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2025.05.03更新

解体工事における粉塵トラブルについて②

昭島市・八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。前回は、解体工事に伴って発生する粉塵が引き起こすトラブルについて解説いたしました。粉塵は衛生面など目に見える部分での問題はもちろん、目に見えない健康面の問題をも引き起こす危険性があり、常にトラブルの要因となることが多いものです。では、自分が解体工事の施主となった場合、どのような対応をすればよいのでしょうか。今回は解体工事の施主にむけて、粉塵トラブルをどのように防ぎ、また万が一トラブルが発生した場合に施主がどのように対応すべきかについて、詳しく解説していきます。

【なぜ粉塵トラブルが起きるのか?】

解体工事では、建物の構造材や外壁、内装などを壊す過程で、木くずやコンクリート片、塗装のカスなどが空中に舞い上がります。これがいわゆる「粉塵」で、特に風が強い日や乾燥している日には、広範囲に飛散してしまうことがあります。

この粉塵が近隣の住宅や商業施設、駐車中の車両などに付着すると、「洗濯物が汚れた」「車が粉まみれになった」などの苦情に発展することがあります。特に住宅地では、日常生活への影響が直接的なだけに、住民からのクレームは深刻になりがちです。

【解体工事中の近隣トラブルは施主にも影響が】

「粉塵の問題は業者が対処するもの」と考える方もいますが、実際にはそうとは限りません。工事に関する苦情が発生した場合、施主が直接責任を問われるケースもあります。例えば、施主の名前が書かれた看板が現場に掲示されているため、近隣住民が真っ先に連絡してくることがあるのです。

苦情が複数寄せられた場合、行政が指導に乗り出すこともあり、最悪の場合は工事の一時中断を命じられることもあります。こうしたトラブルは、工事のスケジュールに遅れが生じるだけでなく、その後の新築工事にも影響を及ぼす可能性があります。

そのため、施主としても事前に工事の影響を把握し、必要な注意や確認を怠らないことが非常に重要です。

【クレームが発生した場合の施主の対応方法】

実際に粉塵トラブルによるクレームが発生してしまった場合、最も重要なのは「迅速に対応する」ことです。時間が経つにつれて、苦情を申し入れた側の不満や怒りは大きくなっていきます。早めに対応することで、事態が大きくなるのを防ぐことができます。

具体的には、まず解体業者と情報を共有し、どのような状況で苦情が発生したのかを確認しましょう。そのうえで、施主自身が近隣の方のもとを訪れてお詫びをし、誠意を持って対応することが大切です。

誤解が生じている場合でも、説明を丁寧に行うことで相手の理解を得られる可能性が高くなります。対面での謝罪が難しい場合は、電話や手紙などでも構いません。とにかく、「対応する姿勢」を示すことがトラブルの拡大を防ぐ鍵となります。

【クレームを軽視すると起こり得る問題】

粉塵によるトラブルを「仕方がない」と軽視してしまうと、より深刻な状況に発展する可能性があります。例えば、近隣住民が行政や弁護士、行政書士などの第三者機関に相談し、正式な抗議や申し入れが行われるケースもあります。

そうなれば、工事が一時的にストップするだけでなく、民事的な問題(損害賠償など)に発展するリスクも否定できません。たとえ工事が数日間中断するだけでも、業者や施主にとっては大きな痛手になります。

そのため、クレームを受けた場合は「小さな問題」として片付けるのではなく、「大きなトラブルの芽」として受け止め、適切に対処していく必要があります。

【トラブルを未然に防ぐ意識が大切】

粉塵トラブルに限らず、解体工事における近隣トラブルを防ぐためには、「周囲への配慮」が何より重要です。工事は自分の敷地内で行われるものではありますが、その影響は周囲に及びます。だからこそ、工事前から近隣への気配りや丁寧な説明を心がけることで、無用なトラブルを未然に防ぐことができます。

また、現場でのマナーを守ることもポイントのひとつです。作業中に騒音や粉塵が発生するのは避けられませんが、現場を清潔に保つ、車両の出入りをスムーズにするなどの工夫によって、周囲からの印象は大きく変わります。

施主自身も「現場任せ」にせず、定期的に状況を確認する、業者と密にコミュニケーションを取るなど、積極的に工事に関わっていくことで、トラブルの発生を減らすことができるでしょう。

【昭島市・八王子市での解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、解体工事に伴って発生する粉塵トラブルについて、施主の立場から考えた対応方法を中心に解説いたしました。粉塵は解体工事を行うにあたってどうしても発生してしまうものであり、完全にゼロにすることは難しいものの、施主のちょっとした配慮や行動によって、被害や苦情の発生を最小限にとどめることが可能です。近隣住民との良好な関係は、解体工事だけでなく、その後の建築工程にも好影響をもたらします。何かトラブルが起きた際にも、これまでの信頼関係があるかどうかで対応のしやすさが変わってくるのです。ご自身が施主となって解体工事を行う際は、ぜひ「自分の家の工事だからこそ、周囲のことも大切にする」という視点を大事にしてみてください。昭島市・八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、株式会社野島工務店へご相談ください。

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