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2025.06.19更新

増築部分の解体について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。近年は二世帯住宅が増加していますが、そうしたタイミングで家の増築を検討する方も多いと思います。一方で、ライフスタイルや家族構成の変化により、過去に増築した部分を解体したいと考えるケースもあるでしょう。では、増築部分のみを取り壊すことは可能なのでしょうか? 今回は、増築した部分の解体は可能かどうか、工事の流れや注意点などについて詳しく解説します。

【増築部分のみの解体は可能か】

増築した部分の撤去は、「部分解体」や「切り離し解体」と呼ばれ、実は意外と一般的に行われている工事です。解体業者の多くが対応しており、建物の構造や状態を把握したうえで、増築部分だけを取り壊すことが可能です。

全体解体とは異なり、必要な部分だけを撤去できるため、費用面でも一定のメリットがあるほか、生活を続けながら工事ができるという利点もあります。

【解体前に行う「区分け作業」】

増築部分の解体では、「どの部分を撤去し、どこを残すか」という明確な線引きが非常に重要になります。中途半端に切り離してしまうと、残された本体側の建物に強度や耐震性の不安が生じることもあります。

この段階では、建物の構造をしっかりと把握したうえで、施工可能かどうかを慎重に見極める必要があります。解体対象が住宅の一部であっても、構造全体に与える影響を考慮しながら計画を立てることが求められます。

【足場の設置と養生作業】

解体作業を安全かつスムーズに進めるために、足場の設置や養生作業は必須です。特に、高所部分や隣接する建物が近い場合は、作業員の安全を確保し、周囲に迷惑をかけないための養生シートの設置が欠かせません。

古くなった養生シートでは防塵効果が薄れるため、なるべく新しいものを用いるのが理想です。工事中に発生する騒音や粉じん、振動などを極力抑えるための配慮は、近隣トラブルを回避するうえでも重要です。

【内装材や屋根の撤去は人力が基本】

増築部分の内装材やガラス、屋根材などは、主に人の手で丁寧に取り外していきます。これにより、構造体を傷つけることなく解体を進めることができ、次の工程がスムーズになります。

工事の規模によっては、ここでの手作業に多くの時間がかかることもありますが、全体の品質を高めるうえでは必要な工程です。

【切り離し工事(構造体の解体)】

本体構造の解体に入ると、重機を使用する場合があります。解体する面積が狭い場合や、隣接する建物との距離が近い場合は、重機が入らず「手壊し解体」となることもあります。

この「切り離し作業」が、部分解体の核心ともいえる工程です。建物全体を壊すのと違い、残す部分に傷を付けずに作業を進める必要があるため、技術と経験が求められることとなります。

【手壊し解体とは】

「手壊し解体」とは、重機を使わずに人力で解体作業を行う手法です。精密さが求められる一方で、工期が長引く傾向にあり、重機解体の2倍以上の時間がかかることもあります。しかし、狭い敷地や騒音が気になるエリアでは、あえてこの方法を選ぶこともあります。

【解体後の補修作業】

切り離し後は、雨漏りや建物強度の低下を防ぐために補修作業を行う必要があります。切断された外壁や屋根には、ベニヤ板や防水シートなどで仮補修を施し、必要に応じて本格的な修繕も行います。

外壁や屋根の補修は大工仕事になるため、解体業者と提携する職人を紹介してもらえる場合もあります。事前に施工内容や費用を確認しておくと安心です。

【現場の清掃が行われているかチェック】

工事完了後には、解体作業中に出た粉じんや廃材の清掃も重要です。解体現場をきれいに片付けることで、近隣住民とのトラブルを防ぎ、次の工事(増築など)への準備にもつながります。解体業者が清掃まで含めて行うべきですが、もし行き届いていない場合は、近隣からのクレームを予防するためにも業者に指摘を入れましょう。

【解体前に確認すべきこと】

部分解体は通常の全体解体と異なり、より慎重な計画と事前確認が必要です。次のような点に注意しましょう。

1. 構造的な安全性の確認

建築基準法に則って、建物が安全性を保てる構造かどうかを調査する必要があります。特に、増築部分を撤去した後にバランスを崩すような設計になっていないか、建築士に確認してもらうと安心です。

2. アスベストの有無

古い建物や増築部分にアスベスト(石綿)が使用されている可能性があり、該当する場合は専門業者による処理が必要となります。処理が必要であれば解体業者で手配してもらえることが多いです。現地調査の際に、処理が必要かどうか、その費用も含めて解体業者に確認してみましょう。

3. 構造による難易度の違い

建物が木造か鉄骨造かによって、切り離し工事の手間は大きく異なります。木造住宅は比較的簡単に解体できますが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造は専用工具を使った高度な作業が必要です。

また、切り離す面積が大きければ、その分工期も長くなり、費用も高くなります。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、増築部分の解体における流れや、解体工事の前に確認するべきことなどについて解説いたしました。建物全体の解体と異なり、部分的な解体のため、慎重な判断と事前準備が欠かせません。解体業者に工事を依頼をする際は、複数の見積もりを取ったうえで比較検討し、より信頼できる業者を選定することをおすすめいたします。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  5. 建設リサイクル法の届出

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。