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2025.05.15更新

アパート解体の流れについて

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。老朽化や空室の増加、土地活用などの理由から、古くなったアパートを解体するオーナーが増加傾向にあります。しかし、「解体を決めたはいいけれど、何から始めればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。実は、アパートの解体にはさまざまな手続きや準備が必要で、スムーズに進めるためには全体の流れを把握しておくことが重要です。

今回は、アパート解体工事の一般的な流れを時系列で解説しながら、それぞれの工程での注意点やポイントも詳しく紹介します。これからアパート解体を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1. 解体前の検討と情報収集

アパートの解体を考え始めた段階では、まず現状を見つめ直し、解体が本当に必要かどうかを判断することから始まります。

老朽化によって安全性が損なわれている、修繕費がかさんでいるといったケースでは、解体して建て替える方が長期的には合理的かもしれません。また、空室が目立ち収益性が悪化している場合も、土地活用の見直しを含めて解体を検討する価値があります。

この段階では、インターネットや自治体の窓口などで、解体に関する基礎知識や法的手続きについて調べておくと、後々の判断がスムーズになります。

2. 解体業者への見積もり依頼と業者選定

解体工事を実施するためには、まず解体業者を選ぶ必要があります。複数の業者に見積もりを依頼し、費用はもちろん、作業内容や工期、アフターケアなどを比較検討することが大切です。

この際に確認しておきたいポイントは以下の通りです:

・見積もりに含まれる項目(養生費、重機代、廃材処分費など)
・追加費用が発生する可能性の有無
・工事のスケジュールや日数
・近隣住民への対応
・保険への加入状況(損害賠償責任保険など)

また、アスベストなどの有害物質が使用されていないかを調査してもらうことも忘れずに。契約を交わす前に、見積書の内容は細部まで確認しましょう。

3. 解体工事に関する各種届出

アパートの解体には、行政への届出が必要です。主に「建設リサイクル法」に基づく手続きで、建物の延べ床面積が80㎡を超える場合には、解体工事の届け出が義務付けられています。その他、地域によっては特別な条例が設けられていることもあります。

届け出は工事開始の7日前までに提出が必要ですが、書類の準備にはある程度時間がかかるため、業者と連携しながら早めに進めておくと安心です。

4. 近隣住民への挨拶と説明

解体工事では、どうしても騒音や振動、ほこりが発生します。そのため、近隣住民とのトラブルを防ぐためにも、事前の挨拶と説明が重要です。

通常は、工事を行う1週間ほど前を目安に、業者と一緒に周辺の家々を訪問し、工事の概要や期間、配慮事項を伝えます。挨拶文や粗品(タオルなど)を用意することで、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

5. 足場や養生の設置

工事初日に行われるのが、足場の設置と養生作業です。養生シートや仮囲いを設けることで、粉じんや騒音の飛散を防ぎ、周囲の安全を確保します。

特に密集した住宅地においては、養生の丁寧さが住民満足度に直結するため、慎重に進められます。足場設置後、安全確認を経て、解体作業が本格的に始まります。

6. 建物の解体作業

いよいよアパート本体の解体作業に入ります。まずは屋根や内装の取り外しから始まり、建物の構造材を徐々に取り壊していきます。

木造であれば比較的短期間で解体が可能ですが、鉄骨造やRC造の建物では、重機による慎重な作業が必要になり、日数も長くなります。廃材はその場で種類ごとに分別され、法令に則った処分が行われます。

また、アスベストが含まれていた場合には、専門業者による除去作業が優先的に行われ、特別な防護措置が講じられます。

7. 廃材の搬出と処理

解体作業で発生した廃材は、廃棄物処理法に基づいて適切に処理されなければなりません。再利用可能な素材(鉄くず、木材、コンクリートなど)は分別して搬出され、処分場またはリサイクル施設へ運ばれます。

不法投棄などがあった場合には、建物の所有者にも責任が及ぶ可能性があるため、業者が許可業者であるか、処分ルートが明確かどうかも重要な確認事項です。

8. 整地作業と引き渡し

建物の解体が完了した後は、残った基礎部分を取り除き、土地を平らに整える「整地作業」が行われます。この作業により、更地として次の用途にスムーズに活用できる状態になります。

整地後は、依頼者立ち会いのもとで最終確認が行われ、問題がなければ工事完了となります。必要に応じて、「建物滅失登記」のための書類(工事完了証明書など)を受け取ります。

9. 建物滅失登記の申請

建物を解体したあとは、法務局に「建物滅失登記」を申請する必要があります。これは、不動産登記簿から建物情報を抹消するための手続きです。申請しないままでいると、将来的な売却や土地利用に支障をきたす可能性があります。

登記申請は解体後1ヶ月以内に行うことが望ましいとされており、所有者が自ら行うことも、司法書士などの専門家に依頼することも可能です。

10. 解体後の活用を見据えた準備

解体工事が完了すれば、それで終わりではありません。土地を駐車場にするのか、住宅や商業施設を建て直すのか、それとも売却するのかによって、次のステップが変わります。

整地の方法やインフラの整備状況も活用方法に応じて調整する必要があるため、解体前の段階から将来的な土地活用を意識しておくことが大切です。

【昭島市、八王子市でのアパート解体はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、アパートを解体する際の流れについて解説いたしました。アパート解体の流れは、事前準備・法的手続き・近隣対応・工事・登記と、さまざまな工程を含んでいます。それぞれの段階でどのようなことに注意すればよいか事前に確認しておくことで、スムーズに工事を進めることができるでしょう。特に重要なのは、信頼できる解体業者を選び、全体のスケジュールをしっかりと管理することです。また、自治体のルールや補助制度などの情報も積極的に取り入れ、計画的に進めていきましょう。昭島市、八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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SERVICE FLOW

解体の流れ

  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

  2. 現地調査

    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。