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2025.06.06更新

スケルトン工事について

昭島市、八王子市で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建物を部分的に解体して再利用や改修を行う手法のひとつに「スケルトン工事」というものがあります。今回は、スケルトン工事とはどんなものかについての説明から、内装解体との違い、施工する際のメリットとデメリット、費用相場、コストを抑えるための工夫、信頼できる業者の選び方まで、総合的に解説します。スケルトン工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

【スケルトン工事とは何か?】

スケルトン工事とは、建物の主要構造部分-つまり柱や梁などの骨組みだけを残して、それ以外の内装、床、天井、設備、配管、配線といったすべてを撤去する工事を指します。建物そのものを完全に解体するのではなく、構造体はそのままに、内部だけを解体して“がらんどう”の状態にすることから「スケルトン(骨格)」という名前がついています。

この工事方法は、建物の基礎や構造体がまだしっかりしており、それらを活かしたリノベーションや店舗の原状回復を行う際に活用されます。

【内装解体との違い】

スケルトン工事と混同されがちなのが「内装解体工事」です。両者の違いは、解体の範囲にあります。スケルトン工事は文字通り骨組みだけを残すまで解体するため、壁、床、天井、水道管、電気配線など、ほとんどの要素が撤去されます。

一方で、内装解体では、壁紙や照明、設備機器など目に見える範囲の内装材を撤去するのみで、建物の構造部分や床・壁・天井は基本的にそのまま残します。

そのため、スケルトン工事は大掛かりで費用も高くなる一方、自由度の高いリノベーションが可能になるという利点があります。

【スケルトン工事の利点】

スケルトン工事の魅力は、なんといっても空間の再設計がしやすい点です。内部が完全に取り払われた状態からスタートできるため、用途や目的に応じて間取りや設備を自由に設計・施工できます。

また、テナントの原状回復としてもよく利用されるため、退去時にオーナーから求められるケースもあります。店舗運営などで独自の内装に改装した後、契約終了時にスケルトンに戻すのは一般的な流れです。

さらに、隠れた劣化部分や老朽化した設備を一新できるので、建物の寿命を延ばすという意味でもメリットがあります。

【スケルトン工事の注意点・デメリット】

ただし、メリットだけでなく懸念点も存在します。第一に、費用負担が重くなるという問題があります。内部をほぼすべて撤去するため、その分の解体コストがかかり、さらに新しい内装・設備を一から導入する必要があるため、トータルコストが高額になりやすいです。

また、工期も長くなる傾向にあります。内装解体よりも工程が多く、施工にも時間がかかるため、リフォームの計画には余裕をもったスケジュールが必要です。

【スケルトン工事の費用相場】

実際の工事費用は、建物の大きさや構造、立地条件によって異なりますが、ここでは目安となる費用を紹介します。

坪単価による概算費用
約11坪 :約12万円
約12坪 :約35万6,000円
約30坪 :約89万円
約70坪 :約42万円
約95坪 :約55万8,000円

※建物の構造や状態によっては大きく異なることがあります。

【建物の種類別の単価目安】

建物の用途や構造により、坪あたりの費用も変動します。

一般住宅:15,000~45,000円
アパート:13,000~39,000円
マンション:13,500~40,000円

これらはあくまでも目安であり、実際にはアスベストの有無や立地、交通状況なども費用に影響を与えます。事前に複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

【費用を抑えるための工夫】

スケルトン工事は高額になりやすいですが、以下のような工夫をすることでコストを抑えることができます。

・業者へ直接依頼する

不動産会社などを経由して業者を手配すると、仲介手数料が上乗せされます。信頼できる解体業者を自分で探し、直接依頼することで、仲介費をカットし総費用を抑えることが可能です。

ただし、業者の選定には注意が必要です。価格だけで選ばず、実績や口コミなども参考にしましょう。

・複数の業者から見積もりを取る

必ず複数の業者から見積もりを取って比較検討しましょう。金額だけでなく、作業内容や対応の丁寧さなど、総合的に見て判断することが大切です。

1社だけの見積もりでは相場感がわからず、適正価格かどうか判断がつきません。見積もりを比較することで、無駄な費用を防ぎ、納得のいく業者を選ぶことができます。

・不用品は事前に処分

建物内にある残置物や家具などを解体業者に処理してもらうと、追加費用が発生します。できるだけ不用品は事前に片付け、自分で処分しておくとその分費用を抑えることができます。

リサイクル業者に買い取ってもらったり、自治体の粗大ゴミ回収を利用したりするのがおすすめです。

【信頼できる業者を見つけるために】

スケルトン工事を成功させるためには、適切な業者選びがカギとなります。以下のようなポイントを押さえて選びましょう。

・実績の有無をチェック

スケルトン工事には近隣への配慮や騒音対策が求められるため、経験豊富な業者に任せるのが安心です。過去の施工実績や対応事例などを確認し、信頼できるかを見極めましょう。

・許可証の有無を確認

建設業許可や産業廃棄物収集運搬の許可を持っているかも重要なチェックポイントです。これらの許可がない業者に依頼すると、廃棄物の不法投棄などのリスクがあり、依頼主がトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

【スケルトン工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、スケルトン工事とは何か、またその費用相場や業者に依頼する際のポイントなどについて解説いたしました。スケルトン工事は、建物の骨組みを残したまま内部を一新できる有効な手段です。自由な設計が可能になる一方で、費用や工期がかかる点にも注意が必要です。費用を抑えるためには、信頼できる業者を直接探すことや、不用品を事前に処分する工夫も効果的です。これからスケルトン工事を検討される方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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  5. 建設リサイクル法の届出

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    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。