昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物解体の際は、事前にガス設備を撤去しておく必要があります。今回は、なぜ解体工事の前にガスの撤去をする必要があるのか、その理由と具体的な対応方法、さらに注意すべき点や撤去費用などを分かりやすく解説していきます。現在解体工事をご検討中の方は、事故やトラブルを防ぎ、スムーズな解体作業を行うために、ぜひ最後まで目を通してみてください。
Contents
- 【解体前にガスの撤去を行う理由】
- 1. 安全面でのリスク回避
- 2. 法令順守の観点から
- 3. 周辺環境への配慮
- 【ガスの種類】
- 都市ガスの特徴
- プロパンガスの特徴
- 【ガス撤去の基本的な流れ】
- 1.ガス会社への連絡
- 2.ガスの供給停止
- 3.ガス配管の取り外し
- 4.安全点検の実施
- 5.撤去にかかる費用と所要時間
- 都市ガスの場合
- プロパンガスの場合
- 【ガスを撤去せずに解体するとどうなるか】
- ・事故発生の可能性
- ・法律違反となるケース
- ・近隣トラブルの引き金に
- 【ガス撤去時の注意点と安全対策】
- ・必ず専門業者へ依頼する
- ・工事日程との調整
- ・安全確認の徹底
- ・近隣への事前説明
- 【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【解体前にガスの撤去を行う理由】
解体作業を行う際に、ガスの撤去が必要とされる理由はいくつかありますが、主に以下の3点が挙げられます。
1. 安全面でのリスク回避
建物を取り壊す際、誤ってガス管を破損させるとガス漏れが発生し、火災や爆発といった重大な事故を引き起こす可能性があります。ガスが存在する状態で工事を進めるのは非常に危険であり、事前に撤去しておくことが工事全体の安全を左右します。
2. 法令順守の観点から
建築物の解体にあたっては、法的にもガスの停止と配管の撤去が求められています。これを怠ると法令違反となり、罰金や行政指導などの処分を受けるおそれがあります。
3. 周辺環境への配慮
解体現場が住宅街にある場合、万が一のガス漏れは近隣住民にも被害を及ぼします。ガスを事前に撤去することは、周囲の安全を守るためにも欠かせない工程なのです。
【ガスの種類】
ガスには主に「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2種類があり、それぞれ特性や供給方法、安全対策が異なります。
都市ガスの特徴
主成分:メタン(CH₄)
性質:空気より軽く、漏れた場合は上昇して拡散する
供給方法:地下に敷設されたパイプライン経由で供給され、都市部に多く普及
設置要件:ガスメーターや配管が必要で、インフラ整備済みの地域で利用可能
コスト面:従量制料金と基本料金が設定され、比較的安定している
安全機能:漏れを検知すると自動停止するシステムが整備されている
プロパンガスの特徴
主成分:プロパン(C₃H₈)、一部ブタン(C₄H₁₀)
性質:空気より重く、地面に滞留しやすいため、漏れた際の火災リスクが高い
供給方法:個別のガスタンクによって供給され、山間部や地方で多く利用
設置要件:専用のガスボンベと器具が必要で、初期設置は業者が対応
料金体系:使用量に応じて価格が変動し、都市ガスよりコストが高くなる傾向
安全対策:安全弁やガス漏れ検知器が設置されており、万一の事故を予防
【ガス撤去の基本的な流れ】
ガス設備の撤去作業には、専門的な知識と技術が求められるため、必ずガス会社や資格を持った業者に依頼する必要があります。一般的な作業の流れとしては、以下のとおりです。
1.ガス会社への連絡
解体工事の予定をガス会社(都市ガスの場合)またはプロパンガス販売店に連絡し、撤去の手続きを申請します。
2.ガスの供給停止
申し込み後、ガス会社が現地でガスの供給を止め、ガスメーターの取り外し作業を行います。
3.ガス配管の取り外し
建物内外のガス管を丁寧に撤去します。ガスが残っていないかを確認しながら進める必要があります。
4.安全点検の実施
撤去後にはガス漏れの有無をチェックするため、専用機器を用いた安全検査が行われます。
5.撤去にかかる費用と所要時間
ガスの撤去には費用と時間がかかりますが、その金額や日数は状況により変動します。
都市ガスの場合
費用の相場:約3万円~5万円
作業期間:申し込みから完了まで1週間~2週間程度が目安
プロパンガスの場合
費用の目安:販売業者により異なるが、都市ガスよりやや高めになる傾向
期間の目安:1週間前後で対応可能な場合が多い
いずれも早めに業者へ連絡することで、工期の遅れを防ぐことができます。
【ガスを撤去せずに解体するとどうなるか】
ガス設備を撤去せずに解体工事を始めると、様々なリスクが発生します。
・事故発生の可能性
配管の破損からガス漏れが起こり、火災や爆発の原因になる恐れがあります。
・法律違反となるケース
ガスの停止手続きを怠ると、建築関連法やガス事業法に違反することとなり、罰金や行政指導の対象になります。
・近隣トラブルの引き金に
漏れたガスによって周囲の住民が被害を受ける場合もあり、信用問題や損害賠償に発展することも考えられます。
【ガス撤去時の注意点と安全対策】
ガスの撤去作業を行う際には、以下のような点に十分注意する必要があります。
・必ず専門業者へ依頼する
資格や経験のあるプロに任せることで、事故のリスクを最小限に抑えることができます。素人の判断で行うのは非常に危険です。
・工事日程との調整
ガスの停止には数日から1週間以上かかる場合があるため、解体工事の日程が決まり次第、早めに連絡し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
・安全確認の徹底
撤去後には、必ずガス漏れの確認作業を実施してください。見落としがあると、解体工事中に思わぬ事故が発生する可能性があります。
・近隣への事前説明
撤去作業にともない騒音や立ち入りが発生することもあるため、近隣住民には事前に事情を説明し、理解を得ておくとトラブルの防止につながります。
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、解体工事の際にガス設備を撤去しておくべき理由、撤去しなかった場合のリスクなどについて解説いたしました。ガス設備の撤去は、解体工事を進めるうえで最初に取り組む必要のある、重要な工程です。撤去の際は安全の為にも必ず専門の業者へ依頼をしましょう。ガス撤去を始めとして、解体工事には多くの工程が含まれます。どのような工程を踏む必要があるのかしっかりイメージしておき、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。昭島市、八王子市での解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。