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2025.06.20更新

間仕切り壁はDIYで壊せるのか

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。生活スタイルの変化に伴い、部屋を広く使いたいと考える方は多いでしょう。その際に、間仕切り壁の撤去を検討することがあると思います。業者に依頼すればスムーズに撤去してもらえますが、費用を抑えるために自分で撤去することは可能なのでしょうか。今回は、間仕切り壁が撤去可能かどうかの見極め方や、自力で壊す方法、さらに業者に頼んだ場合の費用相場について詳しく解説します。

【内装壁であれば撤去可能なことが多い】

間仕切り壁の中でも「内装壁」であれば、建物の安全性に支障をきたすことなく撤去できる場合が多いです。

内装壁とは、部屋同士を区切るためだけに設置された壁のこと。構造を支える役割はなく、住まいの間取り変更時に取り壊されることもよくあります。

叩いてみて「コンコン」と軽い音がすれば内装壁の可能性が高いですが、正確な判断をするには建物の平面図を確認するのが最も確実です。図面上では、内装壁は細い破線や一点鎖線で描かれることが多いですが、表記の仕方は図面の種類によって異なるため注意が必要です。よく分からない場合は、リフォーム業者や設計士などの専門家に見てもらうと安心です。

【構造壁は撤去不可!注意が必要】

一方で、建物を支える「構造壁」は撤去してはいけません。構造壁は建物の強度を保つために必要な壁で、万が一壊してしまうと耐震性や耐久性が大きく低下してしまう可能性があります。

構造壁は、叩いた際に「ゴンゴン」と鈍く重い音がすることが多く、図面上では太めの実線で表されます。ただし、音の違いや図面の描写だけでは見分けにくいケースも多いため、判断に迷う場合は必ず専門家に相談してください。自力で誤って構造壁を壊してしまうと、修復に莫大な費用がかかることもあります。

【電気やガス、水道の配管がある壁にも要注意】

たとえ内装壁であっても、その内部に配線や配管が通っている場合、無理に壊すとトラブルにつながります。電線を傷つけると感電や漏電、水道管を破損させると水漏れ、さらにガス管の場合は爆発などのリスクがあるため、慎重な確認が必要です。作業中に電気ケーブルや管が出てきた場合は、即座に作業を中断し、業者に連絡するようにしましょう。

【DIYで間仕切り壁を撤去する手順】

DIYで安全に間仕切り壁を壊すには、以下の流れで進めましょう。

1.壁の構造を確認する

最初に行うべきは、壁の構造や内部の配線状況を調べることです。ホームセンターなどで購入できる「下地センサー」や「金属探知機」を使えば、壁の中に筋交いや電気配線があるかをある程度確認できます。

違和感がある箇所や、機械が反応する場所がある場合は、そのまま作業を続けず確認を優先しましょう。

2.養生して周囲を保護する

作業前には、床や家具、隣接する壁をしっかりと保護することが大切です。ブルーシートや養生シート、段ボールなどを活用して、埃やガレキから守りましょう。

作業時に発生する粉じんは広範囲に飛び散るため、なるべく作業場から離れた部屋に家具を移動しておくと安心です。

3.表面のボードを取り外す

準備が整ったら、壁の表面(石膏ボードなど)をバールやハンマーを使って剥がしていきます。

想像以上に力が必要なため、体力に自信のない方は複数人で交代しながら進めてください。壁材が硬い場合やボードが重い場合は、電動工具の使用も検討しましょう。

4.内部の木材・軽鉄を撤去

表面の解体が完了すると、壁の骨組みである木材や軽量鉄骨(軽鉄)が現れます。ネジや釘を外すためには、電動ドライバーやレシプロソーなどの工具が必要です。

解体中に異常な構造や不審な配線を見つけたら、無理に進めず業者に確認を依頼しましょう。

5.解体後の補修を行う

壁の撤去後には、床・天井・壁の取り合い部分が露出してしまうため、見た目を整える補修作業が必要になります。

市販のベニヤ板や見切り材、パテを使って仕上げていきますが、DIYでは完全に美しく仕上げるのが難しい場合も。納得のいく見た目にしたい場合は、補修のみ業者に頼むという選択肢もあります。

6.廃材を処分する

壊した壁材や養生資材は、分別して処分しましょう。石膏ボードや木材、軽鉄などの廃材は自治体の一般ごみでは捨てられないため、産廃処理業者への持ち込みや回収依頼が必要です。

ホコリを舞い上げないように、丁寧に掃除しながら片づけましょう。

【DIYで壊す際の注意点】

DIYでの解体作業は自己責任となるため、以下の点に十分注意しましょう。

・騒音トラブルを避ける

バールやハンマーを使う作業はかなりの騒音が発生します。特にマンションなどの集合住宅では、近隣への配慮が欠かせません。

作業は昼間の時間帯に行い、事前に一言あいさつをしておくとトラブル回避につながります。

・電気工事は資格が必要

壁内のコンセントや電線の取り扱いは、電気工事士の資格がなければ行えません。誤った作業は感電や火災のリスクがありますので、必ず専門業者に依頼しましょう。

・補修の仕上がりが見た目を左右する

間仕切り壁の撤去はゴールではなく、その後の仕上げが重要です。周囲の床材や壁紙と違和感のないよう補修しないと、かえって見栄えが悪くなってしまいます。

【業者に頼んだ場合の費用目安】

間仕切り壁の撤去をプロに依頼した場合、費用は1か所あたり5万円〜10万円程度が目安です。補修費用を含めると10万円〜20万円かかることもあります。

なお、間取り変更に伴う大規模リフォームとなれば、さらに費用が上がるため、事前に複数業者から見積もりをとることをおすすめいたします。

【昭島市、八王子市での間仕切り解体はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、間仕切り壁を自分で撤去できるかどうか、またその手順や注意点について詳しく解説いたしました。間仕切り壁は、内装壁であればDIYで撤去できる可能性がありますが、配線や構造に関わる部分は専門知識が求められます。無理に自力で進めてトラブルにならないよう、慎重に構造を確認した上で、安全な作業を心がけましょう。自信がない場合や不安な点があれば、専門業者の力を借りるのが賢明です。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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