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2025.05.10更新

蔵の解体について

昭島市、八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。住宅の敷地内に設置されている倉庫や物置、さらには歴史的な価値を持つこともある蔵の解体を検討する際、多くの方が最も気になるのが「費用」と「作業の流れ」です。これらの建物は本体の構造や規模が多種多様であり、材質や設置場所、用途などによって解体の難易度や費用が大きく変動します。今回は、それぞれの建物にかかる解体費用の目安と、実際に工事を行う際の一般的な流れ、そして解体前に知っておきたいポイントについて詳しく解説します。

【蔵を解体する理由とは?】
物置や倉庫、蔵を解体する主な動機としては、以下のようなケースが多く見られます。

・老朽化が進み、倒壊の危険が出てきた

・長年使用しておらず、スペースの無駄になっている

・土地の有効活用や再建築のための整理

・防犯や防災の観点から安全性を高めたい

・固定資産税の軽減を図るため

とくに築年数が長い木造の物置や蔵は、雨漏りや柱の腐食、害虫被害などが発生しやすく、管理が行き届かなくなると周囲に悪影響を及ぼすこともあります。こうした事情から、所有者の高齢化や相続などのタイミングで解体が検討されることが増えています。

【蔵の構造別解体費用の目安】
解体費用は「建物の構造(材質)」「広さ」「立地条件」「附帯工事の有無」などによって大きく左右されます。以下に、一般的な構造別の坪単価(3.3㎡)を参考としてご紹介します。

・木造:坪単価 約12,000~25,000円
・鉄骨造:坪単価 約15,000~30,000円
・コンクリート造:坪単価 約20,000~35,000円

※上記はあくまで目安であり、実際の費用は地域や業者によって異なります。

例えば、木造の10坪程度の物置であれば、12万円~25万円前後が相場ですが、重機の使用制限がある狭小地や、廃材の運搬が難しい場所では追加費用がかかることもあります。

また、蔵の場合は構造が頑丈で、土壁や漆喰、太い梁などの伝統的な建材が使用されていることが多いため、木造とはいえ特殊な対応が必要になり、費用も高めになる傾向があります。

【蔵の解体工事の基本的な流れ】
解体工事は、ただ建物を壊すだけではありません。事前の準備から撤去後の整地まで、いくつかの工程に分かれています。以下に、解体までの一般的な流れをご紹介します。

1. 業者選定と現地調査
まずは解体を依頼する専門業者を選び、見積もりを依頼します。この際、現地調査が実施され、建物の構造や面積、周辺環境などを確認したうえで、費用が算出されます。

2. 契約締結と近隣への挨拶
見積内容に納得したら、正式に契約を交わします。その後、工事の数日前までに近隣住民への挨拶まわりを行い、騒音や振動、粉じんが発生する旨を伝えておくことがトラブル防止に役立ちます。

3. 建物内の残置物撤去
倉庫や蔵の内部に保管していた私物や家具などは、施主があらかじめ処分する必要があります。残されたままだと、解体工事前に分別作業や運搬費が別途発生します。

4. 足場や養生シートの設置
解体作業中の飛散物を防ぐため、建物の周囲に足場を組み、養生シートで囲いを設置します。これにより、近隣への影響を最小限に抑えることが可能です。

5. 重機または手作業による解体
構造や立地条件に応じて、重機や人力での解体作業が進められます。狭い敷地や歴史的価値のある蔵などは、丁寧な手壊し作業が求められる場合もあります。

6. 廃材の分別と運搬処理
建物を壊して出た木材、金属、コンクリートなどの廃材は、適切に分別して産業廃棄物として処理場へ運ばれます。リサイクル可能な資源が含まれる場合は、再利用されることもあります。

7. 整地・最終確認
解体が完了した後は、土地を平らにならす整地作業を行います。次に土地を活用する予定がある場合(例えば新築など)、地盤調査などがスムーズに行える状態にしておくとよいでしょう。

【解体工事で注意すべきポイント】

・伝統建築物としての扱い
築年数が古い蔵などは、自治体によっては「歴史的建造物」に指定されている場合があります。無断で解体することができず、解体前に届け出や許可が必要なこともあるため、行政への確認が必須です。また、再利用可能な古材(梁、柱、瓦など)を保存したいという希望がある場合には、丁寧に取り外して保管する必要があり、追加費用が発生します。

・廃棄物処理の費用
解体費用の中には、建物を取り壊す費用だけでなく、発生する廃棄物の処理費用も含まれます。とくに家庭ごみなどが混入している場合は、業者による分別作業が必要となり、見積もりより高くなることがあるため注意が必要です。

・アスベストの有無
古い倉庫や蔵の屋根材や断熱材には、アスベスト(石綿)が使用されている場合があります。アスベストが確認された場合は、専門業者による除去作業と処分が義務付けられており、その分の費用と工期が追加でかかることになります。

【解体後の土地活用も見据えて計画を】
倉庫や蔵の解体は、「単なる撤去」ではなく、今後の土地活用を見据えたステップでもあります。たとえば、解体後に住宅を新築したり、駐車場にしたり、庭や家庭菜園として利用したりと、用途はさまざまです。そのため、将来の計画を視野に入れながら、業者と相談して解体の範囲や整地内容を決めていくと、後の工程がスムーズになります。

【蔵解体はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、蔵の解体にかかる費用の目安や、一般的な解体作業の流れについて解説いたしました。倉庫・物置・蔵の解体は、建物の構造や立地、状態によって費用や工事内容が大きく異なります。解体を検討する際は、複数の業者から見積もりを取り、信頼できる施工会社を選定することが大切です。また、解体後の活用法や行政手続きの有無も考慮して、トータルで無理のない計画を立てましょう。昭島市、八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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SERVICE FLOW

解体の流れ

  1. お問い合わせ

    お問い合わせ

    家屋解体や解体工事のご依頼は、エコ・クリーン解体のお問い合わせフォームや、電話番号からお気軽にご連絡ください。

  2. 現地調査

    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

    現地調査で確認した解体をご希望されている現場の状況から、実際解体を行うとどれくらいの解体費用が発生するかを計算し、ご提出させていただきます。

  4. ご契約

    ご契約

    解体費用や解体手法、また解体にかかるお時間などをお客様にご確認いただき、実際に解体を行うかどうかをお客様に判断していただき、ご契約いたします。

  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

  6. 解体工事着工

    解体工事着工

    荒天など不測のトラブルがない限りは解体工期を必ずお守りして解体いたします。 トラブルが起きた場合は直ちにエコ・クリーン解体からご連絡をさせていただきます。

  7. 解体工事完工

    解体工事完工

    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

  8. ご確認・引き渡し

    ご確認・引き渡し

    お客様に実際に解体後の現場を確認していただき、ご納得いただければ土地を引き渡し致します。 この時には、エコ・クリーン解体に家屋解体・解体工事を頼んでよかったと思っていただけるでしょう。 

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なぜ昭島市・八王子市に絞っているの?

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。