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2025.04.14更新

井戸の撤去について②

昭島市で解体業を営んでいる、株式会社野島工務店です。前回は、井戸の種類や撤去方法についてご紹介しました。今回は、井戸を撤去する際の注意点や、費用相場について解説いたします。井戸の撤去をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。

【井戸の撤去・埋め戻しで知っておきたい重要な注意点】

井戸の解体や埋め戻しは、見た目以上に慎重さが求められる作業です。単に井戸を埋めるだけでは、不十分で問題が生じる可能性があります。地下水や地盤への影響を考慮した適切な処置が必要となります。

・水質保全への徹底した配慮

井戸の埋め戻しで特に重要なのは、水質を保全することです。現在でも多くの地域で、地下水が生活用水や農業用水など、さまざまな用途に利用されています。不適切な処理によって地下水が汚染されると、周囲の住民や環境に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

井戸内部に溜まった落ち葉やゴミなどをまず徹底的に取り除きます。その後、適切な砂利や土を選び、地下水の流れを妨げないように埋め戻します。

地下水は周辺地域全体とつながっており、1つの井戸が汚染源となれば、大規模な環境問題につながる恐れがあります。そのため、井戸工事において水質保全への意識を高く持つことが欠かせません。

・地下の埋設物や建造物の確認が必須

井戸の埋め戻しを進める際、地下に埋設物や建造物が存在するケースがあります。これらは井戸の解体作業中に発見されることも珍しくありませんが、安易に撤去しようとすると問題を引き起こす場合があります。

過去には、地下構造物を不用意に撤去したことで周囲の地盤が不安定になり、建物が傾いたという事例があります。そのため、事前調査を入念に行い、地下構造物の存在を確認した上で慎重に作業を進めることが推奨されています。

・専門業者への依頼でリスクを軽減

井戸の解体・埋め戻しは、専門知識や経験が必要な作業であり、専門業者に依頼することをおすすめいたします。これにはいくつかの理由があります。

水質汚染リスクの軽減

 地下水への影響を最小限に抑えるため、適切な手順と素材選びが必要です。専門業者はその土地特有の地質や地域特性を熟知しており、適切な対応が可能です。

作業スペースの確保が難しい

 家同士が密接した住宅地では、狭い敷地内で作業を行うことが多く、重機の取り扱いにも熟練が求められます。

法律や安全基準の遵守

 井戸解体に関連する法律や基準を満たす必要があります。専門業者はこれらを理解し、適切に対応します。

【井戸解体費用の目安】

井戸解体の費用は、その井戸の規模や地盤の状況、さらに地域の特性によって異なります。一般的な費用目安を以下にまとめました。

・井戸のみを解体する場合

費用:150,000円~
井戸の直径や深さ、地質などによって価格が変わります。リサイクル素材を使用することでコストを抑える方法が広く採用されています。

・家屋解体と同時の場合

費用:100,000円~
家屋解体と同時に井戸を埋め戻すことで、コストを削減できるケースがあります。解体時に発生する基礎コンクリートの砕石を利用するためです。ただし、地盤条件によっては追加で砂を購入する必要があるため、費用が増える場合もあります。

・お祓いを行う場合

費用:30,000円~
井戸解体時にはお祓いを行う家庭が多く、神主や僧侶に依頼する形が一般的です。この費用には、玉串料(またはお布施)やお供え物の費用が含まれます。

【撤去前に再利用の可能性を検討】

井戸を撤去する前に、その井戸が本当に不要かどうかを見極めることが重要です。近年はは災害時の水源として、防災井戸の価値が再認識されつつあります。井戸の水脈が生きている場合、災害時の非常用水や生活用水としての利用価値が高まることがあります。

一方、枯れ井戸の場合や土地を売却する予定がある場合には、適切に埋め戻して次の所有者に引き継ぐことが重要です。不動産市場でも、井戸を適切に処理している土地は評価が高い傾向があります。

【防災井戸としての再活用が増加】

近年の防災意識の高まりに伴い、井戸を防災井戸として改修する動きが広がっています。古い井戸にポンプを設置し、電動と手動を併用可能にすることで、災害時にも水を供給できるようにする取り組みが増えています。

自治体によっては、防災井戸の整備に補助金を提供しているもあります。これにより、地域全体で防災対策を強化する取り組みが進められています。

【業者選びで重視すべきポイント】

井戸解体を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。以下のポイントを押さえておくと安心です。

・複数の業者に見積もりを依頼する

 相見積もりを取ることで、価格の相場や作業内容を比較できます。

・見積書の内容を確認

 作業範囲や使用材料、追加費用が明確に記載されているかを確認しましょう。

・地域の実績を重視する

 実績が豊富な業者は、地域特有の条件に対応する経験があり、安心して依頼できます。

【井戸の撤去依頼はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、井戸を撤去する際の注意点や費用相場などについて解説いたしました。現在井戸を使っていない場合や、土地の売却を考えている場合は、土地の有効活用や資産価値の向上のために解体してしまうこともひとつの方法です。昭島市・八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。

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    現地調査

    エコ・クリーン解体が実際に解体をご希望されている建物へご訪問し、状況をみて実際に用いる解体手法などを確認させていただきます。

  3. お見積提出

    お見積提出

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  4. ご契約

    ご契約

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  5. 建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法の届出

    建設リサイクル法とは、端的にいうと廃材の適当な処理や再資源化を促すための法律です。解体工事を行う場合必ず必要な届け出となります。エコ・クリーン解体ではこういった手続きもサポートさせていただきます。

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    エコ・クリーン解体は解体工期にこだわります。無理のない解体計画を組んでいるので、安全第一の解体工期を行いつつ、不測の事態さえなければ解体工期通りに完工致します。

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多くの解体会社は拠点から車で片道1時間以上かかる地域まで営業エリアにして施工をしています。ですが、片道で1時間もかかってしまうと、もしも現場で“何かあった時”担当者が現場に向かうのも1時間という長い時間がかかります。また、解体工事の場合基本的に距離が長くなればなるほど、費用は高くなります。トラックが長く走る分だけ費用が上がります。

"もしも"の時、担当者がすぐに駆け付けられる距離というのは安心感がありますよね。

また、施工エリアを拠点の近くに絞ることで、毎日お伺いすることができます。毎日の進捗状況を見て、毎日お客様にお会いすることで、すべてのお客様に安心感をもっていただくことができるのです。

私たちの工事はすべてのお客様に『笑顔』と『安心』を届けることが第一ですので、施工エリアを東京都昭島市・八王子市に絞り、ご対応させていただいております。