昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。近年、庭に設けた池を撤去して更地にしたいという方が増えています。撤去を考える理由は人それぞれですが、「鯉の飼育を続けられなくなった」「池のメンテナンスが負担になった」「池のあった場所を有効に使いたい」といった声が多く聞かれます。しかし、いざ池を撤去しようと思っても、「どれくらいの費用がかかるのか分からない」「風水的に問題がないか心配」という不安を抱える方も多いのではないでしょうか。今回は、池の撤去工事にかかる費用の目安や作業の流れ、さらに風水や家相の視点から見た注意点まで、分かりやすく解説していきます。
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【池を撤去・埋め立てるための費用相場】
池の撤去工事に必要な費用は、池の大きさや周囲の環境によって変動しますが、おおむね20万円前後が平均的な金額です。施工にかかる日数は、規模が小さければ1日で済むこともありますが、通常は1~2日程度を見込んでおくと良いでしょう。
ただし、池を単に土で埋めるだけでは済みません。池を作ったことで地盤が不安定になっている場合があるため、真砂土や砕石などを適切に使用して地面を固め直す必要があります。そのため、専門の解体業者や土木業者に依頼するのが一般的です。
【池の撤去とその後の施工にかかる費用の目安】
池の解体・埋め立て工事の主な内容と概算費用の目安は以下のとおりです。
・池を撤去して更地にする:約20万円前後
・更地化後に駐車スペースを整備する:池撤去費用+約15万円前後
・更地にして物干しスペースを設置する:池撤去費用+約10万円前後
・更地にしてウッドデッキを設置する:池撤去費用+約20万円前後
・庭木の撤去:3,000円~25,000円前後
・庭石の撤去:1kgあたり30円~40円
・更地化にかかる費用の詳細
池のある部分を完全に埋めて更地にする工事は、おおよそ20万円が目安です。依頼先としては、造園業者よりも解体専門業者の方が、費用が抑えられるケースもあります。
また、更地にした後に何かを設置する場合には、その工事費用が別途かかります。たとえば、ウッドデッキや駐車場、物干しスペースなどを整備する場合、それぞれに応じた追加費用を見込んでおく必要があります。
・駐車場にする場合の追加費用
池を埋めてからそのスペースを駐車場にするケースでは、舗装などの施工費を含めて10万~20万円程度が目安となります。さらに、カーポートを設置する場合には、材質や大きさによって30万円以上の追加費用がかかる場合もあります。
・物干しスペースに変更する場合の工事費用
物干しスペースを設ける場合、屋根の有無で費用が変わります。屋根が不要な場合は、池の撤去費用のみで済むことが多いですが、屋根付きの場合は10万円~20万円の追加費用が必要です。
壁に取り付けるタイプの屋根付きスペースであれば、比較的費用を抑えられますが、独立型の構造にすると工事費が高くなる傾向があります。
・ウッドデッキを設置する費用について
ウッドデッキを新設するには、撤去後の整地費用に加え、20万円~30万円程度の追加費用がかかります。使用する木材の種類や、屋根の有無によっても大きく変動します。特に耐久性の高いハードウッドや樹脂素材を選ぶと高額になるため、予算に合わせて慎重に選びましょう。
・庭木や庭石の撤去について
池の周囲に設置された庭石や樹木の撤去も、池の工事と同時に依頼することができます。樹木の撤去は高さによって異なり、低木なら3,000円~4,000円、中木で9,000円~10,000円、高木になると最大25,000円程度かかることもあります。
庭石の撤去費用は1kgあたり30円~40円が相場で、石の重さによって金額が決まります。たとえば、安山岩などの密度が高い石を使っている場合は、見た目以上に重く、撤去費用も高くなる可能性があります。
【池を解体したほうが良いケース】
長年使用していない池を放置している場合や、将来的にも使う予定がない場合は、撤去を検討するタイミングといえます。土地の有効活用を考える上でも、不要な構造物は取り除いた方が、利便性が高くなります。
また、家族構成の変化や住まいのリフォーム計画がある場合も、池を撤去してスペースを確保するのが合理的です。
・錦鯉の飼育をやめた方
錦鯉は管理に手間がかかるため、高齢化や忙しさなどで飼育を断念する方も増えています。水温管理や清掃の負担も大きいため、今後池の利用予定がなければ、撤去して庭を他の目的に使うのも一案です。
・駐車スペースが必要な場合
車の台数が増えた家庭では、庭の一部を駐車場に変えるニーズが高まっています。池の撤去と同時に駐車場を整備すれば、利便性が向上するだけでなく、土地の資産価値も高まるでしょう。
・売却を考えている場合
住宅や土地の売却を考えている場合、池があるよりも更地の方が購入希望者に好印象を与えることが多いです。特に使い道が限られている池は、買い手にとってはマイナス要素になりかねません。将来的な売却を視野に入れるなら、池の撤去は有効な選択肢です。
【池の撤去手順の流れ】
池を安全かつ適切に撤去するには、以下のような作業が必要です。
・必要に応じてお祓い、祈祷(神棚や古くからある池の場合)
・水抜きと池内の清掃
・構造物の取り壊し
・池底の砕石や真砂土による埋め戻し
・転圧、整地作業
【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、池の解体にかかる費用相場や、池の解体を検討した方がよいケースなどについて解説いたしました。池の解体撤去は、単に埋めるだけではなく、地盤の安定化や後工程を見据えた整地作業が必要不可欠です。庭の有効活用や住環境の見直しを考える中で、「池の撤去」は大きな選択肢となります。計画的に業者に見積もりを依頼し、目的に合った施工を進めましょう。昭島市、八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。