現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.07.22更新

解体工事に必要な道具とは

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。解体工事と聞くと、多くの方はショベルカーなどの大型重機を使って建物を一気に壊すイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし、実際の現場では重機だけでは対応できないシーンも少なくなく、細かい作業や周囲への影響に配慮する場面では、手作業用の道具が大いに活躍します。今回は、解体工事に必要な道具について、使用目的や特徴、安全対策を含めて詳しく紹介していきます。内装や外装の解体、作業者の安全装備、さらに現場全体の保護に使われる道具に至るまで、解体現場で活躍する主要アイテムをケースごとにまとめました。

1. 解体工事で重機以外が必要な理由

重機が入りにくい場所や、周辺環境への影響を最小限に抑えたい場合、重機ではなく人の手による解体作業が求められます。例えば以下のようなケースでは、手作業による解体が適しています。

・狭い道路に面した住宅や店舗
・隣家と密接している建物
・耐震性が不安視される築年数の古い空き家
・高低差がある土地に建つ家屋
・長屋などの共同住宅
・騒音規制の厳しい市街地

このような場所では、重機の搬入自体が難しく、安全に配慮して作業を進めるには、手持ち道具による解体が現実的です。また、建物全体を壊すのではなく、屋根や外壁、内装のみの部分解体を行う際にも道具を駆使した作業が重要となります。

2. 手作業による解体の利点とは

手作業による解体には、次のようなメリットがあります。

・騒音や粉じんの発生が少ない

重機に比べて動作音が小さく、振動も少ないため、住宅密集地などではトラブルを避けやすい。

・細かな作業に対応できる

窓枠や柱の根元など、繊細な解体が必要な場所に適しており、部材の再利用や選別作業もしやすい。

・隣家や周囲への影響が少ない

重機による誤操作のリスクがなく、隣接する建物や所有物を傷つけにくい。

これらの点から、解体作業においては状況に応じて重機と手作業を使い分ける判断が求められます。

3. 自分で解体作業は可能なのか

一部の小規模な解体であれば、個人でも行うことが可能です。たとえば古い物置の解体やウッドデッキの撤去、壁紙のはがし作業などが該当します。ただし、自分で解体を進めるには以下のような点に注意が必要です。

・解体に必要な道具の選定と購入(またはレンタル)
・安全に作業するための保護具の準備
・作業に関する基礎知識と手順の理解
・必要に応じた届出や許可の取得

道具の選び方や正しい使い方がわからない場合は、専門業者に相談するのが安心です。プロの意見を参考にしながら進めることで、安全性や効率性を高めることができます。

4. 内装解体に使用する道具

・インパクトドライバー

ビスやネジをスムーズに取り外せる電動ドライバー。ビットを変えることでさまざまな作業に対応し、天井の下地解体や部材の分解作業にも活躍。

・各種ハンマー

大ハンマー:風呂やキッチンなどのタイル破壊に。
カケヤ:木製で天井や床を一気に壊す際に使用。
ネイルハンマー:釘を抜いたり、内装材を引きはがすときに便利。

・のこぎり

強力な電動のこぎり。太く硬い木材や、バールが入らない隙間の解体にも適しており、作業負担を軽減。

・バール

先端がL字型で、テコの原理を使って内装材を剥がしたり、釘を抜いたりするのに最適。

5. 外装解体に使われる代表的な道具

・ハンドブレーカー

重厚なコンクリートを破壊するための打撃工具。騒音や振動は大きいが、強力な破壊力を持つ。

・タガネ

平タガネ:平らな先端でアスファルトやコンクリートを割る。
チスタガネ:尖った先端でコンクリートや塀に穴を開ける作業向け。

・チッパー

空気圧を動力にして、コンクリートの剥離や細部の解体に使う。小型ながらも効果的。

・コンクリートカッター

円形の刃で正確に構造物を切断できる。土間や外構部分のはつりに最適。

6. 作業者が身に着ける保護装備

・ヘルメット

頭部の保護のために絶対必要。高所作業や機械操作の現場では必須。

・防じんマスク、作業用ゴーグル

アスベストやコンクリート粉じんから目や呼吸器を守るために装着する。JISや国家検定に適合した製品を選定すること。

・手袋

鋭利な工具や素材から手を守るため、革製などの丈夫な素材を選ぶ。

・安全靴

落下物や滑りやすい現場で足を守る。JIS規格やJSAA基準に適合したものを使用。

7. 解体現場での周囲への配慮に使われる道具

・養生シート

建物の外周を囲むためのシート。防音・防炎タイプがあり、粉じんや騒音の拡散を防止。

・養生パネル

硬質な素材でできたパネルで、より強力な防音・防塵効果がある。高層ビルや公共施設など大規模解体で活用される。

8. 解体に関する不安はプロに相談

初めて解体を行う場合、道具の選び方から使い方、安全管理まで不安が尽きないものです。そういったときには、解体業者に相談するのが一番です。実際に現場で使用しているからこそ得られる、道具に関する具体的なアドバイスがもらえます。

一方で、ハウスメーカーやリフォーム会社では、解体作業を外注していることが多いため、道具や作業に対する知識が限定的な場合もあります。確かな情報を得るためには、やはり専門性の高い解体業者に相談するのがベストです。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事に必要な道具について解説いたしました。解体工事においては、重機だけでなく、さまざまな手持ち道具が不可欠です。現場の状況に応じて最適な道具を選ぶことが、安全で効率的な作業につながります。作業を自分で行う場合も、業者に任せる場合も、まずは必要な道具や装備についてしっかり理解しておくことが、トラブルのないスムーズな解体工事の第一歩となるでしょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

人気記事RANKING

最新記事RECENT BLOG

SERVICE FLOW

解体の流れ

  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

  2. 現地調査

    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

SERVICE AREA

なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

施工エリア
昭島市・八王子市
施工エリアマップ

多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。