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2025.07.21更新

空き家を相続したら解体するべきか?

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。空き家の問題は年々深刻さを増しており、老朽化した建物が地域の景観を損ねるだけでなく、防災や治安面でも懸念材料となっています。空き家の数が増加している背景には、解体工事の費用負担の大きさや、解体後の土地に対する固定資産税の増額といった金銭的なデメリットが存在します。今回は、空き家を所有した場合の選択肢や、それぞれのメリット・デメリット、さらに売却や解体を選択する際の注意点、費用の抑え方などについて解説します。空き家を相続した方が後悔のない判断をできるための参考になれば幸いです。

【空き家を相続した際に検討すべき3つの選択肢】

1.空き家を管理しながら保有する

空き家をそのまま維持する方法は、思い出が詰まった家を残せるという精神的な安心感があります。しかしながら、維持管理には多くのコストが発生します。管理のために行き来にかかる交通費や固定資産税、都市計画税だけでなく、防犯対策費や火災保険・地震保険などが必要になります。これらの手続きを怠って放置した場合、不法侵入や放火などのリスクが高まるだけでなく、「空家等対策特別措置法」に基づく行政指導や過料の対象になる可能性もあります。

2.他人に貸す、または別荘として活用する

空き家に手を加えて貸し出す、もしくは自分たちのセカンドハウスとして使う方法もあります。しかし、この選択にはリフォーム費用がかかり、必ずしも投資分を回収できるとは限りません。地方では賃貸需要が限られており、家賃設定も低いため、収益化には時間がかかります。また、固定資産税の軽減措置を受けるために、用途変更や再建築も検討の余地があります。

3.売却して手放す

売却はコストの負担から解放される手段ですが、購入希望者が現れにくいエリアでは難航する可能性もあります。思い出のある家を手放すことへの心理的抵抗もあるでしょう。ただし、所有していても何の利益も生まない、いわゆる「負動産」と化した空き家に維持費をかけ続けるより、早めに現金化して他の目的に使う方が合理的とも言えます。

【空き家を売却しやすくするためのコツ】

売却前に建物の解体を検討する

築年数が古い木造住宅の場合、建物の資産価値はほぼゼロに近く、むしろ建物が残っていることで買い手が解体費用を見込んで価格を値下げされてしまいます。売主側が先に更地にしておくことで、購入検討者にとっての負担を減らし、スムーズな売却につながります。

譲渡所得の特別控除制度を活用する

「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」という制度があり、一定の条件を満たすことで最大3,000万円まで譲渡所得を控除できます。ただし、この制度の適用には相続開始から3年を経過する年の12月31日までに売却を完了する必要があります。早めの売却計画を立てることが重要です。

売却にかかる費用を把握しておく

売却には仲介手数料、測量費用、登記費用、そして場合によっては譲渡所得税が発生します。これらの諸費用を見積もった上で、売却価格とのバランスを考えるようにしましょう。

【解体費用をできるだけ抑えるためのポイント】

不用品を事前に処分しておく

家の中に残された家具や家電などの残置物は、専門業者に依頼すると高額になるケースが多いです。可能な限り自分で処分することで、解体費用の削減が可能です。家庭ごみとして分別して処理すれば、10万円以上の節約につながることもあります。

自治体の補助制度を利用する

老朽化した空き家の解体に関して、自治体が補助金を用意している場合があります。多くの場合、工事費用の2割〜5割が補助されるほか、固定資産税の減免が受けられる場合も。申請には期限があることが多いため、早めに市区町村の担当窓口へ確認しましょう。

複数の解体業者から見積もりをとる

解体業者によって費用に差が出ることが多いため、必ず複数の会社から見積もりを取り比較しましょう。営業拠点が近い業者ほど、輸送費や人件費を抑えられる傾向があります。また、需要が落ち着く時期(例えば梅雨や真冬など)に依頼すると価格交渉がしやすくなることも。

建物滅失登記は自分で行う

解体が終わった後は、法務局に建物滅失登記を行う必要があります。専門家に依頼すると数万円の手数料がかかりますが、自分で書類を揃えて申請すれば費用を1,000円程度に抑えることも可能です。手続き方法は法務局のホームページなどで確認できます。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、空き家を相続した場合に解体すべきかどうかの判断材料として、メリットやデメリットなどを中心に解説いたしました。相続した空き家をどう扱うかは、家族構成や資産状況によって異なりますが、放置することで発生するリスクやコストを考慮すれば、売却や解体といった行動を早めに取ることが望ましいでしょう。売却を検討している場合は、買い手がつきやすくなるよう建物を解体して更地にしておくのが現実的です。つい面倒に感じ先送りにしてしまいがちですが、「何もしない」という選択肢が最も損をする可能性があることを念頭に置いておいてください。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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解体の流れ

  1. お問い合わせ

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    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

  2. 現地調査

    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

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    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。