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2025.05.25更新

昭島市の木造住宅耐震改修等補助制度について

昭島市・八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。建て替えに伴う費用は高額になることが多く、建て替えを検討してはいるがなかなか実行に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。実は、都道府県や各自治体で住宅改修等に対する補助金制度を設けている場合があります。今回は、昭島市で提供されている木造住宅の耐震改修等にかかる補助制度についてまとめました。なお、ここでご紹介する内容は変更になっている場合があるため、必ず自治体のホームページで確認するようにしてください。

【本制度の目的と概要】

この制度の主な目的は、老朽化した木造住宅を安全に保ち、万が一の地震災害に備えることにあります。市民の生命と財産を守るため、耐震性が不十分な住宅を少しでも多く安全な状態にすることが狙いです。

補助の対象となるのは、耐震診断を受けた住宅のうち、診断結果が基準を下回ると判断されたものです。そしてその住宅に対して次のいずれかの対応を行う場合、市から費用の一部が助成されます。

・耐震改修(耐震性を1.0以上に改善する改修工事)
・建替え(既存住宅の除却を行い、同じ敷地内に新たに住宅を建築する工事)
・除却(住宅を全て取り壊す工事)
・太陽光発電システムの設置を考慮した耐震改修(2kW以上の設備を前提にした設計が必要)

これらの補助は、原則として昭和56年5月31日以前に建築された2階建て以下の木造住宅が対象になります。

【令和7年度の申請スケジュール】

令和7年度の申請受付と完了報告の締切は次のとおりです。

・申請受付の期限:令和7年11月28日(金曜日)まで
・完了報告の期限:令和8年2月27日(金曜日)まで

ただし、予算に限りがあるため、申請が多数に及び予算枠に達した場合は、期限前でも受付が終了することがあります。申請を考えている方は、早めの行動をおすすめします。

現在、耐震改修・建替え・除却のいずれも受付中です。

【補助対象となる住宅の条件】

・耐震改修の対象となる住宅

次の条件をすべて満たす必要があります。

・昭和56年5月31日以前に建てられた2階建て以下の木造住宅、または平成12年5月31日以前に建築された在来軸組工法の2階建て木造住宅

・市が補助する耐震診断で、Iw値(構造評点)が1.0未満と判定された住宅

・過去にこの補助制度を利用して耐震改修等を受けていない住宅

・建替えの対象となる住宅

・昭和56年5月31日以前に建築された2階建て以下の木造住宅であること

・市が補助する耐震診断でIw値が1.0未満、または「容易な耐震診断」で市が倒壊の恐れありと判断した住宅

・建替え後の住宅の延べ床面積の半分以上が居住用であること

・過去にこの制度を利用して補助を受けていない住宅

・除却工事の対象住宅

・昭和56年5月31日以前に建てられた2階建て以下の木造住宅

・市の補助を受けた診断または「容易な耐震診断」により、倒壊の可能性があると判断された住宅

・以前にこの制度で補助を受けたことがない住宅

【容易な耐震診断制度】

令和7年4月から新たにスタートしたのが「容易な耐震診断制度」です。これは、昭和56年5月31日以前に建てられた住宅について、より簡便に耐震性を評価できる方法です。

この制度を利用すれば、建築士など専門家による本格的な耐震診断を受けずに、所有者自身が調査票に基づいて診断を行い、市の判断によって補助申請が可能となります。

調査票の記入にあたっては、次のような資料を用意する必要があります。

・住宅の全体が写っている写真(各方向から撮影)
・損傷や欠損がある場合はその部位がわかる写真
・壁量の調査を行った場合は、間取りや構造がわかる図面など

これらの資料を基に市が審査し、倒壊の危険性があると認められた場合、従来の診断を経ずに補助申請が可能です。

【耐震性の評価基準「Iw値」とは?】

耐震診断では、「Iw値」と呼ばれる構造評点を使って建物の安全性を評価します。以下のような基準で判断されます。

Iwの値 判定内容 今後の対策
・1.5以上:倒壊の心配なし、特に対策は不要
・1.0〜1.5未満:一応倒壊しないが、補強工事を行うと安心
・0.7〜1.0未満:倒壊の可能性あり、補強の実施を推奨
・0.7未満:倒壊の危険性高い、専門家に相談のうえ補強・改修を推奨

【補助対象者の条件】

補助金の申請を行うことができるのは、次の条件を満たす個人に限られます。

・対象住宅を所有している個人(共有の場合は全員の同意が必要)
・所有者の配偶者や2親等以内の親族で、所有者の承諾を得ている者

また、申請者および共有者は、昭島市に納める市税や国民健康保険税など、納期の到来している税金をすべて納め終えている必要があります。

【補助金の金額と内容】

実際に支給される補助金の上限や割合は、行う工事の種類によって異なります。

・耐震改修工事:工事費の1/3以内、上限60万円
・太陽光発電システム設置を伴う場合:300万円を超える工事費の60%(最大36万円)を上記に加算
・建替え(対象住宅限定):工事費の1/3以内、上限60万円
・除却工事(対象住宅限定):工事費の1/3以内、上限50万円

【昭島市、八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、昭島市で設けられている住宅耐震改修工事に関する補助金について解説いたしました。自宅の耐震性に不安がある方や、古い木造住宅を所有している方は、まずは耐震診断から始めてみてください。申請や手続きに不安がある場合は、昭島市の担当窓口に相談することで、詳しい案内やサポートが受けられます。この機会にぜひ制度を活用して、安全・安心な住まいを目指しましょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。