お問い合わせ昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。家のブロック塀が古くなって不安を感じている方はいらっしゃいますか。また、ブロック塀の解体を考えており、もし業者に依頼するとしたらどれくらいの費用がかかるのか気になる方もいるでしょう。今回は、コンクリートブロックの撤去について、費用の目安や撤去方法、注意点やトラブル防止策まで詳しくご紹介します。
自分で対応すべきか、プロに任せるべきかを判断するための材料として、ぜひ最後までお読みください。
Contents
【撤去が必要になる主な理由とは？】
コンクリートブロック塀や境界壁は、経年劣化や法改正、土地利用の見直しによって、撤去が必要となるケースがあります。おもに以下のような理由で、撤去することが望ましいとされています。
・古くなった塀の倒壊リスク
古いブロック塀には、鉄筋が入っていない、基礎が浅いといった構造上の問題が見られ、地震や強風による倒壊の危険があります。特に高さが1.2メートルを超える塀は、建築基準法でより厳しい条件が定められており、補強か撤去が求められることがあります。
・建て替えや土地活用の障害に
住宅の建て替えや駐車場設置時に、古いブロック塀が邪魔になることがあります。見通しが悪くなったり、敷地内の動線が悪化したりするため、撤去して土地をすっきりさせるケースも増えています。建築確認申請時に、ブロックの撤去が条件になる場合もあるので要注意です。
・空き家管理や解体準備として
放置された空き家の周囲にあるブロック塀は、崩落や事故の原因になりやすく、行政指導の対象にもなります。建物の解体を進める前段階として、ブロック塀の撤去が必要になることもあります。
【撤去費用の目安と内訳】
・一般的な撤去費用
コンクリートブロックの撤去費用は、塀の高さ・長さ・構造によって異なりますが、全国的には1㎡あたり5,000円〜10,000円前後が相場です。たとえば高さ1m・長さ10mのブロック塀を撤去する場合、50,000円〜100,000円程度の予算を見ておくとよいでしょう。
見積りには一般的に、以下の項目が含まれます。
・解体作業費
・廃材の搬出、処分費用
・養生や安全対策費（必要な場合）
【費用が高くなる要因】
以下のような条件では、費用が通常より高くなる傾向があります。
・重機が入れない狭小地で手作業になる
・基礎部分が深く埋まっている
・アスベスト含有建材が使われている
・養生シート設置や近隣対策が必要
【東京の価格帯の特徴】
東京は他地域に比べて人件費・廃材処分費が高く、全体的に10～20％程度割高になる傾向があります。ただし、複数業者から相見積もりを取ることで、費用を抑えることも可能です。
【撤去方法】
コンクリートブロックの撤去方法は、大きく以下の2つに分かれます。
・DIYによる手作業撤去
ハンマーやチゼルを使って、少しずつ手作業で壊していく方法です。道具がそろえば費用を抑えられますが、体力と時間を要します。1人で作業する場合、10m程度のブロックでも数日かかることが見込まれます。
必要な道具
・ハンマー、チゼル、電動工具（グラインダーなど）
・保護ゴーグル、軍手、マスク・安全靴
・養生シート、ブルーシート（飛散防止用）
・専門業者による撤去
業者は構造を見極め、ミニバックホーやコンクリートカッターなどの機械を使用して、短時間で安全に撤去します。特に高所作業や隣地との境界線に関わる撤去では、専門知識がある業者に依頼するのが賢明です。
【DIY時の注意点】
DIYでの撤去は費用面ではメリットがありますが、以下のようなリスクもあります。
・事故やけがのリスク
慣れていないと工具の使用ミスや、ブロックの落下による事故の危険性があります。必ずヘルメットや安全装備を整えて作業を行いましょう。
・埋設物の確認が必須
ブロックの下にガス管・上下水道管・電気配線などが埋まっている可能性があります。事前に市役所やライフライン事業者に相談し、図面を確認することが重要です。
・廃材の処分方法
コンクリートブロックは「産業廃棄物」に分類され、多くの自治体では一般ゴミとして処分できません。少量なら民間の回収業者、またはホームセンターで引き取りサービスを利用できることもありますが、大量の場合は専門の産廃業者に依頼しましょう。
【業者選びのポイント】
業者に依頼する場合、見積もり内容や許可の有無、実績などをしっかり確認することが大切です。
見積もり時の確認事項
・解体作業費だけでなく「処分費」「養生費」「重機費用」などが含まれているか
・追加費用の有無や、その発生条件
・作業スケジュールの明確さ
信頼できる業者の見分け方
・建設業許可、産業廃棄物収集運搬業の登録がある
・実績豊富で口コミ評価が高い
・事前説明が丁寧で、質問に的確に答えてくれる
【撤去前に確認しておきたいこと】
トラブルを未然に防ぐために、撤去前の準備や確認も忘れてはなりません。
・境界線の確認
隣地との境界に設置されたブロック塀の場合、無断で撤去するとトラブルになります。境界杭や測量図を確認し、不明な場合は隣地所有者と事前に話し合いましょう。
・近隣への挨拶と配慮
作業中は騒音や振動が発生します。近隣住民には、事前に作業内容とスケジュールを伝え、理解を得ておくとスムーズです。マンション周辺や住宅街では特に配慮が必要です。
・届出が必要かどうか確認
東京23区や一部市町村では、一定面積以上の構造物の撤去に際し「事前届出」が必要な場合があります。解体工事施工届けや建築リサイクル法の対象になるケースもあるため、役所の建築課で事前確認を行いましょう。
【昭島市、八王子市でのコンクリートブロック解体はエコ・クリーン解体（株式会社野島工務店）へ】
今回は、古いコンクリートブロックを撤去した方が良い理由や、DIYで解体する場合の注意点、また業者へ依頼する場合のポイントなどについて解説いたしました。コンクリートブロックの撤去は、安全性確保や土地の有効活用の観点から重要な作業です。東京での撤去はやや費用が高くなる傾向がありますが、相見積もりや信頼できる業者選びにより、コストを抑えることも可能です。作業を行う際は、境界の確認や近隣対応など、細かな配慮も忘れずに行うことで、トラブルなく進めてください。昭島市、八王子市での解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。
