現場ブログ解体工事のお役立ち情報
2025.06.17更新

解体工事におけるよくあるクレームについて

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物を取り壊す際に多くの方が懸念するのが、周囲の住人とのトラブルです。特に解体工事は、どうしても音や粉じんが発生しやすいため、苦情が寄せられることがあります。今回は、「どのようなクレームが起きやすいのか?」「未然に防ぐにはどうすればいいのか?」という疑問にお答えしつつ、施主としてできる対応について詳しく解説します。

【信頼できる業者を選ぶ】

近隣トラブルを未然に回避するために最も大切なのは、適切な業者を選定することです。信頼性のある解体業者は、事前に近隣への挨拶を丁寧に行い、騒音や粉じんなどに対しても対策をしっかり講じてくれます。

契約前に「過去のクレーム対応の実績があるか」「近隣対応をどのように行っているか」などを業者に確認しておくと、後々のトラブル回避につながります。

【万が一、対応が不十分な業者だった場合】

業者が近隣からのクレームにきちんと対応しない場合、消費生活センターや市町村の建築相談窓口など、第三者機関に相談することができます。また、トラブルが解決しないまま費用の全額を支払ってしまうと不利になることもあるため、一部支払いを保留するという手段もあります。

しかし、こうした事態を防ぐには、最初から対応の良い業者を選ぶことが重要です。不誠実な業者と契約しないよう、事前調査は念入りに行いましょう。

【苦情対応は業者に任せるべき】

施主自身がクレーム対応に直接関与するのは避け、業者にその窓口を任せるのが理想的です。事前に「苦情が発生した際の対応は業者側が行う」ということを確認しておき、ご近所の方々にも「問題があれば業者へ連絡を」と伝えておくと、余計な誤解や感情的なトラブルを避けられます。

実際の現場では、以下のような対策がとられることがあります。

・粉じん対策:散水の頻度や量を増やす
・騒音対策:防音シートの追加設置
・振動対策:騒音・振動の少ない工法への切り替え(可能な範囲で)

なお、これらの対策によって水道料金や人件費などが追加で発生することもありますが、大きなトラブルを未然に防ぐために必要な出費と捉えることが大切です。対応を怠り損害賠償請求などに発展した場合の方が、はるかに高額なコストがかかるリスクがあります。

【工事前のあいさつ回りはマスト】

解体作業を始める前には、周囲へのあいさつ回りを丁寧に行いましょう。誠意をもって説明をすることで、近隣住民の理解を得やすくなります。

あいさつは業者と施主が一緒に行くことで信頼感が高まり、丁寧な言葉を選んで説明することで「こんな被害があるかもしれません」と先に伝えておけば、のちのクレームも軽減されます。

また、作業スケジュールを表にまとめて配布するのも有効です。作業の時間帯や期間、騒音や振動が想定される日など、具体的に提示しておくことで住民側の準備もしやすくなります。

特に住民との関係性が薄い地域や、高齢者が多い地域などでは、事前の対話が非常に重要になります。クレームが起こりやすそうだと感じた場合は、その情報も業者に共有しておきましょう。

【クレームが発生したら記録を残す】

万が一、近隣から苦情が寄せられた場合には、その日時や内容をしっかり記録しておくことをおすすめします。後に弁護士など第三者に相談する際、客観的な記録が非常に役立ちます。

どんなに誠意を尽くしても理不尽な言いがかりを受けることもありますので、冷静な対応と記録がトラブルの早期解決のカギとなります。

【解体工事で実際に多い苦情の例】

・騒音

解体作業中は重機の稼働音や壁を壊す音が発生するため、「うるさすぎる」「朝早くから音がして眠れない」といった苦情が多く見られます。

騒音規制法では、特定建設作業による騒音は85デシベル以下に抑えるよう義務づけられています。85デシベルはカラオケ店の室内程度の音量に相当しますが、人によっては不快に感じることもあるため、防音シートを活用するなどの配慮が必要です。

工事は基本的に午前8時から午後5時の間で行われます。くれぐれも早朝や夜間の作業は避けるようにしましょう。

・粉じん

建材を破砕する際に発生する粉じんは、洗濯物や車への付着、室内への侵入といった被害を引き起こします。

こうしたクレームを防ぐには、「この日は特に粉じんが出やすい」といった情報を事前に住民へ共有し、洗濯物の屋内干しや戸締りの徹底をお願いするなどの工夫が有効です。また、現場への散水をこまめに行うことで、飛散防止につながります。

・重機の使用によるトラブル

重機を使うことで「道路が塞がれてしまった」「通行が妨げられた」「操作ミスで隣家の塀を壊してしまった」などの苦情も起こり得ます。

工事による影響範囲を事前にしっかりと把握し、必要に応じて交通誘導員を配置するなどして安全を確保する必要があります。万が一被害が出た場合に備えて、解体業者が損害賠償保険に加入しているかも確認しておくと安心です。

・作業員のマナー

最近では、「現場の作業員の態度が悪い」といったマナーに関する苦情も増えています。例えば、敷地内で喫煙をしていたり、私物を勝手に置いていたりすることが原因となるケースもあります。

作業員全員が外国籍で、住民と意思疎通が取れなかったという事例も報告されており、事前に業者へ注意喚起をお願いしておくと安心です。

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事の際に受けることの多いクレームや、その対策方法について解説いたしました。解体工事を円滑に進めるためには、近隣住民への配慮が欠かせません。信頼できる業者の選定、丁寧なあいさつ回り、迅速なクレーム対応など、事前の準備と対応次第でトラブルは大きく回避できます。「多少お金がかかっても安心を買う」という意識で、誠意ある対応を心がけましょう。それが最終的には、時間的・精神的な負担を減らす近道になります。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  1. お問い合わせ

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。