昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。住宅や建物の解体工事では、契約時に提示された見積金額以外に「追加費用」が発生するケースが意外と多くあります。そもそも解体作業は人生で何度も経験するものではないため、費用が変動する仕組みや追加料金の根拠が分からず戸惑う方も多いのではないでしょうか。今回は、実際に解体工事中に発生する可能性がある追加費用の具体例や、それを防ぐための注意点について詳しく解説します。
Contents
【想定外の費用が発生するシチュエーション】
養生のやり直し・補強
解体現場では、粉じんや騒音対策として「養生シート」が設置されます。通常の養生で問題がないケースも多いですが、クレーム対応のためにより防音性の高いシートへ変更が必要となったり、強風・雪などによって養生が破損し再設置が必要になったりすると、その分の材料費・作業費が追加されます。
アスベストの発見
築年数が古い建物では、使用が制限されているアスベストが含まれている場合があります。事前の目視や図面だけでは判断が難しく、実際の工事段階で発覚することもしばしば。アスベスト除去には専門業者の対応が求められ、特別な処分費用がかかります。これも想定外の費用の代表例です。
残置物の取り扱い
施主が建物内の不用品を片づけたつもりでも、工事開始後に追加の残置物が発見されることもあります。その際、廃棄・搬出の手間が増えるため、追加で費用が発生する可能性があります。家具や家電、物置内の品など、自力で処分できるものは事前に対応しておくのが無難です。
【地中の異物が原因の追加料金】
地中埋設物の掘り出し
解体工事は地上部分の取り壊しに目が行きがちですが、地中にも思わぬ障害物が埋まっているケースがあります。たとえば、古い基礎、木くずや瓦などの建築廃材、コンクリート片、金属くずなどが掘削中に発見されることがあります。これらは前所有者が意図的に埋めたものや、長年の間に放置された構造物で、施主本人が存在を知らない場合も多く、処分費用は原則として施主負担になります。
浄化槽や井戸、岩石の除去
かつて使用されていた井戸や浄化槽がそのまま埋められていることもあります。地盤調査で明らかになることもありますが、実際に掘ってみないと分からないケースもあるため、除去費や埋め戻しに追加費用が発生します。また、岩盤や大きな石が地中に埋まっていて重機の作業が困難になる場合も、割り増しで対応が求められることがあります。
【近隣対応で発生する可能性のある費用】
苦情対応や工事の一時中断
騒音、振動、粉じんなどにより、周辺住民からの苦情が寄せられると、作業が一時停止することがあります。さらに、行政機関からの指導や勧告により工期が遅れれば、延長分の人件費や重機のレンタル料などが追加で発生する可能性もあります。これらは通常、発注者(施主)にも影響するため、最終的に費用として反映されるケースがあります。
近隣の物損・人身事故の賠償
万が一、解体作業中に近所の塀を壊してしまった場合や、通行人にケガを負わせてしまった場合、損害賠償の対象となる可能性があります。通常は業者の責任として保険で対応されますが、業者が保険未加入だった場合、施主に損害が及ぶ恐れもあります。依頼前に工事保険の加入状況を必ず確認しましょう。
【追加費用への適切な対応とは?】
支払うべきケース
施主も業者も予見できなかった事態、たとえば地中から予想外の廃材や構造物が出てきたといったケースでは、業者側の責任とは言い切れません。このような場合は、施主が追加費用を支払う必要があります。
支払わなくてよいケース
一方で、業者の見積もりミスや施工不備などによる追加請求は、施主に責任はなく、支払う義務もありません。たとえば、建物の面積測定に誤りがあり「実は建物が大きかったから追加費用が必要」と言われた場合などが該当します。これは明らかな業者の落ち度であり、追加請求には応じなくても問題ありません。
【追加費用を防ぐための事前対策】
見積もり内容の詳細確認
「○○一式○万円」というようなざっくりした表記には要注意です。可能な限り、作業内容や項目ごとの内訳、数量、単価などを明記した見積もりを依頼しましょう。こうした記載があることで、あとから「何に対する追加費用なのか」が明確になり、不当な請求を防げます。
現地調査と資料の提供
事前に現地調査を実施してもらい、施主側も可能な限り図面や土地の履歴情報などを提供しましょう。口頭やメールだけのやり取りで済ませるのではなく、現地での確認と立ち会いを通してお互いの認識を擦り合わせておくことが重要です。
追加費用発生時の報告ルールを決める
予期せぬ出費が起きそうなときは、必ず施主に事前連絡を入れるよう業者にお願いしておきましょう。勝手な判断で作業を進められ、あとから高額請求されるトラブルを防げます。できれば、これらの条件は口頭ではなく契約書や覚書など書面で残すようにしてください。
悪質な業者の見極め方
解体工事では、初回見積もりを極端に安く提示し、あとから高額な追加費用を請求してくる業者も存在します。「追加費用は一切かかりません」などとうたっている業者も注意が必要で、契約を急がせる場合は疑ってかかるべきです。
また、追加作業に関する説明が一切なく、工事後に突然請求されるようなケースもあります。こうした業者は、事前にトラブルの予兆があることも多いため、口コミや実績をよく調べて信頼できる業者を選ぶよう心がけましょう。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事を依頼する際に思わぬ追加費用が発生する可能性のあるケースと、その会費方法を中心に解説いたしました。解体工事では予期せぬ出費が発生することが多々ありますが、中には費用の根拠が不明瞭な場合もあるため、本当に必要な費用かどうか見極めることが大切です。現地調査をしっかりと行ってもらい、不明点は遠慮せずに質問し、納得のいく説明を受けるまで契約を結ばないようにしましょう。昭島市、八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。