昭島市・八王子市で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。前回は、車庫解体を依頼する際にかかる費用相場について解説いたしました。車庫を解体する際、費用を少しでも抑えたいと考える方は多いでしょう。住宅街など重機を使用しにくい場所では、解体作業に伴う費用が高額になることも珍しくありません。今回は、費用を抑えながら車庫解体を行うための具体的な方法について詳しく解説します。
Contents
【費用を抑えるためのポイント】
1. 自分で解体を行う
簡単な構造を持つカーポートタイプの車庫であれば、DIYでの解体を検討するのも一つの方法です。カーポートは、アルミやスチール製の簡易な構造が特徴です。これらは専門知識がなくても比較的容易に分解できます。
ただし、作業時の事故防止対策を最優先に行ってください。一人での作業は非常に危険を伴うため、必ず複数人で行いましょう。また、必要な工具や安全装備を事前に揃えておくことが重要です。例えば、インパクトドライバーやセイバーソー、ゴム手袋などが役立ちます。
また、DIYで解体を行う場合でも廃材の処分は適切に行わなければなりません。廃材を一般ゴミとして廃棄することはできないため、専門の廃棄物処理業者に依頼する必要があります。
2. 業者に見積もりを依頼する
解体費用は地域によって大きく異なります。近くの解体業者に依頼するのも便利ですが、少し範囲を広げて近隣の市町村にある業者に見積もりを依頼することで、コストを削減できる場合があります。同じ作業内容でも費用に大きな差が出る可能性があります。
また、都市部では事務所の賃料や人件費が高く設定されているため、総額が割高になる傾向があります。一方、都市部から離れた地域の業者は比較的低コストで作業を請け負ってくれることが多いため、費用の節約が期待できます。
3. 廃材のリサイクルや買取を活用する
解体で発生する廃材を再利用できる場合、処分費用を削減することができます。リサイクル業者に依頼をすれば、鉄骨やアルミ製の廃材を「再生資源」として買い取ってもらえるケースがあります。
・鉄骨車庫の場合
鉄くずとして高値で買い取ってくれる業者も多く、処分費用を大幅に削減できます。近くのリサイクル業者に問い合わせるのが良いでしょう。
・アルミ製の車庫の場合
アルミもリサイクル価値が高いため、業者によっては現金化できる可能性があります。特に、アルミニウム価格が高騰している時期には、より高い買取価格が期待できます。
4. 補助金や助成金制度を利用する
自治体によっては、解体費用の一部を助成する制度がある場合があります。これは特に、空き家や老朽化した建物を解体する際に適用されることが多いです。通常、車庫単独での解体では補助金を受けられないケースがほとんどですが、家屋と車庫を同時に解体する場合など、特定の条件を満たすと利用可能になることがあります。自治体の窓口で確認すると良いでしょう。
【自分で車庫を解体する際の手順】
簡易な構造のカーポートを自分で解体する手順を紹介します。
・屋根部分の取り外し
ポリカーボネート板やFRP板で作られた屋根材を一枚ずつ外します。これにより、骨組みが露出します。
・骨組みの分解
アルミやスチール製のフレームをインパクトドライバーで慎重に外します。取り外した部品は紛失しないようにまとめておきましょう。
・支柱の切断
地面に固定されている支柱をセイバーソーで切断します。この作業には専用の工具が必要です。
・補修作業
地面に残った切断部分をモルタルで埋め、安全性を確保します。
・廃材の処理
発生した廃材を産業廃棄物処理業者に依頼して適切に処分します。
【車庫解体を検討すべきタイミング】
以下のような状況に該当する場合は、早めに車庫の解体を検討することをおすすめします。
・災害による損傷
台風や地震で損傷した車庫は倒壊のリスクが高まります。万が一倒壊した場合は、自身だけではなく周りの人に被害を及ぼす危険がある為、倒壊しそうな車庫はすぐに修繕や解体といった対処をしましょう。
・老朽化が進行した場合
車庫の種類によって耐用年数が異なりますが、木造車庫であれば20~30年、鉄筋コンクリート車庫であれば30~50年が目安です。一般的に普及しているカーポートの場合、耐用年数は約15年とされています。
・家のリフォームや建て替え時
車庫が新しい設計に適合しない場合、解体を検討するのが良いでしょう。
【解体業者を選ぶ際のポイント】
解体業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
・信頼できる業者の選定
地元の業者であれば、地域特性や条例を熟知しているため、スムーズに工事が進められるでしょう。口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
・複数の業者から見積もりを取る
一つの業者だけでなく、複数業者から見積もりを取り、適正価格を把握することが重要です。
・作業内容と費用の明確化
廃材処理費用や申請手続きの代行費用が含まれているかを確認しましょう。
【車庫解体はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、車庫解体をする際にできるだけ費用を抑えるためのポイントについて解説いたしました。多くの業者から見積りをとることや、補助金の活用、さらには自身で解体作業を行うことで解体コストを削減できます。複数の選択肢を検討し、自分に合った最適な方法で車庫解体を進めてください。昭島市・八王子市で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。