お問い合わせ昭島市・八王子市で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。家屋や建物の解体工事を行うと、想像以上に多くのごみが発生します。これらのごみは「産業廃棄物」として取り扱われるものが多く、一般的な家庭ごみとは異なる扱いが必要です。そのため、適切な処分方法を知っておくことは、環境保全の観点からも、法律遵守の観点からも非常に重要です。今回は、解体工事時に発生するごみの種類や処分方法、注意点などについて詳しく解説します。
Contents
【解体工事で発生する主なごみの種類】
解体工事で発生するごみは、「建設系廃棄物」と呼ばれ、その多くは産業廃棄物として分類されます。以下は、主なごみの種類です。
・コンクリートガラ（ガラ）
基礎や外構部分の解体により発生するコンクリートの破片です。再利用が可能なため、粉砕して再生砕石などに加工されることが多く、資源循環の一端を担っています。
・木くず
木造建築物の構造材や内装に使用されていた木材です。こちらも再資源化が可能で、木質チップとしてバイオマス燃料や再生建材の原料などに利用されます。
・金属くず
鉄骨、アルミサッシ、配管などから出る金属系のごみです。金属類はリサイクル価値が高いため、きちんと分別することで処理費用を抑えることも可能です。
・石膏ボード
内壁や天井材として使われていたもので、水分を含みやすく処理が難しい廃棄物の一つです。処理方法を誤ると悪臭や有害物質の発生原因となることもあります。
・ガラス、陶磁器くず
窓ガラスや洗面台、トイレなどから発生する割れたガラスや陶磁器の破片です。非常に重くかさばるため、運搬費が高くなりやすいのが特徴です。
・プラスチック類
断熱材や塩ビ管、外壁材の一部など、様々な部分に使用されています。これらは燃焼時に有害物質を発生する可能性があるため、適切な処理が求められます。
・生活ごみ、混合廃棄物
解体前に残された家具や家電、衣類などの生活用品類。建材とは異なるルートでの処分が必要であり、リユース・リサイクルの対象になることもあります。
【ごみの処分方法と法律的なルール】
解体工事で発生するごみは、適切に分別された上で、各種法令に則って処理しなければなりません。特に重要なのが、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律（廃棄物処理法）」の遵守です。
建設業者や解体業者は、産業廃棄物処理業の許可を持つ専門業者に処分を委託する必要があります。この際、「マニフェスト（産業廃棄物管理票）」の交付が義務付けられており、どのようなごみがどこでどう処理されたのかを記録・管理しなければなりません。
違法な不法投棄や不適切な処理が行われた場合、排出者責任が問われることもあり、依頼主側も注意が必要です。信頼できる解体業者に依頼することがトラブル回避のポイントです。
【処分費用はどう決まる？コストの目安と注意点】
ごみ処分にかかる費用は、以下の要素によって決まります。
・ごみの種類と量
・分別の有無
・運搬距離
・地域の処理業者の単価
たとえば、木材や金属など再資源化できる素材は処分費用が安く済む傾向にありますが、石膏ボードやプラスチック、混合廃棄物などはコストが高めです。
また、分別の徹底によって処分費用を大きく抑えることが可能なため、見積もり時に「ごみの分別対応をしてくれるかどうか」も業者選びの判断基準になります。
【再資源化と環境への配慮も大切に】
近年、建設業界でも環境配慮の姿勢が求められるようになっており、解体工事で発生したごみのリサイクル率向上が重視されています。木材や金属類だけでなく、コンクリートや石膏ボードも分別・粉砕することで再利用可能となるため、環境負荷の軽減に繋がります。
また、家電リサイクル法に基づき、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどの家電は、専門ルートでリサイクルする必要があるため、事前に処分方法を確認しておくことが大切です。
【解体工事前にしておきたい準備】
解体工事に入る前には、残置物（家具・家電・生活用品など）の片付けや、ごみの事前分別が必要です。これを施主が自ら行えば処分費を抑えることも可能ですが、大量のごみを自力で分別・運搬するのは現実的ではないケースもあります。
そのため、「不用品回収業者」や「遺品整理業者」と連携する方法も検討できます。中には買取可能な品物もあるため、リユースでの処分も視野に入れておくとよいでしょう。
【昭島市・八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体（株式会社野島工務店）へ】
今回は、解体工事の際に出る主なごみの種類や、ごみの処分方法に関するルールなどについて解説いたしました。解体工事をスムーズに進めるためには、ごみ処分も含めた一貫した対応ができる業者に依頼することが大切です。分別の徹底、リサイクル率の向上、適切な書類管理など、業者の対応力が問われる場面が多くあります。また、見積もり時には「処分費用が明確に提示されているか」「マニフェストの発行に対応しているか」なども確認し、不透明な部分がないかをチェックしておくと安心です。当社は昭島市・八王子市を中心として解体工事を請負っています。まずは見積りだけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
