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2025.07.16更新

家屋を取り壊して駐車場にするには

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。長らく空き家になっている建物を解体した後の土地活用として、駐車場への転用を検討する方が増えています。新築住宅を建てたり土地を売却したりする選択肢もありますが、比較的手軽に始められる活用方法として、駐車場経営は注目されています。

とはいえ、「空き地にすれば儲かるかも」と安易に始めてしまうと、想定外の出費や失敗につながる可能性もあります。そこで今回は、解体後の土地を駐車場に変えるまでの流れや、始める前に知っておきたい基礎知識、節税との関係について詳しく解説します。

【解体後の土地利用で節税になる?】

建物を解体すると、家屋にかかる固定資産税が不要になるため、税負担が減ると考える方が多いでしょう。しかし、実際には逆に税金が上がる場合もあるのです。

住宅が建っている土地には、固定資産税の「住宅用地特例」が適用され、税額が最大で1/6まで軽減されます。しかし、解体によってその特例が外れると、今までよりも土地にかかる税額が跳ね上がってしまいます。結果として、更地にすることで税額が数倍になるケースも珍しくありません。

そうした増税リスクを軽減するには、土地を有効に活用して収益を得る工夫が必要です。駐車場運営はその選択肢の一つです。

【駐車場経営の特徴とメリット】

空き地の活用法として人気のある駐車場経営には、次のような利点があります。

・初期費用が比較的安い

他の土地活用方法、たとえばアパート建設や商業施設の開業と比べると、駐車場経営は初期投資が少額で済むというメリットがあります。特に月極駐車場であれば、整地と砂利を敷き詰めるだけで運営を始められることが多く、舗装をせずに始められるケースもあるほどです。

・活用方法の変更や売却がしやすい

土地をコンクリートで固めてしまう建築系の活用と違い、駐車場は構造物が少なく撤去も簡単。そのため、将来売却したい、あるいは別の用途に変更したい場合にも柔軟に対応できるのが利点です。市場の動きに合わせて運用方法を変えたい方にも向いています。

【駐車場経営のデメリット】

一方、駐車場ビジネスにはいくつか注意点もあります。

・大きな利益は期待しにくい

都心の繁華街など、交通量の多いエリアでは安定した収益が期待できますが、郊外や人口の少ない地域では収益性は限定的です。数台しか駐車できない規模の土地であれば、年間の利益は数十万円程度に留まることも多く、生活費の柱としては不十分です。

・節税効果は薄い

前述の通り、駐車場には建物が存在しないため、住宅用地特例の適用はありません。そのため、節税対策としては不向きです。仮に駐車場が埋まらない状態が続けば、収入ゼロで税金だけがかかるリスクもあります。

【解体から駐車場化までの流れ】

実際に家屋を解体して駐車場へと変えるには、以下のような工程を踏む必要があります。

・解体と施工を分けて依頼する場合

1.解体業者を選定し契約
2.解体工事を実施
3.駐車場施工業者を探す
4.駐車場工事を実施

・一括で依頼する場合

1,解体・駐車場施工を一貫して行える業者を探す
2.工事全体を一社に依頼して実施

一括依頼は業者とのやり取りがシンプルで、工程もスムーズに進行します。解体後すぐに施工へ移行できるため、工期短縮やコスト削減も期待できます。

【駐車場のタイプと費用の目安】

駐車場の舗装や運営方法によって費用や管理の手間が異なります。代表的な例を以下にまとめます。

舗装の種類

砂利敷き:もっとも低コスト。整地と砂利で済ませるシンプルな方法。
アスファルト舗装:ある程度の耐久性と見た目を両立。費用は中程度。
コンクリート舗装:耐久性は高いが、初期費用は最も高くなります。

運営形態

月極駐車場:月単位の契約で安定収入が見込めます。精算設備が不要で、管理が楽。
コインパーキング:短時間利用向け。初期設備や維持管理費が高いが、立地次第で高収益も。
敷地の広さや立地によって、どちらが適しているか見極めましょう。

【駐車場経営に向いている土地とは?】

駐車場に適している土地の条件には以下のようなものがあります。

・長方形であること

駐車可能台数が多く確保できるため収益性が上がります。

・道路と直接接していること

歩道との間に段差があると切り下げ工事が必要で、70万〜100万円の追加コストがかかります。

また、空き家をそのまま放置して節税効果を得ようとする人もいますが、建物が老朽化していれば倒壊リスクもあり、近隣トラブルにつながることも。適切なタイミングでの解体と活用が望ましいでしょう。

【駐車場経営に向いている人とは?】

以下のような方には特に駐車場経営が適しています。

・手元資金が限られているが、土地を活かしたい方
・将来的に土地を売却または転用したいと考えている方
・安定した副収入を得たいが、大規模な設備投資を避けたい方

事前にシミュレーションを行い、固定資産税以上の収益が見込めるなら、十分にチャレンジする価値があります。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、家屋を解体した後に駐車場経営をする場合のメリットやデメリットなどを中心に解説いたしました。駐車場経営は、他の活用方法と比べてリスクが少なく、始めやすい選択肢です。ただし、土地の形状や立地条件、設備投資の有無によって、収益性は大きく左右されます。節税目的での活用には向いていない面もあるため、事前のリサーチと収支予測が大切です。土地活用における選択肢の一つとして、しっかりと準備を整えた上で駐車場経営に取り組んでみてはいかがでしょうか。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。