この作業は非常に危険を伴うため、専門資格を持った業者でないと対応できません。安全のためにも、費用を節約しようと無理をせず、必ずプロに依頼するようにしましょう。
・粗大ごみ扱いできない地域が多い
繰り返しになりますが、浴槽は多くの自治体において「粗大ごみ」として扱われておらず、産業廃棄物として処理が必要です。誤って自治体の粗大ごみに出してしまうと、収集してもらえないばかりか、違反行為とみなされる恐れもあるため注意しましょう。
・搬出経路の確認が必要
浴槽のサイズによっては、浴室のドアや玄関を通らないこともあります。その場合、分解や切断といった解体作業が必要になる可能性があります。取り外しと解体の両方に対応できる業者を選ぶことが、スムーズな処分につながります。
・公営住宅の退去時には原状回復が必須
市営・県営などの公営住宅を退去する際には「原状回復」が義務付けられているケースが多くあります。自身で設置した浴槽は、当然ながら自分で撤去・処分する必要があります。退去直前で慌てないよう、事前に処分方法とスケジュールを確認しておくことが大切です。
【浴槽の処分費用の目安】
処分方法によって費用は異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
処分方法ごとの費用目安
・リフォーム業者に依頼:1万円~3万円(取り外し含む)
・自治体の粗大ごみ(対応地域のみ):数千円程度
・建材買取業者:状態により数千円~売却益も可能
・不用品回収業者:1万円~3万円(買取対応あり)
浴槽は大きく重量もあるため、処分コストがかかるのは避けられない場合が多いですが、安全性や手間の軽減を考えれば、費用以上の価値がある選択といえます。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、浴槽の処分方法や処分の際の注意点、処分にかかる費用の目安などについて解説いたしました。浴槽の処分は、自宅の事情や住宅形態、公的な規定により適切な方法が異なります。費用面や安全性を総合的に考え、ご自身にとって最適な方法を選ぶことが重要です。また、悪質業者のトラブルを避けるためにも、複数業者への相談と見積もり比較を忘れずに行いましょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。